【世界選手権総括】シブいホームズとかわいらしいマリオ

東京の予定が震災の影響で1ヶ月近く繰り延べになったフィギュアスケートの世界選手権ですが、先日ロシアのモスクワにて代替開催され、無事終了しました。

このワールドで心配だったのは、日本の震災を受けて、真っ先に自主的不参加を決めたドイツが果たしてどうなるか、でしたが、他にも、ロシアとあまり関係のよくないグルジアやウクライナの選手にビザが下りるのか、選手はともかく役員やコーチ、トレーナーといった人々の入国手続きが間に合うのか、という不安もありました。
なんといっても、ペアの強豪の一角、サフチェンコ・ゾルコヴィー組の参加があるのとないのとではペアの選手たちのモチベーションもだいぶ違ってくるでしょうし。
無事ドイツの参加もスムーズに行ったようで、ほんとうによかった。

そして、ペアももちろんですが、私が密かに今年のお気に入りプロ、として一押しだったのがやはりこのドイツのペーター・リーベルスの『シャーロックホームズ』だったのですねー。
ネーベルホルン・トロフィーでまっちーやコースチャと一緒に台のりしたときに見て一発で気に入り、前々から好きな選手だったこともあって今年のペーターにはずーっと注目してきたのでした。
P・チャン選手とはまた違った、欧州選手らしい「いかにも伝統にのっとった」って感じの重厚なエッジ使い、高くて安定したセカンドトリプル。う~ん、好みですねぇ。

ISU Mosca 2011 -10/27- MEN FP - Peter LIEBERS 28/04/2011


しかし、一シーズンずっと目指してきたワールドが開催されないかもしれない、開催されたとしても出られないかもしれない、という不安を抱えながら練習をしていく、というのは生半可な精神力ではできません。ペーターの場合は1月近くワールドが延びたことで軍の研修(ドイツには徴兵制がある)をキャンセルしなければならなくなったりして、スケジュールがめちゃくちゃになったらしいのですが、それでもきっちり体調を整えてきました。
そして、このプロでは国際試合初めて3A2本降りてSBを出しました。順位こそ15位でしたが、立派な演技だったと思います。昨年までは3年連続SP落ちだったことを考えれば、本当に大躍進。

ドイツでは男子の第一人者として長らく活躍してきたシュテファン・リンデマンが昨シーズンで引退し指導者の道を歩むこととなり(ニース杯ではペーターのリンクサイドにはシュテファンがいました!)
こちらニース杯のキスクラにいたシュテファン(いやー、兄弟みたいだw)
Peter LIEBERS FS CUP OF NICE 2010.mp4_000463800

これからはドイツ男子はペーターや彼のお兄さんのマルティン、そしてティッシェンドルフなど若手にシフトしてゆくことになるのでしょう。がんばれ、ユーロの時代、再び!
ちなみにこれが私が初めて見たペーターのプロ。

2009 Euros Men FS Liebers


確かこのシーズンはNHK杯に来てるので、見覚えのある方もいらっしゃるのでは?
たった2年の間に、ホント大人びたなー。
そして、「Peter Liebers on "Skating Friends Support Japan" 」として日本への励ましの言葉をくれてました。



そして、もうひとつ印象に残ったのが、EXでのタチアナ・ヴォロソジャール&マキシム・トランコフ組。
このペアは、2人ともベテランながらパートナーチェンジして今年が初めて、それもターニャが昨年の五輪までウクライナに所属していた、ということもあってISUの規約により欧州選手権は出場できなかったため、、いわゆるISUのチャンピオンシップはこのワールドが初めて、ということもあって本当に楽しみにしていたのでした。
個々の技術の高さはすでに折り紙つきでしたが、それがペアになるとこうなっちゃうの!?と、いい意味で期待を裏切ってくれました。安定したソロジャンプ、美しいポジションのイーグルはもちろん、とにかくこのペアのすごいのはツイストリフト!
「それ、反則!ターニャが落ちたら死んじゃうから!」
って感じ。いやー、そのうちクワドツイストとかやったりしちゃったり・・・・と、楽しみは膨らみます。
そんな彼らがまるっきり別の一面をみせてくれたのがこのエキシビション。
今回が東京、ってことで作ってくれたんでしょうね。

とくに、フィギュアにあんまり興味なかった、って方に見ていただきたいプロではあります。
そして、大事なのは高い技術にのっとってるから、こういったお笑いもできるんだ、ということ。
TV中継も意識してなのか、マックスの表情の演技がすばらしい、というか笑えるww
表情での演技を「顔芸」とかいって貶める人もいますが、いやいや、これは・・・・w
こういった大会は、会場に来てる人だけがみてるわけじゃありません。TVで世界に発信されているわけで、当然その際スケーターの表情がクローズアップされることも多い。それをいかに演技に生かすか。本当に計算されてます。
そしてマックス、、イケメンなくせに、オタクメガネが似合うこと!思わず萌えてしまったじゃないですかww

ターニャとマックスの『スーパーマリオ』
2011 World Champs Moscow - Gala - Volosozhar Trankov by HINAGIKU


前半部分はマックスの表情だけ追ってても面白いかもです、そう、画面に2分割してターニャのマリオとマックスの表情を。
特に、ゲーム機のスイッチを入れて、微妙に肩をまわすマックスの演技に爆笑。おまえ、しょっちゅうやってるだろ?って感じ。・・・というわけでマックスのバイオに飛んで見たら「趣味」の欄にしっかり「コンピューター」とあってさらに爆笑。
しかし、出来たらマックスの衣装は緑でお願いしたかったww
そして、こちらがマックスとターニャのSkating Friends Support Japan


彼らはまさに震災の当日来日していて、モロゾフのいる福岡に移動中の新幹線の中で震災にあったのだそうです。(その辺は雑誌のインタに詳しい)
言葉の通じない異国で、そして一時期は誰とも連絡が取れなくなってしまったそうで、さぞ心細く、しんどい思いをしただろうと思うのですが、福岡でのFaOIやDOIのゲスト参加での来日も決まっているそうで・・・本当に嬉しい。

そうそう、このマックスとターニャのペアが発表されたとき、友人のスケオタどもとの間で、
「トマシュ(トマシュ・ヴェルネル)がセリョージャ(セルゲイ・ヴォロノフ)投げるのか?」とか
「いやー、国籍問題からしてマックスがセリョージャデススパイラルするんだろう」などとギャグのネタになっていたことも付け加えておきますwww
だって、こんな動画残ってるんだしww

Sergei Voronov and Maxim Trankov practice throw jumps


ゆうこちゃんずはじめ今シーズンからペアに転向したゲルボルト、そして若手、とロシアは本当にペアの層が厚くなってきましたから、これからも本当にがんばってほしい、と思います。



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Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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