ニース杯男子 ドミトリエフ久々の表彰台、田中刑事くん3位


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ニース杯ウェブサイトより


昨日ニース杯男子が終わりました。この大会はオータム・クラシックとかぶっていることもあるのでしょう、CS(チャレンジャーシリーズ)としてではなく普通のカレンダーコンペ、所謂ISU公認大会として行われました。

男子リザルト

男子FSプロトコル



優勝はロシアのアレクサンドル・ペトロフ。彼はJGPSにも出場しており、またフィンランディア杯でも台乗りを果たしました。
むしろシニアで滑っている方がのびのびとしているような感じ。安定感は抜群です。
あれはシニアプロとジュニアプロとを滑り分けているわけですが、ご存知のようにシニアのFSプロはジュニアより30秒長い。たかが30秒、されど30秒です。シニアに上がったばかりの選手が技術はあるのに、後半になってバテバテになっていた姿を見たこともある方も多いと思います。
まだまだ少年の体型ですが、かなりスタミナがあるようですね。

アレクサンドル・ペトロフ FS



2位は同じくロシアのアルトゥール・ドミトリエフJr.。古くからのスケートファンの方には馴染みの名前でしょう。彼の父はペアの名選手で、五輪金2つ、銀1つを持ち、数々の名プログラムを残したレジェンド、といってもいい選手です。
そんな父を持った彼ですから、かなりの重圧もあったと思うのですが、ケガや不調にも負けずよくここまで続けてきてくれました。
本当に、彼の姿を国際大会の、それも表彰台で見ることができたのは本当に久しぶりで嬉しくて。
特に、PCSがこれほどもらえるようになっていたとは!
体型を見てもわかりますが、ジャンプが跳べない間にかなり陸トレをしたり、基礎練習をしたりしたのでしょうね。特にSPでもFSでもレベル4のステップに加点をもらっていました。
もうちょっとフリーレッグの動かし方がキレイになるとモタモタした印象を与えなくなるんじゃないかな。
アルトゥール・ドミトリエフJr. SP


アルトゥール・ドミトリエフJr. FS

FSのみでは3位。なんと、3連を2回跳んでしまうというミスを侵して、後半の3Lz-2T-2Loがノーカンになってしまいました。それに気づかず演技終了後にガッツぽ・・・・・(TLからはガッツポーズしてる場合じゃなかろう!と一斉にツッコミがww)


そして、3位は田中刑事くん。ノーブルな滑りにこの衣装、そして「椿姫」という演目もとてもあっていました。
田中刑事 FS


4位は坪井遥司くん。この坪井スワンはとても好きなので持ち越してくれてとても嬉しい。昨年の全日本選手権でのこの演技は素晴らしかった。またノーミスで見せてもらいたいものです。
坪井遥司 FS


カレンダーコンペはまだまだ体調が十分でなかったり、ジャッジの点数などと引き比べてプログラムを変えていったりする機会でもあるので、必ずしも棄権=怪我というわけではありません。
また、前回の大会でポイントが取れれば、無理して出場しない、ということもありえます。
特に欧州の多くの選手の最終目標は年明けの欧州選手権ですし、どの大会を重要視し、ピークを何処に持っていくかはその選手しだいです。




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10代、20代、30代の表彰台 ―ネーベルホルン杯男子


ぶろぐめも


昨日、ネーベルホルン杯が終了しました。上の写真は表彰式後のものですが、座り方にも性格が現れていて面白いですね。
ジェイソン、ブレジナ、メンショフ、おめでとうございます。

そして、上の写真で気づいた方もいるかもしれませんが、なんとこの表彰台の年齢が。。。
ジェイソン・ブラウン(19)、ミハル・ブレジナ(24)、コンスタンチン・メンショフ(31) ←背番号ではありませんよw
タイトルにも書いたように10代、20代、30代の表彰台となったのでした。
それも、クワドレスでスケーティング勝負でトップを取った10代のジェイソン、SP,FSとも4回転ジャンプのコンビネーションを入れた30代のメンショフ。
スケートの形、選手の個性というのは改めて様々なのだなぁ、と思います。

ちなみにこの3人ですが、3位の選手がスケートを始めた頃は2位の選手は生まれていませんでした。1位の選手がハイハイからよちよち歩きになるころには、3位の選手はノービスの大会に出始め、ジャンプをガンガン跳んでいました。
・・・・・まあそう考えると、メンショフのアスリートとしての息の長さに感嘆せざるをえないのですが・・。

