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ことばの恐怖 ミハイル・コリャダーのコメント誤訳をめぐりISUが謝罪文


Screenshot-2017-12-9 えんたーぷらいず*セリョージャまらじぇっつ! on Twitter
(NHKニュース記事より)

華やかなグランプリファイナルの舞台裏で、起きてはならないことが起きてしまいました。男子SP後のインタビューで、ロシアのミハイル・コリャダーの発言に誤訳があったとして、ISUが謝罪・訂正文を出す、という事件が起きていたのです。(上の写真がその訂正文です)
皆さんご存知のとおり、ドーピング問題からロシアは平昌五輪に「ロシア」という国としての出場は禁止、国旗・国歌の使用もできない、ただし中立旗(五輪旗)のもとでの個人参加の道のみ残す、というIOCの裁定が下ったばかりでした。
当然、プレカンに出ていたロシアのコリャダーにはその質問が飛びました。そしてそれを、露日通訳が真反対の意味に誤訳してしまったのです。
彼の本来のIOCの処遇に対するコメントは

 「ロシア選手が出場できるのは正しい決断」  というものだったのですが、通訳が訳したのは
 「ロシアの犯したことを考えれば当然の処置」  となっていたのです。

これでは、コリャダーはプレカンで、自国の姿勢を真っ向から批判し、IOCの裁定を真実として受け入れる、という表明をしてしまったことになります。実際、これは文字になり、様々なメディアに載りました。昨日の私のエントリーで紹介したこの記事です。
男子フィギュア ロシア勢2人 五輪出場禁止処分も個人資格での出場に意欲「出たい」(12月7日付)

ロシア人記者の記事にあたっても、「ロシアの犯したことを考えれば当然の処置」もしくはこれに類する言葉はなかったので、リンクを貼るだけにとどめましたが、まさかこういう事が起こっていたとは。
7日に出たこれらの記事内容と、ISUの出した英文記事との違いを外部から指摘され、プレカンの動画にもう一度あたり、誤訳が判明して謝罪・訂正文を出す、という流れだったようです。
これは本当に重大かつ危険なことでした。なぜなら、この誤訳の発言は、彼のロシアンアスリートとしての立場を危うくもしかねない微妙な問題だからです。この誤訳記事の時点では、プーチンの「選手の個人出場は妨げない」という発言は表に出ておらず、またロシアの主だった数々の指導者たちもコメントを出してはいましたが、試合中だった彼はそれを知るすべはなかったでしょう。国の姿勢がはっきりしていないのに、「五輪に出たい」というのも相当勇気のいることだったと思うのに、自国批判、とも取れる誤訳をされてしまっては…。冷戦時代だったら、コリャダーのもとに刺客が飛んでいたかもしれません。いやマジで。

ただ、ロシアの報道サイト、R-スポルトのロシア人記者の方がプレカンにはいたはずなので、コリャダーの誤訳発言はロシア国内には間違って伝わってはいないとは思いますが、「中立旗のもとで出るのは恥」とまで言う人々がいる中、このままにしておいては彼の立場をも危うくしかねません。
即刻、ISUから(←ここ大事!)訂正文が出ている、というのがこの重大さを表しているでしょう。

これが謝罪・訂正文と彼のコメントに関するNHKニュースの記事です。
ロシア選手の発言誤訳で国際スケート連盟がおわび(12月8日付け)
かなり事の流れがよくわかる記事なので、成り行きはこちらでどうぞ。

そして、友人のロシア語使いのけいちかさんが、当該コメントの載っているR-スポルトの記事を訳してtwitterに上げてくださいました。許可を得てここに転載します。そして、この記事を書いたアナトーリィ・サモフヴァーロフ氏は、GPFの取材で名古屋に来ており、プレカンにも出席していたはずです。











以上がロシア側の記事です。

まだまだロシアの平昌五輪関連は予断を許しません。プーチンのコメントが出たとはいえ、「中立旗のもとに行くのは恥」というかなり強硬な意見があることも確かなようです。ただ、フィギュアスケート関連では、タラソワ、ズーリン、ウルマノフ、プルシェンコと言った指導者たちは、どんな形であれ「五輪に行くべき」という意見は共通しているようです。
その中に、ソ連崩壊のため、アルベールヴィル五輪で五輪旗のもとに選手として出場したズーリン、ウルマノフ、といった2人が含まれている、この事実は重く受け止めなければいけないと思います。
ロシアスケート連盟の意向は12月12日に明らかになるようですが、とにかく選手たちが虚しい思いをしなくて済むような決定を望みたいと思います。


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Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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