ステップにテロップ!?・・なんじゃそりゃあ! 2013世界選手権 男子SP

20130314-00000053-jijp-000-1-view.jpg



昨日行われたフィギュアスケート男子SP.高橋君が日本人選手の中では最上位で終えました。流石にベテラン、ここぞ、というところでは頼りになります。
P・チャンはこれぞ絶対王者、という感じ。私的には100点超でも文句なし、という感じです。そして、ここのところ何年かジャンプの不調の続いていたデニス。素晴らしかったですね。ケヴィンもものすごくスケーティングが上手くなって。ジャンプの回転不足が少なくなったのも、スケーティングにスピードが付いて、ある程度大きさのあるジャンプが跳べるようになったからではないかと思います。

が!これだけは言っておきたい。高橋君の演技中、それもステップの際に、足元に広告テロップがどーん!
あのね、スケートは滑るもんなんです。何で?靴についてるブレードで、です。
滑り、を見る最大の山場であるステップの際に、そこを写さないでなんとする!
まして高橋君は若い頃から「情熱のステップ王子」(笑)なんて二つ名が付けられていたほどのステップの名手。ある意味では、ジャンプより、スピンより、そこを楽しみにしているファンは多い。
ランビエールのファンが彼のクワドよりスピンが見たい、というようなものです。

スポーツ中継において、その競技の見所がなんなのか、を知っていないからこういう馬鹿なことをする。

日本のスポーツ中継は、野球や陸上競技から始まりましたが、今回の失態は、野球中継で例えればこんな感じです。
妄想で作ってみましょうか。

++++++

WBC準決勝、日本は先発前田健太、能見、杉内、澤村、摂津、とつないで9回表まで0-0.いよいよサヨナラのかかった裏の攻撃へ。
そして、ワンナウト3塁、バッター稲葉、という場面がきます。
(実況)
「さあ、決勝進出のかかった最終回。いよいよ侍ジャパン、ここまで来ました。サードにはサヨナラのランナー坂本。序盤は不調に苦しみました。しかし、今日は好守を連発してピッチャーを盛り立てています。そして打席は稲葉。侍ジャパン最年長、精神的支柱です。先発のマエケン、2番手を託された能見、相手打線をピシャリと抑えてここまで来ました。あとは打線に託すだけ、2人が並んで祈るように打席の稲葉を見つめています。
セットポジションから・・ピッチャー投げた、打球は、右中間に上がる、深いところ、しかしセンターは俊足、追いついた、犠牲フライになるか、サードランナータッチアップ、しかしここで外野から矢のような送球が返ってくる、
(とここでセンターカメラに切り替わりキャッチャーとホームベース上がアップに)
間に合うか、間に合えばサヨナラ、アウトなら延長、審判の手は・・」

というところでホームベース上を覆い隠すようにどーん!とテロップが出たようなもんです。

マジ、暴動ものですよ。スポーツに対する犯罪です。

ちょうどこういう場面です。これは犠牲フライではないですが、ホームベース上のクロスプレー、という点で

4/22/2012 イチローレーザービームで福留ホームタッチアウト!


こういう場面でテロップ出しますか?それと同じことです。

++++++++

どうしてもテロップを出さなければならないのなら、縦型にして、左右どちらかの端っこに出して欲しい。大体ステップの際は流し撮りにして選手が中央に来るように撮影している場合が多いですから。
私的にはリンクを大きく使ってステップシークエンスを行う選手にはある程度俯瞰映像で移してくれた方がそのエレメンツのスケールの大きさが分かって良いですが・・
どうしようもない実況はスルーしていればすみますが、これは本当にひどい。

中継局には猛省を望みます。

というわけで高橋君のSP.


2013 世界選手権 高橋大輔 SP daisuke takahashi





ぽちよろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村

こちらも
blogram投票ボタン<

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

このエロ胡散臭さはモロゾフの憑依? 2013年世界選手権 ペアSP

651004690.jpg


今日からフィギュアスケートの世界選手権が始まりました。まずはペアSP.

