セルゲイ・ヴォロノフ:「今シーズン、僕は高レベルで戦い競う力を十二分に持っていることを証明したい」


1074692894.jpg


テストスケートを終えて、セリョージャのインタビューが来ました。上はテストスケートの際の写真ですが、去年と同じセーターですね。どうもこれは彼の勝負服のようで、「ここぞ」という時に着ている感じがします。

テストスケートで披露されたFS。「エクソジェネシス第3章」

振り付けはモロゾフです。とにかく私は気に入りました!何度でもリピしていたい気分にさせてくれます。この憂愁、というか哀愁漂う表現はベテランならではのものではないでしょうか。彼も手応えを感じているようで、インタビューにもそれが現れています。

では、インタビューです。これと、下のシモネンコさんのテストスケートの論評のロシア語訳には、ロシア語者の友人にチェックをお願いしました。いつもながら本当にありがとうございますm(_ _)m

++++++++++

<セルゲイ・ヴォロノフ:今シーズン、僕は高レベルの大会において戦いぬく力を十二分に持っていることを証明したい>

ロシアのフィギュアスケーター、セルゲイ・ヴォロノフは、Sports.ruの アリーナ・ロマノーソワのインタビューを受け、今シーズンの新しいプログラムと、シーズンに向けての目標と新しいコーチとの練習について語った。


R:今シーズンのプログラムを作り上げた過程について教えてもらえますか?


V:プログラムの振り付けはニコライ・モロゾフがしました。彼が僕の振り付けをすることに同意してくれたとき、僕にはほかの選択肢はありませんでしたよ。彼との共同作業は常に興味深く、うまくいったことを嬉しく思っています。
プログラムの作成はノヴォゴルスクで行いました。家の近所の、いわば“お隣”ですね。
僕はフリープログラムにとても満足しています。
音楽は、ミューズのエクソジェネシス第3章で、今までに滑っていないスケーターはいない(ほどポピュラーな)ものなのですけれども、 僕は奮い立たされたのです。
これこそが僕のために選ばれた曲だ、僕は一度だけでもこれを滑らねばならない、とね。


R:今シーズンからあなたは、インナ・ゴンチャレンコのもとに移りましたよね。この指導者とともに活動してゆくことのあなたの印象を教えてください。


V:新しいもの全ては、忘れられた古いよいものの中にあります。(訳注:Все новое – это хорошо забытое старое.マリー・アントワネットのデザイナーであったベルタンの有名なフレーズ)
僕はひとつのことを学びました。どのコーチのもとでも、たくさんの練習を積まねばならない、ということです。そしてそれはインナ・ゲルマーノヴナ(ゴンチャレンココーチのことを親しみと尊敬を込めた呼び方)においても例外ではありません。
練習のプランやトレーニングのプロセスが変わろうとも、それらの根本は変わることはありません。同じくらいの練習量で、同じような練習の日々です。
しかし、僕が言いたいのは、すべてのコーチには皆それぞれの個性がある、ということです。
インナ・ゲルマーノヴナは、特に個性的ですね-これは強調しておきます。



R:現在、成功しているシングルスケーター数人と一緒に練習していることについてどう考えていますか?


V:当然のことですが、気を抜いてはいられません。僕はマキシム・コフトゥンがこのグループに移ってきたことを喜んでいます。良きスパーリングパートナーがいる場合、彼を見つめることで自分が何かを得ることもできます。
僕たちは互いにはっぱをかけ合っているのです。それについて僕はマックスに感謝していますよ。



R:あなたは長いこと現役生活を送ってきていますね。やめてしまいたい、と思ったことはありますか?どのようにしてそれを克服しているのですか?


V:もちろんあります。スポーツにおいても、日常生活と同じように、諦めたい気分になってしまうことがあるものです。
陳腐な言い方になりますが、自分のしていることを愛さなければ。朝起きて、「僕はこれなしではいられないのだ」 と自分に言い聞かせそれを理解しなければなりません。
フィギュアスケート無しの自分の人生を想像することはできない、とは言いません。
けれども、僕はまだ現時点ではキャリアに終止符を打っていません。もっと正確に言えば、ここになくてはならないのは感嘆符なのです!


R:あなたの今シーズンの重要なモチベーションはなんですか?


V:まず今、僕は小刻みな足取りではありますが前進しています。エレメントを積み重ねて、一日一日ね。
大きな目標を持ってはいますが、それについては話したくはありません。そこに到達した時にこそ、それについて議論することができるでしょう。
具体的には、僕はこのシーズンにおいて、高レベルでの戦いにおいて競い勝ち抜く力を十二分に持っている、ということを証明したいのです。


R:あなたには多くの、成功した聡明な指導者がいました。それぞれの指導者から学んだ一番重要なことはなんなのでしょうか?


V:はい、それは本当のことです。
僕は優れたコーチたちのもとにいました。彼ら全員にとても感謝しています。特に、彼らの知識を共有することができたことに。
しかし、重要なのは僕がそれを理解したのはほんの数年前のことだったということです。
スポーツにおいては奇跡は起こりえませんし、勝つために助けてくれる魔法の杖もありません。努力、練習あるのみです。
自分がしていることに全身全霊を捧げること。それが、僕の鉄則です。


と、ヴォロノフは言った。


========ロシア語本文========

++++++++++++


さて、長くなりましたが、もう少々お付き合いください。先日、アンドレイ・シモネンコさんのテストスケートのレポートが上がっていました。

シモネンコさんのテストスケートレポート

テストスケートに参加した選手たちの論評が述べられていますが、とりあえずはセリョージャの部分のみ。

・セルゲイ・ヴォロノフ
フィギュアスケートの世界は大きく変化しているが、セルゲイ・ヴォロノフの演技スタイルは変わっていない。
プログラムは確固たる、本物の男性の演技である。しかし、そのスタイルは10-20年前のものだ。それにもかかわらず、ヴォロノフはクワドを跳んでいる(ソチでは2フットで着氷した)。
この春からゴンチャレンコのところでスタートを切ったセルゲイはやれる、つまり、ロシア選手権のメダル候補に残ることが可能である。
しかし、彼が更に高いコンポーネントの点数を得ることは困難であろう。



うーん、シモネンコさん、相変わらずシビアだなぁー。でも確かにセリョージャのスケーティングスタイルが古いタイプのものである、というのには私も同意です。エフゲニー・ルカヴィツィンコーチも、彼のグループの振付師であるワレンチン・モロトフさん(ジーマの「仮面の男」、アリサの「雨に唄えば」を振りつけた方)もインタビューでそう言っておられました。確かにジーマは古いスタイルの良さを残しながらも、新採点に適応したきっちりと点の取れるプログラムを作ってきていますよね。
しかし、この論評を読んで、上目遣いにニヤリっと笑って
「古い奴だとお思いでしょうが・・・・・・」
と言うセリョージャが浮かんでしまったのは内緒です(笑)

そして、セリョージャの初戦はオンドレイ・ネペラ・メモリアルに決定しました。いつも出ているネーベルホルン杯やフィンランディア杯は、JPSが第1戦のアメリカ大会である、ということで回避したのでしょうね。
頑張って欲しいものです。

さあ、あと心配なのは衣装だけだ!(笑)




ぽちよろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
最新コメント
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
189位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ウィンタースポーツ
19位
アクセスランキングを見る>>
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

拘りと屁理屈
検索フォーム
カテゴリ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR