ドミトリー・アリエフ 故郷ウフタ市から表彰を受ける!


Встреча с Алиевым (9)s
(ウフタ市公式サイトより)

皆様明けましておめでとうございます!訪問してくださる皆様のおかげで、細々ながらこのブログも続けてくることができました。心より感謝申し上げますm(_ _)m

さて、年の初めはおめでたいニュースといきたいですね!ということで、これです!

ジーマが年末年始の休暇で規制した際、ジュニアグランプリファイナル優勝などの今までの実績から、故郷のコミ共和国ウフタ市より表彰を受けた模様です。
上がその時の写真ですが、左端が市長さん、そしてジーマ、隣がジーマのお父さんのセルゲイさんです。
市長さんの後ろのクリスマスツリーの横にあるのがコミ共和国の国旗です。(コミ共和国日本語Wiki

ジーマの表彰を伝えるウフタ市の公式サイトが⇒こちら

そしてお父さんとジーマは庁舎に呼ばれ、市長さんとの歓談の席を設けられ、今までの功績を讃えられるとともに、これからの活躍への期待の言葉をもらったようです。また、これからも惜しみない援助を約束され、激励もされたようです。
(↓歓談の模様)
Встреча с Алиевым (6)あ

Встреча с Алиевым (3)s

ジーマもこれに答えて、早速このときにもらった賞状とマスコットを市長と市への感謝のコメントとともにインスタにアップしています。
ジーマのインスタが⇒こちら
(前エントリーではスキー大会のものだとお伝えしましたが、この際のものでした。失礼しました。)
賞状の上部には、ロシア国旗とコミ共和国の国旗、そしてコミ共和国の国章があしらわれ、メダルにはウフタ市のシンボルマーク(?)が刻まれています。どちらもとても立派なものです。賞状のとなりの黄色い鳥のマスコットは、多分コミ共和国の国章にちなんだものだと思います。
いかにこの表彰が名誉なことかが伺えます。

市側はジーマの活躍に感謝を伝えるとともに、これからあとに続くアスリートを養成すべく、ウフタ市のスポーツ環境を整えてゆく、ともコメントを出した模様です。一地方都市であるウフタから、世界に通用するアスリートが出た、ということは、市民のみなさんからすればとても嬉しいことなのでしょう。
本当に、ジーマはウフタの誇りであり、期待も担っているのですね。そして、優秀なアスリートが輩出される、ということはこのように行政側も動かすことが出来る、ということでもあるのですね。

Встреча с Алиевым (7)s

17歳の少年が背負うには重いものでもあると思いますが、期待を励みに変えて、頑張って欲しいと思います。

まずは年明けのジュニアナショナル、頑張れ!


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ドミトリー・アリエフ 故郷ウフタの距離スキー大会で3位!

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(ジーマのインスタグラムより)

スケーター達も新年(そしてロシアンズはクリスマスでもあります)休暇で、オフショットが色々と上がってきていますね。

というわけで、ジーマのオフの一コマ。
彼の故郷はロシア連邦のコミ共和国、ウフタという地方都市ですが、オフに帰省した際、そこで行われた距離スキーの大会に出て、3位になったようですね。
その時のインスタグラムが⇒こちら(上の写真)
そして1位は兄さんのアレクセイさん(写真右側)で、現役の距離スキー選手だそうです。アレクセイさんのFISバイオが⇒こちら
ジーマのお父さんはスポーツクラブのダイレクターで、ご自身も距離スキーのコーチでいらして、ジーマも幼い頃はスケートと並行し距離スキーもやっていたそうです。

ジーマのインスタコメント

「びっくりしたよ!休暇で家に帰ってきてたんで、今日行われた10kmの“ニューイヤーレース”に出たら3位になったんだ!僕の足はまだ(スキーを)覚えてるよ。でも、とってもキツかった!優勝おめでとう、兄さん!」

って感じでしょうか。

ジーマのインタビューによれば、お兄さんとはトレーニングのアドバイスをし合ったり、情報を共有したりして、とても仲が良いようですね。種目は違えど、同じアスリート同士、通じるものも多いのでしょう。
しかし、兄弟で同じ国のナショナルジャージ着られるって、いいなぁ。おそらくアリエフ兄弟はウフタの誇りなんでしょうね。なんだかこっちも嬉しい。

休暇が終われば、おそらくジュニアナショナルへ向けての追い込み練習に入ることでしょう。それまで、ご家族のもとでしっかり英気を養ってきてください!

ジュニアナショナル頑張れ、ジーマ!応援してます。

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ドミトリー・アリエフ ジュニアチャンプへの扉は開くか ―ロシア選手権男子総括(2)

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(Mikhail Sharov氏撮影)

ロシア選手権男子個人別総括行きます。第二弾はジーマ(ドミトリーの愛称)・アリエフ。
28日のJスポの放映で彼をご覧になった方も多いと思うので・・・・
皆様ジーマ沼に落ちてください!(笑)

ジーマ、といえば膝をついてくるくる回転して跳ぶ3Fがトレードマークですが(ひょっとして彼の名前は知らずともあのジャンプは覚えてる人多いのでは)、彼のジャンプは非常に質が良く、また構えることなく振り付けの流れの中ジャンプを跳ぶことができ、また着氷姿勢も降りたあとの流れもスムーズ、というまさに新採点にドンピシャ!という感じです。ジュニアグランプリファイナル(優勝)では、FSの4TでGOE加点2.00、というジュニア離れした点数を叩き出しました。

今年の彼には、SP、FSともにいいプログラム(途中で変更したFS「仮面の男」も含めて)が揃い、シーズンが非常に楽しみだったわけなんですが、とにかく彼はエッジワークをはじめとするスケーティングスキルがジュニア離れしているのと、感情表現が非常に豊かで、見る人を引き込む力を持っています。その反面、精神的に動揺しやすく、なかなかSP,FSと揃えられない、という傾向がありました。昨期のジュニアワールドが良い例です。ただ、あの時のSPトップ⇒FS大遭難、という挫折を経験したことで、一回り大きくなってくれているんじゃないかとも思っていました。

というわけでSP。
2T / 3A 3Lz-3T

シニアの大会、ということでジャンプ構成を変えて臨んできました。
が、しかし・・・クワドが抜けてしまって単独ジャンプがノーカウント。要素のやり直しがきかないSPとしては大きな失敗です。これで彼は10点近くを失ってしまったことになりますから。アクセルとコンビネーションジャンプは加点付きで降りているだけにいかにも惜しい。苦手のスピンも3つのうち2つがレベル4。各要素の質を上げる、ということを目標に取り組んできた(ルカヴィツィンコーチ談)ということで、頑張りました!
ただ、滑走順が早かったせいか、ちょっと全体的に硬かったかなー、という印象も受けます。それとも慣れていないシニア構成への緊張かな?
ただ、私的には、無理に構成を変えてクワドを入れずとも、ジュニア構成のまま(もしくは単独ジャンプを3Lo⇒3Fにする)でも良かったんじゃないか、とも思うのです。というのは、このジュニア用プログラムが余りにも完成度が高すぎて、ジャンプ構成をいじることによってそのバランスが崩れてしまう気がするんですね。ジャンプ含めエレメンツが流れるようにひとつながりになっているので、ジャンプをいじることによって印象的な部分が省かれたりしてしまうのがとても残念です。
特にジュニア用で入っているスパイラルからの3Lz-3T。シニア用プロではここに3Aが来るので、あの印象的なスパイラルがなくなってしまいました。ほかにもいくつか…。振り付けの完成度自体は高いのに、イマイチPCSが伸び悩んだ、というのはジーマの硬さやジャンプミスだけのせいではなく、こういった部分もあったのでは?と思います。
ちなみにこちらがジュニア構成のSP。(SBを出したJGPF)



そしてFS.
ロシア語のやつを。。。と探したんですが、曲の著作権の関係かミュートになってしまっていて、唯一残っていたのがこの英語解説バージョンでした。
JGPS2大会を終え、リュブリャナの大会でFSで崩れたせいなのか、プログラムを変えてきました。
「曲が僕に鎖で繋がれたようにしっくりきた」とまで言っていた「仮面の男」を何故変えたのか、それはわかりません。ただ、ヤグディンの同プロと結びつけていろいろ言われたりしたのもプレッシャーになったのかな?ただ、ジーマ自身はインタビューで、
「(新プロの曲のように)歌詞があったほうが曲に入り込みやすく、感情表現もしやすい」
と言っていたので、前向きに捉えての決断であったと思います。
このプログラムは最初の大会での披露がパニン・メモリアル(シニア)、次がCSのワルシャワ杯(シニア)そしてJGPF(ジュニア)と来ているので、SPのようなジュニア⇒シニアの不自然さはありません。
また、ジーマ本人の言葉を借りれば
「新しい曲は僕により近くて僕は動きから快感を得ることができ、満足を得ることができ、観客席の一人ひとりの観客の視線を一人占めににすることができ、なんというか、内側から湧きあがるような感情を味わうことができます。この新しい曲では、振り付けのほかに、感情を込めることができます。」
ということなので、ナショナルでも楽しみにしていたのでした。

4T 3A-2T / 3A 3Lz-3T 3Lo(fall 3F 3Lz 2A-1Lo-3S

そして、このプログラムの構成について、クワドを1本にしたことで、「安全策できた」という向きもあるようですが、私はそうは思いません。理由はなんといっても後半6ジャンプ(うち2つはコンビネーション)構成にしていることです。この後半6ジャンプ構成はスキルダとジーマだけ、3A以上のジャンプを持つ選手としてはジーマだけです。これを「攻め」と言わずになんと言いますか!
そしてシニアプロとしての構成(ジュニアより演技時間が長い、コレオシークエンスがある)として滑りきった、ということはやはり肉体的にも精神的にも強い選手である、という証明になったと考えます。男子のFSのジュニアプロからシニアプロへの移行は、我々が考えるよりかなりきついもののようです。シニアに上がった頃の羽生結弦選手が、後半でへとへとになっていたことを覚えていらっしゃる方も多いでしょう。