リザルトがこちら
プロトコル

トップ通過はロシアのタチアナ・ヴォロソジャール&マキシム・トランコフ組でした。

ちなみにこのトランコフは、ロシアの男子シングル派遣の顛末について以前書いた「トランコフの反乱」の首謀者(笑)です。

「トランコフの反乱」http://svoro.blog38.fc2.com/blog-category-12.html
年齢的な面もあって、ロシアンスケーターたちの兄貴分的存在、という感じですね。
ただ、苦労人な一面もあって、若くてまだ補助もろくにもらえなかった時期はリンクそばの休憩室のようなところに同じペアのスミルノフとともに寝起きしていて、夜中に空腹になると(そりゃー、若いんですしお腹もすきますよね)2人で厨房に行って「なんか残り物ないかな?」と言っていたとか、インタビューで笑い話として話していたことがありました。

こちらが今年のワールドSP。いや、私このプロたまんなく好きなんですよね。(好き嫌いが分かれるプロかな、と正直思うんですが)
このエロ胡散臭さが何とも言えない!
またこれにマックスがノリノリだし。これぞ顔芸満載、というか、ドヤ顔でボスの女かっさらって逃げる若頭、みたいなww。まるでモロゾフが憑依しているかのようwww




この組はバンクーバー五輪後に結成したばかりですが、お互い選手として完成されていた、ということもあいまって、素晴らしいペアになりました。ターニャが以前組んでいたスタニスラフ・モロゾフは怪我などがあったこともあり、いまいちターニャの身体能力を活かしきれていなかった感じでしたが、マックスと組んでからはドンピシャ!
マックスも以前の相方がコーチと恋仲だった、といういかにもロシアンらしい理由(笑)からか、いまいち萎縮気味だった感じですが、なんだかのびのびやれてる感じ。ターニャの方が年少なんですが、暴れ馬みたいなマックスを上手く御してる感じがしますね。

そして、この2人はあの東日本大震災の日、幻となってしまった東京ワールドのために来日していて、新幹線移動中(モロ組は福岡で練習していた)に地震に遭遇し、社内に閉じ込められてしまい、一時は連絡も取れない状況に陥ったのだそうです。
だからか、日本で行われたチャリティーショーにも何度か来てくれました。
DOIでは、彼らがリンクに登場する際のメッセージとして
「まさにあの震災の日、僕たちは日本にいました・・・」
と言った言葉が流れました。

そんな彼らが東京ワールドのために、と創ってくれていたEXがこれです。代々木でこれが演じられたなら、どんな拍手が起きていたでしょうか?
EC2012 EX Tatiana VOLOSOZHAR / Maxim TRANKOV


これは昨年のユーロのものですが、シェフィールドの会場では大ウケだったそうです。
どんな日本スポンサーの広告よりも、この演技から想起される「ニンテンドー」「スーパーマリオ」の方がインパクトがあったのではないか、と思えるぐらい。

そしてこのマックス、ユーロ直前にお父様のレオニード氏を亡くしたばかり。その悲しみをふり払うかのようにユーロは優勝を飾ってくれましたが、ここでもうひとつ、ワールドのメダルも持って帰ってあげてください。

上位3組、さほど差はありませんから、FS勝負になりますね。マックスはソロジャンプが鬼門かな・・
とにかく、どのペアも悔いのない演技をしてもらいたい、と思います。成績はそれについてくるものですから。


ぽちよろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村

こちらも
blogram投票ボタン<

「P・チャンは世界王者にふさわしかった」ロシア人コーチ、エフゲニー・ルカヴィツィン、世界選手権総括 

エフゲニー・ルカヴィツィン・・・といっても誰?という方が多いかもしれません。

現在マカロワやメンショフなどのコーチの、大柄で坊主頭の、まさに「インテリジェントな海坊主」という雰囲気の方です。

↓冒頭とキスクラにいる白と黒の千鳥格子のマフラーをしてるおじさま(笑)
メンショフ 2011年欧州選手権


彼の今回の世界選手権(ニース)のインタビューがありましたので訳してみました。先ほどいくつかにわけてTLでもつぶやいたのですが、ここにまとめて。
かなり意訳が入っていますが、誤訳があったらご指摘ください。

++++++++
パトリック・チャンの世界選手権チャンピオンは正当である

「カナダのP・チャンはここニースで、彼にふさわしい勝利を得た。」
ルカヴィツィンは言った。
「チャンはFSで、4-3コンボを含む2本のクワドを決めた。確かに演技にはいくつかのミスがあった。しかし最終的にはそれを補ってあまりある素晴らしさがP・チャンにはあったと私は思う。確かに彼は完璧ではなかったし、アクセルの転倒もあった。しかし今日降りてみせた美しいクワドを見てもわかるとおり、彼は強い。正確な人間でもミスはする。私は彼の勝利が公正であったと思う。」

ルカヴィツィンは銅メダリストの羽生と、4位のジュベールに注目していた、と述べた。

「私は羽生に注目していた。彼は素晴らしい可能性を秘めている。限られたエリートの一人だ。このワールドでもトップスリーに入る。ジュベールに関しては4位は残念だが、仕方がないだろう、彼は力を出し切っていたと思う。」

期待されつつも9位と崩れてしまったスペインのフェルナンデスについては、過度の期待がスケーターを押しつぶした、と語る。
「今回、多くの人々が(これはフィギュアスケートとしてはスペイン初のメダルである、ということも鑑みてだと思います)彼にメダルを期待した。それが彼の中で大きな負担となったのだろう。スケーターの精神状態を分かってやって、それをフォローするのも指導者の大切な役割だ」
とルカヴィツィンは示唆した。

「「このワールドは、多くの人々が言うとおり、特に男子シングルにとって非常にハイレベルな大会であったと言うのが個人的な印象だ。各国のレベルは上がっているし、特にロシアは1枠となってしまったので、これからの我々の戦いは厳しいものとなるだろう」
とルカヴィツィンは締めくくった。

――本文――

+++++++

ルカヴィツィンは、ロシアの若手コーチの一人ですが、非常に新採点に向けての理解が深く、かつもののよく見える人だと私は思います。
どちらかというとジャンプ偏重で、国際大会でなかなかPCSが上がらないロシア選手の多いのを憂い、ルカヴィツィンコーチは昨年で現役を引退したアイスダンサー、ヴァレンティン・モロトフさんをルカ組のコリオアシスタントにスカウトしました。
実際、リンクで見本を見せられる指導者がいる、というのは選手にとってとても大きいメリットがある、と思います。そしてこのモロトフ、アシスタントだけではなく、ルカ組のノービスの子の振り付けも行なっているようです。こうやって、次代の指導者をも育てているのですね。

練習風景
Konstantin Menshov, SP 2011-2012, practice


モロトフ現役時代
Angelina TELEGINA Valentin MOLOTOV 2011 FD Russian Nationals (6位)


ぽちよろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村

こちらも
blogram投票ボタン

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

アリョンカお疲れ!素晴らしかったよ!スモールメダルおめでとう!

昨日は女子のSP.まあ色々とありますが、私としてはアリョンカ(アリョーナ・レオノワ)とクシューシャ(クセニヤ・マカロワ)がいい演技をしてくれたんで大満足!

アリョンカに関しては、ろしあん女子には今年JPSデビューしたリーザことエリザヴェータ・タクタミシェワはじめ、Jr.っ娘たちに才能あふれる選手が多いせいか、彼女は内外から「ソチまでのつなぎ」的な言われ方をずってされてきて、いまいち私はそれが残念だったのですが・・

もっともっと評価されていい選手だと思うのですよ。

この大会でなんとかチャンスをつかんで台乗りしてもらいたいです。

確かにジャンプ構成に関しては、Jr.っ娘たちにはちょっと劣りますが、彼女自身きっちりそれは自覚していて、じゃあその上で勝っていくためにはどうすればよいか、を考えに考えてここまで来た子でもあります。昨年のナショナルの後のインタビューでしたか、