リザルト
男子SPプロトコル
男子FSプロトコル

となっています。
では、ジェイソンのFS



ブレジナのFS


メンショフのFS



ジェイソンファンの方が、「彼にしてはスケーティングにキレがない感じ。あくまでも彼比でだけど・・・」とおっしゃっていたのと、メンショフが6分間練習の際に、「クワドは複数本入れられない。跳んだあとに回復に時間がかかりすぎる」とコメントしていたこと、また、後半部分になって崩れる選手が多かったことなどを考えると、ネーベルホルン杯の行われていたオーベストドルフがジャンプ台も設置されているような高地(標高800m~900m)であることも選手たちの体に影響を及ぼしていたかもしれません。
(※最初、標高8000m~9000m、と書いてしまいましてご指摘をうけて訂正いたしました)


フィンランディア杯も含めてですが、こういったカレンダーコンペ(今年からはチャレンジャーシリーズ、と呼ばれるものも出来ました)に何故トップクラスの選手が参加するのか?という疑問を持たれている方も多いと思います。日本からはフィンランディア杯に羽生君が参加予定でしたし、このネーベルホルンにもダンスやペアの一流どころがゴロゴロ参加していました。

特に今年は大幅にルールが変わり(シングル、ペアにおけるボーカル曲の認可、ダブルジャンプへのザヤックルールの適用など)、選手やコーチとしては特にボーカルを入れた部分がPCSんどれくらい左右するかを見てみたところだったかと思います。


以前こちらに書きましたが
ネーベルホルン杯を終えて-カレンダーコンペ(B級大会)の存在意義
こういった大会を「ドザ周り」と評価する方がまだいるのは大変残念なことです。
けれども、シーズンが変わってルールの変更があったときなどは、自らのプログラムがジャッジたちにどう評価されるのか、という指針を求めてGPSどころの選手たちもどんどん参加してきます。
そういった一流どころの選手を見て手本とし、憧れ、マイナー選手たちも育ってゆくのです。




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ネーベルホルン杯をもう一度見よう!

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先日終了したネーベルホルン杯ですが、かなりの数の動画が既にようつべにあがっていますが、上がっていないもの(EXや下位選手のもの)も、ライストの録画で見ることができます!

こちら→Nebelhorn Trophy 2014

下にずっとスクロールしていくとアイスダンスのSD、ペアSP、男子SP,・・・・・と表彰式も含め全カテゴリーを見ることができます。また、今回試験的に導入された採点システムに関するISU技術委員長のラケルニク氏のインタビューや、カワグチ&スミルノフペアのコーチのタマラ・モスクヴィナ女史のインタビューも入っています。
(ヒアリングの達者な方、ぜひtwitterかブログに落としてください)

これらの画像がいつまで保存されているかわかりませんが、メ~テレ杯も、TV放映が終わってからでもこういうことをして下されば・・・



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若草色のアルテミス ―ろしあんずのニース杯

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ニース杯、女子の表彰台です。優勝はロシアのマリア・アルテミエワ。
足の怪我でしばらく国際舞台に出てこれなかったので、本当に彼女もコーチも嬉しかったことと思います。
ニース杯リザルト

こちらがSP.若草色の衣装が素敵です。
Maria ARTEMYEVA SP CUP OF NICE 2013


SPで3Lz-3Tを含むジャンプをすべてクリアに決めてダントツのトップに立つと、そのまま優勝。
しなやかな動き、高いトウジャンプ、ポジションの美しいスピン。これでフリップのエラーが取れれば、世界でも戦えるでしょう。リハビリ中にどんどん若い子が出てきて、焦っては怪我がぶり返す、連盟も若い子優先にしますから本人は更に焦る、のループだったようですが、今シーズンは初頭の国内戦からいい演技が続いています。

こちらFS,
Maria ARTEMYEVA LP CUP OF NICE 2013


もう一度カレンダーコンペの出場を予定しているそうなので、とても楽しみです。おそらくNRW杯かゴールデンスピンになるのかな。SPで3Lz-3T、FSでは3Lzを二本(1本は後半)セカンド3T持ち、ということでジャンプのレベルとしてはGPS出場選手クラスですから、ワクワクしますね。年齢的にもまだ20歳、ソチには間に合わないとしてもこれからの活躍が期待できます。