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「JGPFの疲れが残っていて最善の出来ではなかった」というルカヴィツィンコーチ(写真左)の言葉通り、ジャンプは全体的に着氷がシェイキーで、本来の質ではありませんでしたが、3Loで転倒したほかは目立ったミスはなく、転倒した3Lo付けるはずだった-1Lo-3Sのコンビネーションも2Aでしっかりリカバリーしていましたし、よかったんじゃないかと思います。シーズン序盤で-1Lo-が回転不足になっていましたが、そこもしっかりと修正してきていましたし、彼の代名詞とも言える膝くるくる3Fもしっかり入りました。
着目すべきはステップシークエンスでレベル4が取れていたこと。途中でふらついたのはご愛嬌ですが(その分GOEはマイナスになってます)スピンもレベル3とは言えすべて加点付き。強いて言うならコレオシークエンスのところでちょーっと疲れが出たかな、とも思いますが、全体としてはいい出来だった、と言えるのではないでしょうか。


最後にEX。これはロシアのベテランバンド「リュベー」の曲ですが、ロシアの大地への愛を朗々と歌い上げているものです。
競技では失敗した3連をここで組みこんできました。3Lo-1Lo-3S-1Lo-3S。最後の3Sは回転不足かな?でもおまけしちゃおう!(佐野調w)

EXの中でアクセルを跳ばなかったこと、GPFのEXのフィナーレでも今回のそれでも3Aを失敗していたことを考えると、照明の中でジャンプを跳ぶのはあまり慣れていないのかもしれません。
ゴスペル風の男声コーラスのスローな旋律に、ジーマの豪速でエッジワークの巧みなスケーティングがものすごくあっています。やっぱりスローバラードを活かすのはスピードですね!相反しているようですがこれ、事実です。
ちなみにこの曲の歌詞はこんな感じ(リフレインが多いので大体のイメージです)

漆黒の闇をゆく
俺は愛馬とともに大地を駆ける
夜空には星が美しく輝き そこには俺1人
愛馬と俺だけがこの大地を疾駆する
俺は愛馬に跨りこの大地を駆け抜ける
果てしない大地よ
見ろ、大地に朝が来る
ああ、クランベリー色の朝焼け 
ああ、こんな素晴らしい処が他にあるだろうか
金色のライ麦 そしてカーキ色の亜麻
俺はロシアを愛している
歌え、金色のライ麦よ、カーキ色の亜麻よ
歌え、俺がどれほどこのロシアの大地を愛しているかを
俺は愛馬とともに大地を駆ける…


成績はともかく、SPのミスをFSでしっかりと取り返したこと、またクワド入りのシニアプロを滑りきることができたことで、今回の大会はジーマにとって大きな収穫となったのではないでしょうか。
年明けにはジュニアナショナルが控えており、それを勝ち抜けばジュニアワールドです。彼としては何としてでも昨年の雪辱を果たしたいところでしょう。
焦らず頑張ってもらいたいものです。


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ドミトリー・アリエフ:「僕はファイナルへの扉を最後に閉めて、それを最初に開いた」(1) ―ジュニアグランプリファイナル男子シングル


CzVPRGZUUAE79Sn.jpg (ライブストリーミング画面よりキャプチャ)


ジュニアグランプリファイナル男子優勝のドミトリー・アリエフの試合後のインタビューが入ってきたのであげてみます。インタビュアーは、オリガ・エルモーリナさんとタチアナ・フレイドさんです。
ロシア選手権までになんとか全文を・・・と思ったのですがダメでした。とりあえずできたところまで上げます。続きもなるべく早く、と思っていますが、どうか気長にお待ちください。

今回もロシア語者の友人にアドバイスを仰ぎました。本当にありがとうございます。m(_ _)m

++++++++++

ドミトリー・アリエフ:「僕は最後に扉を閉めて、それを最初に開いた」

ドミトリー・アリエフは、最後の選出メンバーとなったジュニアグランプリファイナルにおいて優勝した。試合後にスケーターは、インタビューで彼自身、家族、そして以前の試合のことについて率直に語った。


Q:ジーマ(ドミトリーの愛称)、あなたは最後尾の車両に飛び乗るようにしてファイナルに選出されましたね。どんな思いでマルセイユに来ましたか?


D:今季のグランプリシリーズにおいて、特に第2戦のリュブリャナでは、僕にとってベストの結果を出すことはできませんでした。
第一戦では良い滑りを見せることができました。その時は、4回転ジャンプの2本入った古いフリープログラムを滑ったのですが、オストラヴァで初めてこのプログラムをを見せることができました。
そして、リュブリャナでの試合がありました。この大会に向けては、よい調整が出来ていました。ショートプログラムは通常通り滑れました。まあ、これからなくしていきたい欠点や小さなミスはあったけれど、ショートではトップになり、僕は自信を持つことができたんです。けれども、5番滑走であることのストレスや待機時間の長さが僕に道を踏み外させました。そう、僕は“燃え尽き”てしまい、リュブリャナの大会をぶち壊しにしてしまったんです。(訳注1
そのとき、ファイナル出場の確率は50%になってしまったことが僕にはわかりました。がっくりしました。
けれども、まだマルセイユで滑る機会があると言われ、それのすべては最終戦にかかっていると聞かされたときには、正直に言います、僕の人生の中であれほど気を揉んだことはありませんでした。

アンドレイ・トルガショフが118ポイント以上獲得したら、彼のファイナル行きが決まる。もし、彼がそれに届かなかったなら、僕が行ける、ということを僕は知っていました。
最終戦が行われていた時、僕は祖母と一緒にテレビの前に座っていました。僕は表に出すことはしませんでしたけれど、もしあなたがあのとき僕の心の中がどうであったか知ったら…
アンドレイがキス&クライに座り、僕は彼の点数が出るのを待っていました。そして、彼の点数が118にとどかなかったのを見たとき、僕の目からは涙がこみ上げてきました。いいえ、泣きはしませんでした、けれど感情が高ぶって。本当にグランプリファイナルで滑れるチャンスを得てどんなに嬉しかったでしょう。僕は即座に言いました ― 神よ、感謝します。

そしてファイナル出場が決まり、僕は6番目となって最後のドアを閉じたことを悟りました。しかし終わってみれば、最初にそれを開けたのは僕でした。
グランプリシリーズの大会と、ファイナルでは、準備の形が違いました。僕たちはファイナルへの準備は違ったやり方をして、それがうまく作用しました。

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Q:将来に向けて、このファイナルへの準備の方法の秘密を教えていただけますか?


D:マルセイユでの試合のあとには、もちろん、今までの全てを更に分析しなくてはなりません。
グランプリファイナルの準備についてですが、僕たちの練習内容は特別なものになりました。
まず、ランスルー(通し練習)を増やしたことです。
僕は“精神的な意志の強さ”で最後まで滑りますが、ランスルーの最後に、まるで羽がもぎ取られたようになるのを僕たちは目の当たりにしました。
そして、何が関係してそうなってしまうのか、考え始めました。
肉体的に、僕はそんなに弱い訳ではありません。
氷に乗る前に、少し違ったウォーミングアップを自分自身に課したのです。ウォームアップのタイプを変えたのです。
そして、小さなステップの一つ一つ、スピンの回転速度に至るまで、仕上げていったのです―すべてを完璧に。


Q:あなたのお父さんはアスリートがいかに練習をするかをしっかりと知っているクロスカントリースキーのコーチですよね。あなたの練習に役立つようなアドバイスを求めることはありますか?もしかしたら、彼は何かレコメンテーションをくれますか?


D:お父さんはアドバイスをくれます。が、彼のアドバイスはあくまでも“予定外”です。僕には僕なりのトレーニングプロセスがあります。―氷上練習、陸上でのトレーニング、氷上練習、バレエレッスン…
お父さんは課題をくれ、走ったり、他にもなにかやらないといけないと言います。僕も走りに行くことはできますが、時々僕自身の準備プランに合わないこともあります。
例えば、僕は休息の時間をとります、回復することが必要ですから。
お父さんは僕の練習にとくに口は出しません。
なぜならば、クロスカントリースキーは周回するスポーツです。全く違う筋肉を使うし、呼吸のコントロールも、筋肉への酸素の循環のさせ方も、フィギュアスケートとは全然違っています。2つのスポーツは非常に対照的です。
(フィギュアスケートの練習では)滑っている時、ちょっと息をついたり、追加したりできますが、クロスカントリースキーではそんなことをしていてはダメです。
僕の兄、リョーシャ(アレクセイの愛称)は21歳ですが、今もクロスカントリースキーをやっています。彼は高いレベルの競技会に出場しています。時々、彼は僕にアドバイスを求めます。彼はクロスカントリースキーにおいて調整のための練習が必要で、フィギュアスケートのなかにはそういった練習がたくさんあるので、僕は彼の手助けをしました。もしも僕に何か周回の動きが必要となり、そのための練習量を増やすとしたら、その負荷に耐えられるようにするために、兄は僕にアドバイスをくれるでしょう。
リョーシャは良いコーチについています。僕は良いチームにいます。リョーシャのコーチは僕のお父さんをとてもよく知っていて、僕たちは様々なヒントを共有し合っています。


Q:もし問題が“肉体的な”もので、頭の中で起こっているのでないのならば、それを修正してゆくことができますね?


D:実は、問題は僕の頭の中にあるんです。実際は、どの大会も異なっていますけれども、することは同じで、ライバルたちのことも、何をしたらいいかもわかっていて、すべてのことに慣れています。しかし、演技開始前に思わぬことが起きたりすると動揺してしまうんです。


Q:例えばどんなことがあなたを脱線させるのかしら?


D:そうですね、なんでも。リンクに向けて選手を運んでいたバスのタイヤがパンクしたとか。または何かほかの事でも。そして、それが原因でへとへとになり始めます―なんでも理由になります…


Q:気にしないようにしたら?


D:ええ、その通りです。ですから僕は今それに取り組んでいます。問題が心理的なものであることを理解したら、すべてに対して別の方法で取り組むようになります。今僕は “平常心でトレーニングする”.ことを実践しています。
ワルシャワの後、ファイナルまで残り2週間半となった時に、マルセイユへの準備が始まりました。この期間、すべてのことをミスなしでやらなくてはならないんだとわかりました。
最初の3日間は、些細なことに気を取られて、気持ち的なものからくる失敗ばかりしていました。しかし、僕はじっくりと考え、自分に言い聞かせました、もしこの2週間半、きっちりとやりきれなくて、精神的なものに振り回されていたなら、到底良い結果は望めないだろうと。落ち着いて、結論を出し、休日のあとは平静に練習することができました―失敗はしない、必要ならやる、修正する。
そして、なんとか全てうまくいきました。


Q:どの時点でフリープログラムを変更することにしたのですか?


D:リュブリャナの大会の後です。
僕はヤグディンの滑る「仮面の男」を何度も繰り返し見ました。しかし、僕は真似をしようとしたのではありません。
リョーシャのそれは彼だけのもので、リョーシャがやったようには、他の人には誰も再現できないからです。彼はオリンピックでこのプログラムを理想的に滑りました。
ええ、僕は本当に僕のこのプログラムが気に入っていました。けれども、この曲を選んだのはリョーシャが原因ではありません。
僕たちは2つの曲のなかから、「仮面の男」を選びました。なぜならば、音楽が僕に鎖で繋がれるような感覚で繋がったからです。この音楽は力強く男性的で、その中に鋼(はがね)を感じさせます。

リュブリャナでの演技がひどいものであったことの具体的な理由はありませんでした。そして僕たちはその理由がわかりませんでした。僕は練習でプログラムを滑っていたし、とても良い状態でリュブリャナに来ました。僕たちは、なぜ僕がこのプログラムを作り上げることができなかったかわかりませんでした。ともあれ、僕たちはページを繰って、新しいプログラムを作ることにしました。早速音楽を決め、プログラムを作りました。次の試合はサンクトペテルブルグでのパニン・メモリアルでした。そのプログラムを僕はそこで初めて滑りました。

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Q:しかし新しいフリープログラムは、全く異なったスタイル、違った音楽ですよね。どのようにして素早い切り替えができたのですか?


D:新しい曲は歌詞があり、このような曲では僕はより楽に自分を表現することができます。僕はそれを感じることができます。
「仮面の男」の場合、もし音楽が僕をもっと強く刺激してくれていたら、プログラムをもっとよく表現し演じることができたでしょう。
しかし、新しい曲は僕により近くて僕は動きから快感を得ることができ、満足を得ることができ、観客席の一人ひとりの観客の視線を一人占めににすることができ、なんというか、内側から湧きあがるような感情を味わうことができます。この新しい曲では、振り付けのほかに、感情を込めることができます。しかし、大事なのはやりすぎないことです、なぜなら―僕は理解し始めましたが―、丁度いいポイントを見つけなければならないからです。少し自分を抑えて、コントロールするのです。


Q:もしあなたが音楽をそう感じるのなら、本質的に繊細な人間ということですね。


D:個人的な特質、というか性格ですね。多くの人びとは、僕をとても感情的だといいます。
なにかの瞬間、些細なことでもなんでも気にしすぎるのです。痛み以外でさえも頭から離れなくなって振り回されてしまうのです。どうしてかはわかりません。どのように狂わされているのか。どうやって全てを処理したらいいのか。
でも、そうなんです。


Q:もしあなたが別の性格を持つ人物だったら、フィギュアスケートではなくクロスカントリースキーを選んだかも知れないですね。


D:それはイエス、ですね。

僕にプログラムを振りつける時には、僕をエネルギーで満たす音楽を使う必要があることがわかりました。
夏に、僕たちはショートプログラムを振りつけていました。(これは後にタンゴ「オブリヴィオン」に変更されたのですが)
まず最初は、僕はとてもこだわっていた、あるオペラの曲を提案しました。
僕たちは合宿のためにアメリカに行き、そこでこの曲をかけた時、鳥肌が立ちました。。
リンクではなく静かな所で注意深くこの曲を聞いて、何か新しいものを感じたり理解したりするために、ある晩僕たちは3人、僕と振り付け師のオリガ・グリンカ、コーチのエフゲニー・ルカヴィツィンとで座っていました。
音楽は大変力強いものでしたが、僕自身が最終的にそれを拒否しました。なぜならば、僕にはできなかったからです…。音楽は演奏されていて、僕はと言えば、もう少しで慟哭するところでした。喉に塊があるかのように…。僕は、この曲で滑るのは大変になると言いました。音楽は盛り上がらず、しかし、トランス状態になってしまって…。




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Q:あなたはなんて繊細に音楽を感じることができるのでしょう。エキシビションで、あなたは「リュベー」(訳注2)というバンドのロシアについての曲で滑りますね。


これはエキシビションです。ええ、この曲は重いですが、力強いです。この曲は僕を引っ張ります。
でも、これはまるで絵画のようです―訪れては何かを見、直ぐに去ってゆく。立ち上がって、降参しないで、見ていたい、じっと見入り、思いを馳せたい、という時もあります。
音楽でもそうです。この「リュベー」の曲は心を揺さぶります。そして、ロシア語の歌詞の歌にEXナンバーを振りつける人は珍しいですし。

続きます

(訳注1:ここでジーマの言っている“燃え尽き”とは、перегоретьという単語(動詞)で、燃え尽きる、燃えてダメになる、(電球などが)切れる、という意味合いです。「緊張の糸が切れた」というような感じでしょうか。

(訳注2:「リュベー」とは、ロシアの男性ロックバンドです。1989年結成。ソ連時代から続いており、反体制時代を生き抜いたベテランのバンドです。英文Wiki⇒こちら
この歌はコーラスをバックにロシアへの愛情を朗々と歌い上げているものです。
歌詞はこんな感じ(リフレインが多いので概略です)

漆黒の闇をゆく
俺は愛馬とともに大地を駆ける
夜空には星が美しく輝き そこには俺1人
愛馬と俺だけがこの大地を疾駆する
俺は愛馬に跨りこの大地を駆け抜ける
果てしない大地よ
見ろ、大地に朝が来る
ああ、クランベリー色の朝焼け ああ、こんな素晴らしい処が他にあるだろうか
金色のライ麦 そしてカーキ色の亜麻
俺はロシアを愛している
歌え、金色のライ麦よ、カーキ色の亜麻よ
歌え、俺がどれほどこのロシアの大地を愛しているかを
俺は愛馬とともに大地を駆ける…

ジーマの雰囲気とスケーティングにすごく合っているので、来期のSPに…とも思いましたが、五輪年にこの歌詞はちょっと微妙かな。

=====ロシア語本文=====

++++++++++

これ以降で、ジーマはこれからの技術的な目標や、フギュアスケートを始めたきっかけ、今までの道のりなどを述べています。非常に興味深いインタビューなので、なるべく早く全部訳したいと思います。


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E・ルカヴィツィン:アリエフはJGFの前に自らの失敗を修正しなくてはならない


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(JGSのFS、「仮面の男」より)

ジーマの近況やこれからについて、ルカヴィツィンコーチのコメントを交えた記事が上がっていたので訳してみました。筆者はR-スポーツのアナトーリー・サモフヴァーロフさんです。
翻訳にあたってはサモフヴァーロフさんのご了解もいただき、また訳文のチェックはロシア語者の友人にお願いしました。心より御礼申し上げますm(_ _)m


++++++++++

ルカヴィツィン:アリエフはJGFの前に自らのミスを修正しなくてはならない

モスクワ発 10月10日 R-スポーツ アナトーリー・サモフヴァーロフ(Anatoriy Samohvalov)


ロシアのフィギュアスケーター、ドミトリー・アリエフの、技術的な面での複数のミスはジュニアグランプリファイナルまでに修正されなくてはならない、と彼のコーチであるエフゲニー・ルカヴィツィンがR-スポルトの記者に語った。

昨年のジュニアグランプリファイナルの銀メダリストである17歳のアリエフは、今シーズン最重要な大会への道を最後の瞬間に突破した。彼のシリーズ最初の大会であったチェコのオストラヴァでは優勝したが、2つ目の大会であるスロベニアのリュブリャナ大会では、フリースケーティングでいくつものミスをおかし、4位に終わっていた。
グランプリファイナルは、マルセイユにて、12月の8日から10日に開催される。

<アリエフはワルシャワ杯に出場する>

「我々はリュブリャナで起こった状況を分析し、二度と同じようなことを繰り返すことのないよう考えました。プログラムの内容を修正し、自身の過去のいくつものミスを修正していかなければなりません。その上、ジーマには、靴やブレードを交換する必要がありました。
今はスケート靴はほとんど馴染んでおり、彼は努力をしていて、自分自身を甘やかすことがありません。私は、真摯な姿勢で物事に取り組むことは、常に良い結果をもたらすと信じています。」
と、ルカヴィツィンは電話で語った。
また、アリエフの次の試合は、サンクトペテルブルグでのニコライ・パニン・コロメンキン記念大会であることを伝えた。