「彼女たち(後輩の女子たち)の方が高いTESを持っているのは解っているわ。でも、私は私のミニシアターを皆さんにお見せすることができたと思うの」
と言っていたことがありました。

彼女を評して友人が、
「キャンデロロの女版、って感じだね」
と言っていましたが、たしかにその通り。
プログラムの世界観を氷上に描き出すことのできる選手の一人だと思います。
今年のプロにしても、「安藤さんのお下がり」「キワモノ」的な言われ方をされてきましたが、このSPは、まさに彼女にしか演じられない、彼女の魅力が出たプロになっていると思います。

病床に付した海賊の首領である父に変わって荒くれ達を纏めあげるキュートな女海賊。女だてらに剣をとってまっ先に敵陣に切り込んでゆく勇気ある娘。ラストでは
「野郎ども、続けー!」
なんか、そんなストーリーが浮かんできませんか?
2012 Worlds Alena LEONOVA SP



そして、見事今回のワールドではこのプロでスモールメダルを獲得。

Jr.っ娘にばかり目がいきがちなロシアですが、1枠だったロシア女子枠を2つに、そして昨年はマカロワと共に3枠に増やした功労者でもあるのです。若手に道を拓いた存在でもある、と言っていいでしょう。ろしあん女子の3枠は、2006年以来だったと思います。

特に、一人で出場した2009年ワールドではジュニアとの掛け持ち。Jr.ワールドで優勝し、そのままシニアに出場。疲労やプレッシャーもすごかったと思いますが、そんな中総合7位での翌年の五輪2枠、ワールド2枠を獲得。もっともっと、評価されて欲しい。

Alena Leonova 2009 Worlds FS



このままの調子を維持して、FSでも頑張ってもらいたいです。

そして、もっとゴージャスなレディーになったアリョンカをソチで見たい。

ぽちよろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村

こちらも
blogram投票ボタン

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

セルゲイ・ヴォロノフ無事予選通過! インタ2つほど

いやー、もうハラハラして「おかん」状態でオンリザ観戦してましたが、なんとか無事に予選通過できて何よりです。
一安心したところでセリョージャのインタを2つばかり。

こちらはISUのサイトに載っていたもの。

『Pagliacci』のヴォロノフのプログラムは、2つの3A、4つのトリプルジャンプ、2つのレベル4のスピンが見どころだったが、彼は3Fをダブルにしてしまった。ナショナル銅メダリストの獲得ポイントは128.47だった。
「私は、この大会に向けて良いスタートを切ることが出来ました。この氷上で挑戦し、そして自分のスケートを楽しんで滑ることができました。まずはっきりと伝えたいと思ったのは、私を今まで支えてくれた他者のために、そして第一に観衆のみなさんのために、ということです。だって観衆の中には、モナコの王子様さえいらしたのですから!」と24歳の青年は言った。
コスチュームを変えたことについて尋ねられると、
「実は、これはSPの為のものなんです。私のガールフレンドがデザインに携わってくれました。本番で身につける前に、着心地を試したかったんです」と、説明した。


++++++++++

こちらはロシアのスポーツサイトから。

セルゲイ・ヴォロノフは世界選手権予選において、クワドを回避した。
ニースに渡航してから、古傷の再発防止のために4回転の練習を避けてきたが、結局回避することを決定し、ニコライ・モロゾフはフリップジャンプとアクセルジャンプにおいていくつかの変更を行なった。
そしてヴォロノフは128.47点を獲得し、本戦に出場する権利を得た。

「予選を通過することが何よりも大きな問題なのです。だからこそ、僕はクワドを行わなかったんです。確かに、この世界選手権の準備中、足に関してはさほど重要でない問題は起こりましたよ。あと他に2つのプロが作れる位ね」
とヴォロノフは冗談交じりにレポーターに言った。(↑すみません、このへんちょっと自信なし)

「クワドを実行することなく、かつプログラムの程度を上げねばなりませんでした。ですから、3Aの3連のコンビネーションを後半にもっていったのです。今回の場合、原則として(1つのエレメンツの)点数が大事なのではない。だから僕はそうした(クワドを抜いた)んです。
もちろん我々には、程度の高いスケートをしかもミスなく行うことが求められます。しかし、今の僕にとって重大な問題だったのは、予選で高得点を上げることではなく、本戦に出場することが全てだったのです。予選を突破出来ることがが決定して、僕が次に行うべきことが見えた気がしました。」

ヴォロノフは、会場を訪問したモナコのアルブレヒトⅡ世の皇太子に感謝の言葉を述べた。そして、
「僕たちを支えてくれた観衆のみなさんの気持ちが本当に嬉しかった。そして僕は殿下がアリーナにお入りになるのも見ました。殿下が我々の競技に興味を持って下さっている、というのはとても喜ばしいことです。ロシアでは、まだこういったケースは見られませんから。」

   ――― 中略 ――― 

欧州選手権のあと、SPを変えることが決定された、とヴォロノフは言う。

「僕はSPをサッカーをテーマに作っていたんだけれど、どうもこれは合わないように思ったんです。そういうわけで、僕はプロを変えることを決意してコーチに相談しました。新プロの開発は欧州選手権の直後に始まりました。SPでは・・」

ヴォロノフは述べる。

「4回転ジャンプを跳びたい。僕は、最大にして最高の選択をしたい、そしてそれに挑みたい。」

「そして、僕はその全てが達成されることを心から望んでいます」

と、ヴォロノフは結論づけた。世界選手権男子SPは金曜日に開催される。

― 本文 ―

今年はガチンスキーの陰に隠れてはいますが、2008年はユーロ4位、同年のワールドではFS4位となってワールドひと桁、の経験もあるセリョージャ。病気やケガなど不運も重なりましたが、なんとかここで復活してもらいたいものです。

セルゲイ・ヴォロノフ 2008年 世界選手権 FS



ぽちよろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村

こちらも
blogram投票ボタン

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

【世界選手権総括】シブいホームズとかわいらしいマリオ

東京の予定が震災の影響で1ヶ月近く繰り延べになったフィギュアスケートの世界選手権ですが、先日ロシアのモスクワにて代替開催され、無事終了しました。

このワールドで心配だったのは、日本の震災を受けて、真っ先に自主的不参加を決めたドイツが果たしてどうなるか、でしたが、他にも、ロシアとあまり関係のよくないグルジアやウクライナの選手にビザが下りるのか、選手はともかく役員やコーチ、トレーナーといった人々の入国手続きが間に合うのか、という不安もありました。
なんといっても、ペアの強豪の一角、サフチェンコ・ゾルコヴィー組の参加があるのとないのとではペアの選手たちのモチベーションもだいぶ違ってくるでしょうし。
無事ドイツの参加もスムーズに行ったようで、ほんとうによかった。

そして、ペアももちろんですが、私が密かに今年のお気に入りプロ、として一押しだったのがやはりこのドイツのペーター・リーベルスの『シャーロックホームズ』だったのですねー。
ネーベルホルン・トロフィーでまっちーやコースチャと一緒に台のりしたときに見て一発で気に入り、前々から好きな選手だったこともあって今年のペーターにはずーっと注目してきたのでした。
P・チャン選手とはまた違った、欧州選手らしい「いかにも伝統にのっとった」って感じの重厚なエッジ使い、高くて安定したセカンドトリプル。う~ん、好みですねぇ。

ISU Mosca 2011 -10/27- MEN FP - Peter LIEBERS 28/04/2011


しかし、一シーズンずっと目指してきたワールドが開催されないかもしれない、開催されたとしても出られないかもしれない、という不安を抱えながら練習をしていく、というのは生半可な精神力ではできません。ペーターの場合は1月近くワールドが延びたことで軍の研修(ドイツには徴兵制がある)をキャンセルしなければならなくなったりして、スケジュールがめちゃくちゃになったらしいのですが、それでもきっちり体調を整えてきました。
そして、このプロでは国際試合初めて3A2本降りてSBを出しました。順位こそ15位でしたが、立派な演技だったと思います。昨年までは3年連続SP落ちだったことを考えれば、本当に大躍進。

ドイツでは男子の第一人者として長らく活躍してきたシュテファン・リンデマンが昨シーズンで引退し指導者の道を歩むこととなり(ニース杯ではペーターのリンクサイドにはシュテファンがいました!)
こちらニース杯のキスクラにいたシュテファン(いやー、兄弟みたいだw)
Peter LIEBERS FS CUP OF NICE 2010.mp4_000463800

これからはドイツ男子はペーターや彼のお兄さんのマルティン、そしてティッシェンドルフなど若手にシフトしてゆくことになるのでしょう。がんばれ、ユーロの時代、再び!
ちなみにこれが私が初めて見たペーターのプロ。

2009 Euros Men FS Liebers


確かこのシーズンはNHK杯に来てるので、見覚えのある方もいらっしゃるのでは?
たった2年の間に、ホント大人びたなー。
そして、「Peter Liebers on "Skating Friends Support Japan" 」として日本への励ましの言葉をくれてました。



そして、もうひとつ印象に残ったのが、EXでのタチアナ・ヴォロソジャール&マキシム・トランコフ組。
このペアは、2人ともベテランながらパートナーチェンジして今年が初めて、それもターニャが昨年の五輪までウクライナに所属していた、ということもあってISUの規約により欧州選手権は出場できなかったため、、いわゆるISUのチャンピオンシップはこのワールドが初めて、ということもあって本当に楽しみにしていたのでした。
個々の技術の高さはすでに折り紙つきでしたが、それがペアになるとこうなっちゃうの!?と、いい意味で期待を裏切ってくれました。安定したソロジャンプ、美しいポジションのイーグルはもちろん、とにかくこのペアのすごいのはツイストリフト!
「それ、反則!ターニャが落ちたら死んじゃうから!」
って感じ。いやー、そのうちクワドツイストとかやったりしちゃったり・・・・と、楽しみは膨らみます。
そんな彼らがまるっきり別の一面をみせてくれたのがこのエキシビション。
今回が東京、ってことで作ってくれたんでしょうね。

とくに、フィギュアにあんまり興味なかった、って方に見ていただきたいプロではあります。
そして、大事なのは高い技術にのっとってるから、こういったお笑いもできるんだ、ということ。
TV中継も意識してなのか、マックスの表情の演技がすばらしい、というか笑えるww
表情での演技を「顔芸」とかいって貶める人もいますが、いやいや、これは・・・・w
こういった大会は、会場に来てる人だけがみてるわけじゃありません。TVで世界に発信されているわけで、当然その際スケーターの表情がクローズアップされることも多い。それをいかに演技に生かすか。本当に計算されてます。
そしてマックス、、イケメンなくせに、オタクメガネが似合うこと!思わず萌えてしまったじゃないですかww

ターニャとマックスの『スーパーマリオ』
2011 World Champs Moscow - Gala - Volosozhar Trankov by HINAGIKU


前半部分はマックスの表情だけ追ってても面白いかもです、そう、画面に2分割してターニャのマリオとマックスの表情を。
特に、ゲーム機のスイッチを入れて、微妙に肩をまわすマックスの演技に爆笑。おまえ、しょっちゅうやってるだろ?って感じ。・・・というわけでマックスのバイオに飛んで見たら「趣味」の欄にしっかり「コンピューター」とあってさらに爆笑。
しかし、出来たらマックスの衣装は緑でお願いしたかったww
そして、こちらがマックスとターニャのSkating Friends Support Japan


