ドミトリー・アリエフ:スポーツの場においては最強の者こそが愛される ―スパルタキアーダを終えてのインタビュー


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(スパルタキアーダFSより)

ジーマはジュニアワールドから帰って早々、国内のスパルタキアーダ、という大会に出場しました。これはジュニアの国内オリンピック、とも言える大会で、フィギュアスケートはサランスクで行われましたが、他種目もほかの都市で行われています。
彼は少々疲れも見えていたようですが、ダントツのトップで優勝を飾りました。

SP


FS



以下、フリー後のインタビューです。
今回も、ロシア語者のフォロワーさんにチェックをお願いしました。いつも本当にありがとうございますm(_ _)m

+++++++

<スポーツの場においては最強の者こそが愛される!>

ドミトリー・アリエフは、1999年6月1日にウフタで生まれた。2005年にウフタ市第一スポーツ学校に入学。 現在はエフゲニー・ルカヴィツィンの元で、サンクトペテルブルグのフィギュアスケートアカデミーにおいて練習を積んでいる。

アリエフの最初の大きな賞はパニン・メモリアル大会(2013年)での銅メダルだ。
そして2014年に彼はサンクト・ペテルブルグ・オープンで銀メダルを取った。また同様に地域的な大会とロシア・ナショナルでもメダルを獲得した。2014年のジュニアグランプリ大会ではスロベニアと日本で2度3位になった。
2015年のリレハンメル(ノルウェー)での第二回ユース五輪では、ドミトリーは銅メダルを獲得した。
【訳注:こちらに書かれている大会は全てジュニア部門での入賞に関して言及されています。ただしロシア語原文にはジュニアとは書かれていませんが、アリエフ自身がまだジュニアの選手なので、あえて書かなくても分かると筆者が考えているようです。また2015-6シーズンのジュニアグランプリ大会や同年にシニアとして出場したCS、また先日のジュニアワールドに関しても触れられていません。文字数の関係でしょうか?】


Q:ドミトリー、大会の感想を教えてください。全て予定構成通りに演技することができましたか?

A:良い演技ができたと思います。実を言えば、全てがうまく行ったわけじゃありません。僕の(フリー)プログラムのジャンプに関して言えば、一応予定していたものを行うことができましたが、最良の構成ではありませんでした。【訳注2】
SPでは、スピンをもっとクリーンにできたはずでした。
点数はジュニアワールドより低かったですが、演技全体を通して見れば、なかなか良かったのではないかと思います。

Q:この大会での競争はレベルの高いものでしたか?

A:競争は常にあります。争い高め合ってゆくのは良いことだと思います。選手はみんな頑張って良い演技をしました。

Q:この大会は、あなたにとってどのような意味がありますか?

A:スパルタキアーダ自体は、僕にとっては普段と変わらない試合の1つですが、僕の街(サンクトペテルブルグ)にとってはとても大きな意味を持ちます。みんなが自分たちの街の栄誉を守る選手がいることを知り、さらなる成功を期待し、希望を託すようになるからです。

Q:あなたは自分の一番最初の入賞経験を覚えていますか?

A:はい、それは僕の故郷、ウフタでのことでした。それは確か金メダルではなかったと思うのですが、正直言って、よく覚えていません。

Q:自由になる時間があるとしたら、何をしたいと思いますか?

A:もしも自分の自由になる時間があったら、友人たちと会って、ゆったりと休息をとります。その時間は練習や試合に必要な準備、自分の精神を回復させる時間であり、身体を回復させるためでもあります。自分にとって快適に過ごせるように注意したいです。

Q:あなたにとってアイドル(憧れの存在となる人)はいますか?

A:いますけれど、僕は誰にもそれを言いません。みんな、自分自身の「アイドル」がいて、それぞれが個々人の「アイドル」なんです。

Q:あなたは困難なことに出会った時、どうやってそれを解決していますか?

A:困難・・・。それは経験ですね。それを通して乗り越えなければいけないものです。
いつだっていくつもの新しい困難、それに伴う新しい感情があって、それらを知り、いかにして行動するかを新しく学んでゆくのです。
フィギュアスケート、それは感情のコントロールが難しいスポーツです。多くの選手が、最初は感情の起伏を抑えることができないのですが、経験を積むことによってそれができるようになってきます。それぞれの大会の中でいろいろ学んでゆくんです。

Q:スケートを始めたての人々に、何かアドバイスはありますか?

A:僕は、始めたばかりの人々には、常に前向きに努力してもらいたいと思います。もし、何らかの挫折があっても、諦めることなく最後までやり抜くことです。
これこそがスポーツです、そこでは最強の者こそが愛されるのです。

Q:あなたはサランスクは初めてではありませんよね?この都市、そしてここに住む人々について、どういった印象を持っていますか?

A:中心街のたくさんの場所を知ってます。静かで落ち着いたいい街ですよね。リンクは素晴らしいし、コンディションもとても整っています。

Q:しばらく前はヴォーカル入りの音楽は許されていませんでした。これが許可され、選手たちの演技においてなにか影響がありましたか?

A:はい、もちろん、それは影響があります。最近になって台詞や歌詞をプログラムに入れることが許されるようになりました。ヴォーカル付きの音楽は、言葉がないよりもより多くのものを伝えます。
ですから選手は言葉を聞き、その中に入り込んで、表現しようとするでしょう。これこそが、歌詞のあることの優れた点です。

Q:あなたは、フィギュアスケーターがその表現面において、アスリートであるばかりではなく芸術家でもある、ということに同意しますか?

A:はい、同感です。人はリンクの上で、見せたいと思うものを表現するのです。
それとともに、自分がどのような表現者であるか、つまり自らのスタイル、カリスマ性を、音楽と言葉を通して具現するのです。
これこそが芸術家的なものです。
完全に賛成です。

=====ロシア語本文=====

【訳注2】ジーマはFSの予定構成の冒頭に入るはずだった4T-2Tの4Tで転倒してしまい、セカンドがつけられませんでした。リカバリーとして、最後の2Aに2Tをつけてコンビネーションにし、予定されていたすべてのジャンプを跳び、コンボ券も使い切りましたが、クワドコンボが入れられなかったことで、「最良の構成ではなかった」と言っているのだと思われます。



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Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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