ちなみに彼女は現在メンショフさんの恋人で、今回はカップルで台乗りを果たしたことになりますね。2人とも喜びもひとしおかと。


そして、ロシアはこのニース杯、男子を4人送り込んできました。GPS枠の少ない現在、少しでも国際経験をさせて若手の底上げを図りたいところです。そして、今回それぞれ結果を出すことができました。


まずはSPでクワドルッツを成功させたヴラディスラフ・セズガノフ。メンショフさんとともにルカヴィツィンコーチの門下生である彼ですが、182センチの上背と手足の長さでリンク上では非常にダイナミックに見えます。
ぜひ直接観戦してみたいスケーターの一人。

では、4Lzを決めたSP.


ルカコーチによれば、これからはFSにもクワドルッツを入れていきたい、とのこと。そしてカレンダーコンペで200点を超える点数を出すことができたことは彼にとって非常に大きいこと、といっていました。これからが楽しみです。


そして、台乗りしたメンショフさんとブッシュに関しては昨日の男子特集で触れましたが
戦う準備は整った!三者三様の喜び ―ニース杯男子

もうひとり、ほとんどこの大会が国際デビューとなった選手がいました。セルゲイ・ボロデュリンです。
彼はバンクーバー五輪代表となったアルチョム・ボロデュリンの実弟です。やはり兄弟、面差しや体の動かし方が似ていますね。SPでは硬くなってイマイチだったようですが、FSではのびのびと滑れていたようで順位も上げ、総合7位でフィニッシュしました。

こちらFS
Sergey BORODULIN LP CUP OF NICE 2013


ストリーミングで見ている限り、男子の面倒は全てルカヴィツィンコーチが見ていたようでした(本来のルカさんの弟子はメンショフさんとセズガノフ)

特にブッシュとメンショフの時は2,3位と滑走順も隣り合ったっていて点数も僅差でしたが、分け隔てなく面倒を見ていたのには感動しました。

4人参加した男子の全員が8位以内、女子は優勝、ということはロシアとしては非常にいい結果であった、と言えるのではないでしょうか。

ルカヴィツィンコーチ、本当にお疲れさまでした。


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戦う準備は整った!三者三様の喜び ―ニース杯男子

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ニース杯男子、最終的な結果が出ました。男子リザルト

男子FSリザルト
男子FSプロトコル

男子オタのみなさんの中でも、このなかで嬉しかったのはトマシュ・ヴェルネルの優勝ではないでしょうか。先日のオンドレイ・ネペラの優勝がフロックではない、彼の本格的な復活の兆しである、と確信を持てた演技だったと思います。ここ何年か低迷が続き、今年はGPS枠すらなくしてしまっていた彼。五輪年の今年に間に合ってくれたのは本当に喜ばしいことです。
本当に彼のジャンプの美しさと足元は絶品で、東のP・チャンか、西のトマシュ・ヴェルネルか、と私個人では思ってます。

そんなトマシュのFS.



そしてメンショフさん。(なぜ、彼だけが「さん」付けなのかはわかりませんが、何故か落ち着いた佇まいがそうさせてしまうのかな。理不尽な扱いや阻害を受けても、文句ひとつ言わず淡々と受け止め、逆にそれを自分の成長に養分に変えてしまうような、そんな大人(たいじん)の雰囲気を感じるからでしょうか。インタビューを訳していると、本当にそれを思います。)
そんな彼でも、脱臼から立ち直りかけたところに再度の負傷、国内戦では38度の発熱と嘔吐の中での演技で、FSでは途中で棄権しかけた、という今回の状況(なんとか滑りきり7位)にはくじけかけもしたようです。
4Tを跳ぶ際にはまだ肩の痛みが残る状態。そして、もうこれ以上悪いことは起こらない、この怪我とは付き合っていくつもりでやっていこう、とにかくやるだけだ。というつもりで臨んだようです。
そして、僅差の3位のブッシュがクワドを入れる素晴らしい演技をし、彼は何としてでもクリアな演技をしないと上位を保てない、という状況になります。

そんなメンショフさんのフリー。


次にブッシュ。彼は一時はヴォロノフとともにウルマノフのところでコーチを受けていて、ガチンスキーと並んで次代のロシアを担う存在、とも言われていました。Jr.のころは明るい金髪にきのこ頭で、オタからは「小プル」とよばれていたりしました。似ている、と思ったのはロシアンジャーナリズムもみたいで、メンショフさんの優勝した2001年のナショナルでメンショフさん、ガチ、彼で表彰台となった時のプレカンで、「プルシェンコに似ている、と言われていますがそれについてはどう思いますか」などと聞かれていました。
そんな彼でしたが翌シーズンからはなかなか結果が出せず、コーチ変更もしたりして悩んだ時期でもあったようです。とにかく彼の場合、ジャンプが不安定でSP,FSがなかなか揃わないのが頭打ちになっていた原因でした。
しかし、この大会ではやっと揃えることができました。
これで彼も再びロシアン若手男子の争いに入ってきてくれれば、と思います。

ブッシュのフリー



トマシュ、メンショフ、ブッシュ、と三者三様の復活の喜びのあったニース杯の表彰台でした。


ただ、この試合にはろしあん男子は4人出場していたのですが、その4人ともをルカヴィツィン氏が見ていたのでした。特にすごいシーンだ、と思ったのはSPを僅差で2,3位で終えたメンショフさんブッシュをともにきちんと見ていたこと。もちろん自分の直弟子はメンショフさんですが、ブッシュの滑走直前には、しっかりと腕を握ってアドバイスを与えていました。そしてキスクラにも最後まで付き添い(ストリーミングを見ていた方ならわかると思うのですが、この大会は得点が出るまでちょっと時間がかかってました)、メンショフさんは一人でリンクに出て行きました。

怪我上がりの自分の生徒が今預かっている他のコーチの生徒と順位争いをしている、そんな中でぼっちキスクラにせず最後まで付き添った。
これはメンショフさんとルカヴィツィンコーチの間に全幅の信頼感があった、ということと、メンショフさんの気持ちの強さでしょう。

結果論ではありますが、ブッシュとメンショフさんの最終的な差は2点ちょっと。
ステップアウト1つでもあれば簡単にひっくり返っていた差です。(SP終了時は2点弱、FSで少し開いた)
もしひっくり返っていたら、あの時自分が出走前に一言かけてやっていれば・・と思ったりはしないのでしょうか。

藁にもすがりたい、こんな切羽詰まった状況で、自分のコーチは他の選手を見ている。
そんなとき、選手は何を思うのでしょうか。

かなりキツかったんじゃないかと思うんですが、それを乗り越えてこの順位を保ったのは彼の精神力の賜物だと思います。

そして他のコーチ達からも選手を任されるルカヴィツィンコーチの人柄でもあるのでしょう。

(長くなりそうなので、女子も含めてニース杯については近日中にまた触れます、よろしく)

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ニース杯男子SPはクワド祭り!―メンショフさん2位

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25日にニース杯男子SPが行われました。昨年はSPの最中に停電とかあったりしましたが、今年は無事に終了。

男子SPリザルト
男子SPプロトコル

プロトコルを見てもわかるとおり、なんと男子5位までの選手がクワドを入れてきていたんですね!


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特にセズガノフ(写真右、左はメンショフ)はなんと4Lz!
あんまり軽々跳んでいたので、Lz得意な彼にしては足元乱れたな、くらいにしか思わなくて、プロトコルを見てびっくり。

怪我の回復が思わしくなく、このニース杯が今シーズンの国際戦初戦となったメンショフさんのことも不安でたまりませんでしたが、さすがベテラン、きっちり合わせてきてくれました。



まだ肩に負担がかかるのか、若干国内戦とは振り付けを変えてきていましたが(右手を高く上げるところとか)3Aクリーン、4T-3Tオーバーターン、3Lzステップアウト、お手つき(プロトコルではDid.取られてましたがあれはきつい。。。)

今年も素敵なプログラムを見せてくれました。
逃げてしまった鳥が最後に帰ってきてくれて、それを優しく手のひらで抱きしめてる、って感じのイメージかな。彼自身の今までのスケート人生がオーバーラップして仕方なかったです。
そして特に、終わったあとに「ニコッ」という感じに微笑んだのがとても印象的で・・
おそらく、滑りきれるか本人も不安だったんだと思います。クワドを跳ぶときはまだ肩に少し痛みがあるそうですが、焦らずNHK杯に向けて頑張ってもらいたいです。