彼らはまさに震災の当日来日していて、モロゾフのいる福岡に移動中の新幹線の中で震災にあったのだそうです。(その辺は雑誌のインタに詳しい)
言葉の通じない異国で、そして一時期は誰とも連絡が取れなくなってしまったそうで、さぞ心細く、しんどい思いをしただろうと思うのですが、福岡でのFaOIやDOIのゲスト参加での来日も決まっているそうで・・・本当に嬉しい。

そうそう、このマックスとターニャのペアが発表されたとき、友人のスケオタどもとの間で、
「トマシュ(トマシュ・ヴェルネル)がセリョージャ(セルゲイ・ヴォロノフ)投げるのか?」とか
「いやー、国籍問題からしてマックスがセリョージャデススパイラルするんだろう」などとギャグのネタになっていたことも付け加えておきますwww
だって、こんな動画残ってるんだしww

Sergei Voronov and Maxim Trankov practice throw jumps


ゆうこちゃんずはじめ今シーズンからペアに転向したゲルボルト、そして若手、とロシアは本当にペアの層が厚くなってきましたから、これからも本当にがんばってほしい、と思います。



御投票よろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

Figure Skating Goodwill Ambassador Miki Ando in Saint Petersburg

世界選手権の翌日、サンクトぺテルブルグで、日本に向けてのチャリティーショーが行われました。
参加した選手たちは世界選手権の行われたモスクワから即日移動だったと思うので、精神的にも肉体的にももきつかったと思うのですが・・ほんとうにありがたいことです。
このサンクトのショー、じっくり見られるサイトがありました!

サンクトペテルブルク チャリティーショー

なんと100分近く!ろしあん太っ腹です!Jスポでも、フジでも、この映像かって放映してほしい、と思うのは私だけではないでしょう。
そして、日本からは安藤美姫選手が参加し、2つのプログラムを滑っています。
この時代に「ミキ・アンドー」というスケーターがいたことは日本人として本当に誇りにしていいんじゃないかと思います。
まさに、今の安藤さんは、どんな有能な外交官でも出来ないことをやっている、といってもいいかもしれません。
ほんと、特集番組組んでもいいくらいですよ!

題して『Figure Skating Goodwill Ambassador Miki Ando』!

トリで『レクイエム』が終わって照明が落ち、安藤さんが観客席に礼をしてるところにロシアチャンピオンのコースチャ(コンスタンチン・メンショフ)がにっこり笑って傘を差し掛ける、安藤さんも笑顔で答える・・・とってもいいシーンでした!(改めて、『コースチャ小柄なのねー」と思ってしまいましたが・・・(笑)

Saint Petersburg gala 0502 FINALE

雨の降る日本に傘を差しかけよう、というコンセプトなのだそうです。

そしてこのチャリティーショーが終われば、安藤さんはカナダでのCSOIに呼ばれており(これには小塚君も一緒)、そのあとには来シーズンに向けての新プロ作りのキャンプが控えていて、6月にならなければ日本に帰ってこれない、という状況・・
なのに、日本のマスコミときたら
「コーチとの下ネタ」だの、「衣装への因縁(正直、別の選手のほうがよっぽど下品だったと思うが)」だの・・・
なんでこういうかけがえのない人の活躍を称えないのだろう?

選手たちも、それぞれの持ちプロのなかで、日本を元気付けよう、という気持ちの現れたものを選んでくれました。

ユウコ・カワグチ&アレクサンドル・スミルノフ 『千と千尋の神隠し』より


アリョーナ・レオノワ 『Never Let You Go』


ブライアン・ジュベール 『Rise』


シュテファン・ランビエール 『ぬぎっぱ』←すいません、曲名知らないです、誰か教えてww多分フランス語?


そして、トリを取った安藤さんの『レクイエム』


しかしこれ、どこかのTVで放映してくれないかなー

もしくは、DVD化して、売り上げを被災地復興に役立てる、ということはできないのでしょうか?


御投票よろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

プロフィール

Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
190位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ウィンタースポーツ
15位
アクセスランキングを見る>>
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

拘りと屁理屈
検索フォーム
カテゴリ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR