アントン・シュレポフ 4Lzナイストライ!来季に羽ばたけるか ―ロシア選手権男子総括(3)


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ロシア選手権男子総括、これが最後です。第3弾はアントン・シュレポフ。
誰それ?という方も多いかもしれませんが、今の私のイチオシです。(セリョージャとジーマは別格。)振り返り、というよりはこれからに期待してのご紹介、という感じになるかな。
12月28日に放映されたロシア選手権で、ちょっと不思議な感じの曲で滑ってた4Lzコケた子、というと思い出してくださる方もいるでしょうか。ジーマやレオノワと同じルカヴィツィンコーチの門下で、サンクトペテルブルグのスケーターです。現在20歳。
トウジャンプを得意とし、Lz,Fの跳びわけも完璧。3連には3A-1Lo-3Fを入れています。昨シーズンの末から4Lzをプログラムに導入し始めました。
表現の引き出しが非常に広く、どんな種類の曲もこなしてのけます、というかアントン色に染めてくれます。自分の見せ方を知っている、というのかな。ずっと地方のクラブで滑っていて、確かペテルに出てきたのは2014年だったと思います。その頃、ルカヴィツィンコーチがインタビューで、
「最近入ってきた子で、感情を滑りに出すのが抜群にうまい子がいる。一度リンクに降りて滑り出すと、あっという間にプログラムに入り込んで、どんな時でもどんなところでも登場人物になりきってしまえる。」
とアントンのことを評価していて、以来注目するようになったのでした。この3年間、本当に様々なプログラムを滑っていて、それがほとんどハマっている、というのはすごいなー、と思います(動画を貼りますのでぜひ見てください)。
だからといって無個性なわけではなく、しっかりした自分の“色”を持っているのが彼の魅力でもあります。

SP 4Lz<<(fall / 3A 3Lz-3T

ほかのエレメンツがすべて加点付きで質の良いものだっただけに4Lzの転倒が残念。ジーマの重厚さとはまた違ったシャープなスケーティングの持ち主で、最後までスピードが落ず、曲に合わせてエネルギッシュなステップを踏んでくれました。

FS 4Lz<(ft 3A 3Lo / 3A<-1Lo<-3F< 3Lz 3Lz-2T 3S< 2A-2T

4Lzはなんとか着氷するも、両足着氷とアンダーローテーション。緊張感かかなり動きが硬くて、彼本来の柔らかくしなやかな所作が見せられなかったのが残念。スタミナ切れか、後半は刺さりまくりましたね。
タラソワさんが「チィティリノエ ルーッツ!」とエキサイトしているのと、3A-1Lo-3Fのところで、「ジェーニャ・プルシェンコが跳んだジャンプね」と言っていたのが印象に残りました。

さて、ここからは彼の過去プロを振り返ってみたいと思います。

2015-16 SP 4Lz / 3A 3Lz-3T

しっとりした男性ボーカルに、彼の柔らかい動きとシャープなスケーティングがすごくマッチしています。

2014-2015 SP 3A 3Lz-3T / 3F

上とは一転してコミカル調。表情も豊かで、小芝居も入って、と楽しいプロです。サスペンダーはやっぱり最強の小道具ですね。

2014-2015 FS

フラメンコギターとカスタネットの旋律にのせて細かくステップを刻んでゆくのがとても素敵。動きにも表情にもメリハリがあって、手拍子の際のドヤ顔たるや。3Lzのセカンドには2Lo。こういった細かいところでも基礎点上げの工夫が。

2015-2016 FS

昨期のFS。アントンのプログラムではこれが一番好きかも。これも何度もジャンプ構成変えて、最終的には冒頭に4Lzを入れて成功させてるので、ぜひ継続させて欲しかった。ジャッジの前でニコニコしながらハートマーク書いてみせたり、神妙な顔で袖口いじったり。ノリノリの曲で見てるこっちも楽しくなってくるプログラムです。


最終的にはSPから順位を落として9位でしたが、ユニバーシアード派遣が決まったので、なんとかそこで一花咲かせて欲しいものです。来期は是非GPSの枠が欲しい。ニース杯2位、タリントロフィー2位、と国際試合の経験も積んできているので、一人でも多くの人に見てもらいたい、と思うスケーターです。

まずは、ユニバーシアード頑張れ!


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Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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