優勝者から裏方への転身、その意味するもの
知人のブログのコメにも書いたことですが、ここでも改めて。
比嘉寿光さん―というと、野球、特にアマチュア野球好きの方には覚えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
彼は沖縄尚学高校で沖縄県勢初の甲子園優勝を飾り、早稲田大学に進学しては主将として鳥谷(現阪神)、青木(現メジャー)らとともに6大学4連覇を成し遂げました。
そして、ドラフトで広島東洋カープに入団するも、怪我などがあって選手としては大成できず、2009年に戦力外、そして球団広報へと転身します。
動画 比嘉寿光さん 広報への転身(1)
動画 比嘉寿光さん 広報への転身(2)
明るく、フットワークが軽く、気配りのできる彼の性格はこの仕事に本当に向いていたのだろうと思います。
カープ公式サイトの中にある「比嘉くんブログ」
先日、バラエティー番組「アメトーーク」で、ズムスタでのロケがありましたが、内野砂かぶり席で取材するチュートリアルの徳井さんに向けて、さりげなく選手やコーチたちが向かうように促していたのがダッグアウト前にいた比嘉さんでした。
そして
「チワーッス」
「オナシャーッス」
という選手と徳井さんの自然な会話がとれて、根っからのカープファンらしい徳井さんの目は大野コーチが出てくることによって完全に「はぁと」になってましたw
そして、その時のことを
「TVに写っちゃいました!」
とブログに記していた選手もいました。取り上げてもらえて嬉しい、頑張らなくちゃ、と書いていた選手も何人もいました。
あの番組以降、注目されることも増え、北別府学さんのブログや今村猛選手のブログなどは、アメブロの野球部門のトップクラスにランクインされるまでになりました。
「好きだからやってるんでしょ」
と言ってしまえば身も蓋もありませんが、やっぱり注目される、ということは選手にとって一番嬉しい事なんだろうと思います。それによって更に頑張ろう、という気持ちも湧いてくるでしょうし、そうすれば成績も伴ってくる。人気も出る。
多分比嘉さんはそんなちょっとしたきっかけを作ろう、と心を砕いているのだろうな、と思います。
試合中はダッグアウトとブルペンを行き来し、時には取材の無茶ぶりにも応じ、と、一時期はトップに立った人間としては
「やってらんねえょ!」
と思うこともあると思いますが、好きだから、この世界にずっと関わってゆきたい、そして後輩たちに自らの夢、そしてファンの夢を叶えて欲しい、と思っていらっしゃるのでしょう。
私の好きなフィギュアスケートももうじきシーズンインします。
私がこの比嘉さんの動画を見てまず思い起こしたのが神崎範之さん、横谷花絵さん、竹内洋輔さん、といった人々でした。
もちろんチームスポーツと個人競技ですから一概に比較はできませんし、立場も違います。けれども、「好きだからずっと関わってゆきたい」という思いは同じなのではないでしょうか。
審判批判、連盟批判がかまびすしいフィギュアスケート界ですが、おそらくフィギュア界にも、いや、どのスポーツの世界にも、比嘉さんのような人はたくさんいるはずです。連盟やクラブ運営、選手指導・・様々な分野で日の当たらないところで活躍していらっしゃると思います。
こういった人々の存在で選手たち、そして我々ファンが存在できていることを忘れてはならないと思います。
ぽちよろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村
こちらも
比嘉寿光さん―というと、野球、特にアマチュア野球好きの方には覚えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
彼は沖縄尚学高校で沖縄県勢初の甲子園優勝を飾り、早稲田大学に進学しては主将として鳥谷(現阪神)、青木(現メジャー)らとともに6大学4連覇を成し遂げました。
そして、ドラフトで広島東洋カープに入団するも、怪我などがあって選手としては大成できず、2009年に戦力外、そして球団広報へと転身します。
動画 比嘉寿光さん 広報への転身(1)
動画 比嘉寿光さん 広報への転身(2)
明るく、フットワークが軽く、気配りのできる彼の性格はこの仕事に本当に向いていたのだろうと思います。
カープ公式サイトの中にある「比嘉くんブログ」
先日、バラエティー番組「アメトーーク」で、ズムスタでのロケがありましたが、内野砂かぶり席で取材するチュートリアルの徳井さんに向けて、さりげなく選手やコーチたちが向かうように促していたのがダッグアウト前にいた比嘉さんでした。
そして
「チワーッス」
「オナシャーッス」
という選手と徳井さんの自然な会話がとれて、根っからのカープファンらしい徳井さんの目は大野コーチが出てくることによって完全に「はぁと」になってましたw
そして、その時のことを
「TVに写っちゃいました!」
とブログに記していた選手もいました。取り上げてもらえて嬉しい、頑張らなくちゃ、と書いていた選手も何人もいました。
あの番組以降、注目されることも増え、北別府学さんのブログや今村猛選手のブログなどは、アメブロの野球部門のトップクラスにランクインされるまでになりました。
「好きだからやってるんでしょ」
と言ってしまえば身も蓋もありませんが、やっぱり注目される、ということは選手にとって一番嬉しい事なんだろうと思います。それによって更に頑張ろう、という気持ちも湧いてくるでしょうし、そうすれば成績も伴ってくる。人気も出る。
多分比嘉さんはそんなちょっとしたきっかけを作ろう、と心を砕いているのだろうな、と思います。
試合中はダッグアウトとブルペンを行き来し、時には取材の無茶ぶりにも応じ、と、一時期はトップに立った人間としては
「やってらんねえょ!」
と思うこともあると思いますが、好きだから、この世界にずっと関わってゆきたい、そして後輩たちに自らの夢、そしてファンの夢を叶えて欲しい、と思っていらっしゃるのでしょう。
私の好きなフィギュアスケートももうじきシーズンインします。
私がこの比嘉さんの動画を見てまず思い起こしたのが神崎範之さん、横谷花絵さん、竹内洋輔さん、といった人々でした。
もちろんチームスポーツと個人競技ですから一概に比較はできませんし、立場も違います。けれども、「好きだからずっと関わってゆきたい」という思いは同じなのではないでしょうか。
審判批判、連盟批判がかまびすしいフィギュアスケート界ですが、おそらくフィギュア界にも、いや、どのスポーツの世界にも、比嘉さんのような人はたくさんいるはずです。連盟やクラブ運営、選手指導・・様々な分野で日の当たらないところで活躍していらっしゃると思います。
こういった人々の存在で選手たち、そして我々ファンが存在できていることを忘れてはならないと思います。
ぽちよろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村
こちらも
- 関連記事
-
- 日本スケ連は外交のマナーすら知らんのか? (2011/08/23)
- 勝負は時の運 ―道具と人間 (2012/03/21)
- 羽生結弦、来季のコーチをオーサーに依頼 (2012/04/26)
- ワンツーフィニッシュ、歪みなし!(爆笑) ある男子オタの好みw (2012/05/11)
- 五輪プレシーズンに2人の世界女王の帰還 (2012/07/05)
- 優勝者から裏方への転身、その意味するもの (2012/07/23)
- アイスショーへいこう! (2012/09/05)
- もうじきシーズンイン、スケート報道に望むこと (2012/09/07)
- 五輪のラフマニノフ2番 -ジンクスを破るものは現れるか- (2013/06/20)
- 「Star Trek」とフィギュアスケート ―1枚の写真から (2013/06/22)
- 安藤美姫さんの前途はどうなるのか (2013/07/01)
スポンサーサイト