コーチは、もしもアリエフがジュニアグランプリファイナルの出場権を得られなかった場合、12月にチェリャービンスクで行われるロシア選手権の出場権を得るために、ロシアカップ2試合に出場しなければならなかったと説明した。
「ロシア選手権への出場は決定していませんが、昨シーズンの経験からすると、我々はマルセイユでのファイナルの前に、選手があまり多くの大会をこなすことはしたくありません。
これまでのところ決定している彼の計画で決まっているのは、ワルシャワで11月の終わりに行われるチャレンジャーシリーズに出場することです。」
と、専門家(ルカヴィツィン)は言った。

グランプリシリーズの最終的な首位は他のロシア選手であるアレクサンドル・サマリンが獲得した。
「アレクサンドル・サマリンは、非常に自信に満ちて、ファイナル出場権を獲得しました。私が思うに、ファイナルの勝利を争うのは、彼と韓国のジョンファン、そしてアリエフだと思います。」
と、ルカヴィツィンは発言した。
「オストラヴァ大会の後、私たちは、ジーマはシニアとしても高いレベルの滑りが出来ている、という話し合いを多くもちました。しかし、リュブリャナでの滑りを見て、訂正(訳注)することになりました。」
と、ルカヴィツィンは言った。

<グバノワとツルスカヤはジュニアグランプリファイナル女子の優勝候補>

昨年にグランプリファイナルデビューをした14歳のルカヴィツィングループのフィギュアスケーター、アリサ・フェジチキナは、今度はシリーズの重要なスタートを切ることができなかった。
「私たちは、世界ジュニア選手権に出場して靭帯に重い負傷を負ったアリサに関しては、非常に慎重にこのシーズンに向けて準備をしました。彼女は3ヶ月の間、スケート靴を履きませんでした。」
と、コーチは語った。
「ジュニアグランプリシリーズで彼女は、彼女自身の構成が他のグループより少し強い日本の大会に出場することになりました。
彼女はSP,FSと2つのプログラムに真剣に取り組みましたが、たったひとつのミスがあり、それが彼女を戦いの場所から遠ざけました(最終順位は6位)。とても悔しい思いです。」
ルカヴィツィンは愚痴をこぼした。
「今の彼女の状態はというと、より多くの負荷に耐えられるようになり、シニアのロシア選手権の予選を勝ち抜くために、もうすぐロシアカップ第2戦のヨシカル・オラに派遣されます。」

彼の意見では、マルセイユのジュニアグランプリファイナル女子の主要な優勝候補は、サンクトペテルブルグアカデミーの所属であるアナスタシア・グバノワ、昨年のジュニアグランプリファイナル優勝者のポリーナ・ツルスカヤ、そして一連の日本の女子スケーターたちだろうという。
「日本の女子選手の中では、私はマリン・ホンダのプログラムの見せ方に大変好感を持っています。」
そのようにコーチは言った。


訳注)ここでルカヴィツィン氏は、「何を訂正するのか」は述べていない。


=====ロシア語本文=====

++++++++++


訳注でも述べたように、ルカヴィツィンコーチは、「具体的に何をどのように」訂正、ないし修正するのかは述べていません。ただ、パニン・メモリアルで、ジーマがFSを変えてきたことからすると、プログラム変更、についてだったのかもしれません。

ジーマの新FS(総合順位3位)

音声がミュートになっていますが、男性ボーカルのスケールの大きいイメージの曲でした。
これからフリープログラムを変え、GPFまでに滑り込んでものにするのいうのはかなり大変な作業だとは思いますが、頑張ってもらいたいです。ただ正直言って、あの「仮面の男」もとてもジーマにあっていたし、すごくもったいない気もします。いつか機会があったら再挑戦してもらいたいな。



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ドミトリー・アリエフ、SPトップで折り返し!―JGPスロベニア大会男子SP


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(ミハイル・シャロフ氏撮影)

さて、今朝方JGPシリーズスロベニア大会男子SPが終わりました!
結果はこちら↓
男子SPリザルト
男子SPプロトコル
FS滑走順

リザルトを見ていただいてもわかるとおり、ジーマはトップで折り返しました。そして2位にアレクセイ・クラスノジョン(米)くん、3位にジョセフ・ファン(加)くん、日本の友野一希くんは5位、という滑り出しです。
今回は3Aを入れてくる選手があまり多くなく、2Aできっちりまとめる、という戦略を取った選手も多かったようです。ジュニアはSPにクワドが許可されておらず、ステップからの単独ジャンプも種類が規定されている(今年はループジャンプ)ので、BVに差がつきにくくなっていますから、ジャンプを後半に持ってきて、GOE加点の出る質のいいエレメンツを行えば、十分上位進出は可能、ということもあります。
その中でGOE加点付きの3Aをきめたのは、

アリエフ、友野⇒1.57(ただしアリエフは前半10.07、友野は後半10.97)
エイモズ⇒1.43
クラスノジョン⇒0.14
となっています。エイモズくんはコンボの失敗がもったいなかったですね。FSではぜひ巻き返してもらいたいです。


では、印象にもこった演技をいくつか。

まず、ジーマです!

前回失敗したスピンも今回はきっちりと入り、レベル3以上(1つは4)を獲得しました。スケーティングも本当に上達して、この哀愁を帯びた曲調によくあった表現が出来ています。ラストのポーズをすぐに解かず、余韻を残したところもとても良かった。テッドさんもその点を褒めていましたね。強いて言えばコンボにちょっと流れがなかったかな。
あと、カメラワークは前回大会の方がよかったです。このプロは、3Lz-3Tコンビネーションの前にスパイラルが入っているのですが、あそこは上半身のアップではなく、ロングで引いて撮って欲しかった。ぐぅーっと伸びるジーマのスケーティングが本当によくわかる箇所なのに。

クラスノジョンくん

FSのイメージが強かったので、「君は誰ですか?」って感じ←ほめてます。
ショパンのしっとりとした曲に乗って、見惚れるような演技を見せてくれました。


友野くん

有名すぎるほど有名なベートーヴェンの「運命」。これに曲負けすることなく、しっかりとした演技を見せてくれました。
コンボが3-3にならなかったのは残念ですが(本人も残念がっていましたね)、特筆すべきは後半の3A!大きく、美しく、素晴らしかったです。


さて、日をおかず男子は今日(正確には日本時間のあす早朝)にFSが行われます。みんな後悔のない、素晴らしい演技ができますように!



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ドミトリー・アリエフ、彼は何故この曲を選んだのか


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えー、セリョージャのインタ訳がまだ終わってないんですが、大会前になんとしてもこれは書いておきたかったので。
ジーマの今年のプログラムについてです。
彼の今年のプログラムが、SP「オブリビオン」、FS「仮面の男」と発表された時、「キタ━(゚∀゚)━!」と思ったのは私だけではないでしょう。彼はアレクセイ・ヤグディンの大ファンで、尊敬するスケーターに何度も名前を挙げていますし、インタビューでも熱く語っています。

・拙ブログ「司祭は陰陽師に追いすがる」 ドミトリー・アリエフ ロングインタビューから

リョーシャ・ヤグディンと彼の「ウインター」、そして僕の大のお気に入りの「仮面の男」。
お父さんは仕事に出かけ、お母さんはソファに座ってテレビをつけます。そして僕は部屋に行って、ヤグディンの映像を眺めては、そのままカーペットの上で、靴下とパンツ、という姿のまま、彼のあらゆるステップの動きをマネっこしました。スリーターンからトウループに入る、その仕草もやってみました。跳び上がれはしませんでしたけどね。
これが毎日続きました。
真似して、真似して、何度何度もやってみて、めんどくさくなることも、疲れさえ知らずに続けていました。ステップをして、スピンをして・・・ 挙句の果てにチェストにぶつかって倒したこともあります。


そんな彼の演ずる「仮面の男」、そしてヤグディンがプロスケーターになっての名プロ「オブリビオン」、一体どんなものができるのだろう?とワクワクが止まらなかったのは私だけではないでしょう。

ではまず、ヤグディンの演技からご覧ください。

「オブリビオン」表情の演技が素晴らしいのと、小道具がとても効果的に使われています。


「仮面の男」ソルトレイク五輪で金メダルを獲得した名プロです。解説なんていりませんよね!


いかにも「僕はヤグヲですー!」と叫んでいるようなこの曲選。思わずニヤニヤしてしまうとともに、気負い過ぎないだろうか、曲負けしてしまわないか、と心配もしていたのですが、それは杞憂に終わり、彼はすばらしい演技で応えてくれました。

オストラヴァ大会SP「オブリビオン」

苦手のスピンでミスがありましたが、スケーティングが格段に良くなっていて、哀愁を帯びた曲調にしっかりあった表現も見せてくれました。体の線を出すのが本当に上手くなったなぁ、と思います。そして、このプロはエレメンツが流れるようにつながっているので、カメラの切り替えなしで見たいところです。特にスパイラルからの3Lz-3Tは本当に見事。
次回はスピン頑張れ!

オストラヴァ大会FS「仮面の男」

SPのスケーティングを見て、ますます期待が高まったところにこの演技!お気に入りの曲、尊敬するスケーターのプロ、ということからか、もう入り込み方がすごかったです。演技にも迫力があり、スケーティングのキレも増していて、本当に今年の彼が楽しみになりました。あのニースライドからのくるくるフリップも健在。演技の印象の割に得点が伸びなかったのはジャンプにいくつか回転不足があったせいでしょうか。

今週は2戦目の大会が行われます。なんとか良い成績をあげて2年連続ファイナルを勝ち取って欲しいものです。


そしてその先には・・・ 本当に楽しみです!




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プロフィール

Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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