そしてこちらが4Lz認定されたセズガノフ。身長182cmあるそうで、長い手足を存分に使った面白いプロになってます。また、長身ジャンパーは着氷が難しいのですが、Lz,Tの2種クワド持ちでもあります。



トマシュも好調を保っていますし、ブッシュもかなり調子を上げてきました。
SPでは出遅れ気味だったペーターもFSではクワドを入れて来るかもしれません。

今日のFSが楽しみです。



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女王、帰還せり−NRW杯女子

このNRW杯で最も話題になったのは、バンクーバー五輪チャンプ、キム・ヨナの1年8ヶ月ぶりのカムバックでしょう。
SP,FSともダントツの1位で優勝したわけなのですが・・・

男女シングル、ペアSPリザルト&動画一覧

男女シングル、ペアFSリザルト&動画一覧

なんかやたらとTLやスケート関連のサイト、動画などが荒れていて・・・
なんでこれほどの騒ぎになるの?と私としては???状態です。

直近の五輪金メダリストのカムバック、ともなれば世界的な注目を浴びるのは当然ではないのでしょうか?


こちらSP
http://www.youtube.com/watch?v=ATR6g__rqpI



これだと3Lz−3Tコンボの前に足元が切れちゃっててよくわかりませんが、上体の動きからすると多分助走の際にクロスロールが2回入ってるんじゃないでしょうか。ということは、リカバリー対策もしっかりしてきてる、ということですよね。

今回はワールドのためのミニマムスコアをクリア、というのが最低条件でしたから、「足慣らし」的な意味でももっと難度を下げてくるかと思いましたが・・3Lz−3Tをしっかり戻してきていたのにはやはり元女王のプライド、というか凄みを感じました。

こちらFS
http://www.youtube.com/watch?v=YRi70yd1UAA


こちらでも綺麗な3Lz−3T、そして後半に3Lz。現在エラーなしの3Lzを2本(それも1本は後半)に入れられる女子自体がレアなうえ、セカンド3Tがこれだけきっちり付けられる、ともなれば点数は出るでしょう。
1Aー1Tー1Loに関してはいろいろおっしゃる方もいますが、ただでさえ難しいムーブからの入りの2Aからの3連、そのファーストの2Aがパンクしてシングルになったにもかかわらず、シングルでもセカンド、サードをきっちりと付けた、というところはやはりなかなかできないと思います。実際、あそこが1Aのみだったとしてもミニマムスコアはクリアできていたし、順位も変わりません。
しかし、何が何でもコンボ券を使い切る、という姿勢、もし大きな大会で順位が競っていた時、こういった精神力は生きてくるのではないでしょうか。


点数(特にPCS)について色々言う方もいらっしゃいますが、今まで新採点で、実績を持つ選手がブランクからカムバックしてすぐに、以前とほぼ同じような点をもらった、というケースはいくらでもあります。

バンクーバーに向けてカムバックした雪組、プルシェンコ、ランビエール、そして高橋君。

特に長めのブランクの後、B級(この言い方あまり好きではないんですけれどね)でカムバックした、という意味では2009年のネーベルホルン杯でのランビエールが、まさに今回のキム・ヨナと同じケースでしょう。この時のネーベルホルン杯は五輪予選をも兼ねていて、当時スイスは五輪枠を持っていなかったため、ここで勝ち抜かなければ自らの五輪出場も不可能になる、という状況だったのも今回のキム・ヨナと似ています。

2009年ネーベルホルン杯プロトコル
男子SP
男子FS


ブランクのあった第一人者がカムバックした場合、技術を保っていたならばそれまでと同じ点数が与えられるのは珍しいことではありません。( ランビエールで言うならキレのあるスピンとクワド、ヨナで言うならエラーのない3Lz、安定したセカンド3Tでしょう。)

ちなみに高橋君が怪我からカムバックしたフィンランディア杯のリザルトはこちら


ランビやプルや雪組が五輪に向けてブランクを経てカムバックした時、あれだけ
「おかえりなさい!王者たち!」
という感じで迎えていた人々が、なぜにキム・ヨナだと叩くのか、私は不思議でなりません。


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プロフィール

Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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