ドミトリー・アリエフ、ジュニアワールドSP1位発進!


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(写真はNEVEITALIAより)

先日、ロングインタビューを載せたジーマこと、ドミトリー・アリエフですが、本日の世界ジュニア選手権のSPで、見事SBを更新し、首位発進を成し遂げました!

インタビュー記事はこちら⇒「司祭は陰陽師に追いすがる」 ドミトリー・アリエフ ロングインタビュー

ジュニア男子は有力選手が複数欠場し、物足りない大会になるのでは?と正直危惧していたのですが、蓋を開けてみたらそんな心配は杞憂でしかありませんでした。SBを出す選手はゴロゴロいるし、いやー、伸び盛りの若手たちってすごい。
JGPSの頃から見ると、皆びっくりするほどの上達ぶりです。若い力って、素敵ですね。本当に感動しました。

ジュニアワールド男子SPリザルト
ジュニアワールド男子SPジャッジスコア

ではまず、トップで折り返したジーマから。
このプログラムは、恋人同士の男女がケンカする⇒彼女怒って部屋を飛び出す(冒頭に階段を駆け下りる音と車の発進音が入っていますね)⇒彼氏(ジーマ)は、部屋の中で怒ってモノに当たり散らしたりする⇒でもすぐ後悔してああ、なんであんなこと言っちゃったんだろう…と悶々⇒帰ってきてくれよ、やっぱり君がいなくちゃダメなんだよ⇒思い直した彼女、帰ってきておずおずと呼び鈴を鳴らす⇒彼は愛しげに手を差し伸べる、というストーリーなんじゃないかな、と私は思っているのですが・・・・

試合の何時間か前には僚友でもあるサマリンと、ホテルの部屋でいかにも寝起き、という顔をしてベッドの上でグダグダしていた彼ですが、6練の直前のリンクサイドを見てびっくりしました。
DQN立ちで、眼は完全にイッちゃってるし、ものすごく気負ってるのが伝わってきました。うわー、スイッチ入っちゃってるー!と。
これは神演技か気負い過ぎでボロボロのどっちかだなー、と思いながらハラハラしてみていたのです。3Aが決まった瞬間、よし、今日は行ける!と思いました。(動画のサムネの表情がとてもいい)

ドミトリー・アリエフ SP(1位)



そして2位のサマリン。上でも書いたように、試合前はホテルで同室だったらしいジーマの表情や、自分の様子などをペリスコープで上げていて、おいおい、こんなにリラックス感満載で大丈夫なのか?まるで修学旅行の高校生(まあ、実際そういう年頃です)みたいじゃないか、という感じだったのですが。
さすがやっぱりジュニアとは言え一流です。オン、オフの切り替えがうまいですね。
リンクに現れた彼は、全くミスなど考えられない、といったキレッキレの演技。80点台に乗せ、シーズンベストをたたき出しました。

アレクサンドル・サマリン SP(2位)



そして、3位となったラトデニこと、ラトビアのデニス・ヴァシリエフス。
彼を楽しみにこの大会を見ていた方も多いことでしょう。私も彼のこのSP,「踊るリッツの夜」のプログラムは大好きです。シーズン初めの頃はなかなか安定しなかった3Aもきっちり降りられるようになり(FSではおそらく2本入れてくるでしょう)、ジャンプ面でも目覚しい進歩です。そして、スピン、ステップで安定してレベル4を出せるスケーティング能力。特に爆速な中で様々なターンやステップをこなす足元の素晴らしさ。
表情豊かなエンターティナーっぷりも含め、本当に先が楽しみなスケーターです。
今回は残念ながらコンボのセカンドがダブルになってしまいましたが、それでもシーズンベスト!
タラレバは禁句ですが、セカンドをトリプルに出来ていたら、昨年の宇野君並みの点数が出ていたかもしれません。
間違いなく彼はいずれ、世界チャンプや五輪チャンプを争う選手になるでしょう。このまま育ってほしいものです。

デニス・ヴァシリエフス SP(3位)



そして、ジーマの親友でもあり、「JGPFに一緒に行こう」と誓い合っていて今年のバルセロナでそれを果たした、ダニエル・サモヒン。
彼はイスラエル生まれですが、ロシア生まれのお兄さんがいます(お兄さんのスタニスラフさんもフィギュアスケーター)。現在はアメリカに拠点を置いていますが国籍はイスラエル。
明るい性格で、友人も多いようです。6練に出て行く際、みんなに握手、ハグをしていました。ダイナミックなジャンプとエンターティナーぶりが印象的な彼ですが、今日はちょっとジャンプの調子がイマイチだったかな。
しかし、FSには複数クワドを組み込んでいる彼、決まればきっと上がってくるでしょう。

ダニエル・サモヒン SP(9位)



ジュニアのSPは、シニアとは異なり、単独ジャンプが指定されています(これは毎年変わる、今年はフリップジャンプ)。
そして、ジャンプはトリプルまで、と決まっているので、BVに差がつきにくくなっています。
また、単独ジャンプが決められていることで、コンビネーションのリカバリーができません。これがシニアとの大きな違いとなっています。
今日、この試合を見ていて、シニアにもこのシステムを取り入れてはどうだろう、と考えました。毎年規定ジャンプを決める、とまではいかなくても、前もってジャンプ構成を提出させ、その通りにしかコンビネーションと単独の組み合わせはできないようにするのです。リカバリーはFSでやればいい。
SPはもっと技術的な縛りをきつくして、それぞれのエレメンツの完成度の追求を図ったほうがいいような気がしました。
以上のようなことは、また別にエントリーを設けて書きたいと思っています。
最近の、特にシニアは、SPとFSの違いがただ時間が長いか短いか、になってしまっている気がするので・・・なんとなく味気ないんですよね。



さて、男子は日を置いて金曜日がFSです。選手たちにはそれまでに疲れを十分に取って、また良演技の連続!SB続々と更新!といってもらいたいものです。

そして、ジーマ、是非ともこのまま突っ走れ!




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Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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