【シーズン回顧・そして来期へ】セルゲイ・ヴォロノフのこれから―


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今年のセリョージャの思い出の一枚を・・というとやっぱりこれになってしまうかも(笑)
彼のトレードマークともなったネイビーブルーのへちまカラーのノルディックセーターです。あんまりこればっかり着倒してる彼に、GPFの際
「いつまでそのセーターを着てるんですか?」
とお聞きになった方がいて、そしたら
「クリスマスまで」
という答えが返ってきたとか。っつーことはおそらくロシア正教のクリスマスだから、年明けか・・・。
と思っていたら、ユーロにもワールドにも着ていたのには流石に驚き。「ヴォロノフのセーター」といえばすぐこれが思い浮かぶほど、ツイ上では有名になったのでした(笑)

そして、今シーズンのセリョージャは、といえば・・・・・


・ネーベルホルン杯、ワールド以外出場した国際試合では全て台乗り(フィンランディア杯、ロステレコム杯、NHK杯、GPF,
欧州選手権、国別対抗戦)という安定した成績


本当にベテランの醍醐味、というか根っこの部分における強さ、を見せつけてくれたシーズンであったかもしれません。
まるでシーズンという大河ドラマの脇を固める名俳優、といった感じでした。
特に安定しまくっていた斬鉄剣のようなクワド、特にSPで無類の正確さを誇った3A、そして地味にうまいスピンの精度の高さが彼の強みだったと思います。
そしてベテランの落ち着き、という面がすごく現れていた、と思ったのがGPFのSP.
いきなりスタートで羽生がとんでもない点を出し、会場のざわめきが収まらないままリンクイン。それでもノーミスで演技を終えてのけました。続いた無良、フェルナンデス、といったところがミスを重ねたところを考えると、さすがベテラン、と思わざるを得ません。しかし、ファンとしてはこの演技にはも少し点を出して欲しかったです(笑)

GPF男子SP 流れを見るためにもフルバージョンでご覧下さい




・2006-07シーズンから出場し続けていたGPSにおいて、挑戦8年目において初のGPF進出

これは、CoCでの衝突事件が尾を引いて、羽生結弦がNHK杯では精彩を欠いた、というラッキーな面もあるのですが、それにしてもSP,FSきっちりと揃えロステレコム杯2位、NHK杯2位、と安定した成績を収めたのは彼の地力の強さ、と言えるでしょう。
GPFを決めたNHK杯でのEX



・27歳、というフィギュアスケーターにおいてはベテランの年齢ながらSP,FSともにクワドを入れ続け、ジャンパーとしての力を見せつける

元々セリョージャはクワドをモノにしてからは無類の安定感を誇り、バンクーバー以前の点数制的にはクワドジャンパーには向かい風、といった時期でもずっとクワドを入れ続けてきたジャンパーの1人ではあるのですが、特に彼のクワドの価値、というのはSPでクワドコンボをいれ続けている、ということだと思っています。
現在の点数制では、SPにおけるクワドコンボはセカンド3でなければ意味がない、といってよく(4-2では後半3-3と同じか加点によっては負けてしまう)、クワド1本でSPに挑む際には st4、3A 3-3(後半)が主流になりつつあります。 (これはこれで後半のコンボをミスった際にはリカバリーが効かない、というリスクもあるのですが)


・ロステレコム杯SPにおいて、90点台をたたき出す(これは現在引退選手も含めたPB9位で、90点以上は11人しかいない)

これはもうとにかく動画を見ていただきましょう。解説の織田くんが冒頭のクワドコンボに対して、
「何度も見ていたくなるジャンプですね」
と言っていたのが印象的でした。



・国別対抗戦のFSにおいて、選手生活初の3Lz2本の構成を成功させ、シーズンベストを更新

セリョージャは今までクワド2本の構成を成功させたことは何度かありましたが、ルッツを2本入れた(タブルでも、です)構成に挑んだことはなかったんですね。それだけ3Lzを回避していた期間が長かった、ということも言えるわけなのですが
還ってきたヴォロノフのトリプルルッツ
ここに来て3Lz2本の構成にしてきて、それをしっかりと成功させた、ということは非常に大きかったと思います。
彼は膝や踝に古傷を持っていて、特に今年は膝痛に悩まされ、ワールドのFSで崩れたのもそれが原因だったわけなのですが、今回のように3Lz2本の構成ができると、古傷に負担をかけない構成ができるようになります。怪我の状況で4T2本→4Tと3T、になっていたのが 4Tと3Lz、にすることができるからです。これは大きい。

国別対抗戦FS



・体が続く限りスケートを続けてゆきたい、と発言、来期のプログラムは海外で作る、と発表。

今期に続いてどんどん新しいものに挑戦してゆきたい意思を示し、プログラムについては「うまくいけばとっても素晴らしいものができるよ!」とコメント。
そして彼自身、それを楽しみにしているかのような印象でした。
また、今シーズンは成績も良かったせいか、本当にスケートが楽しい、という感じが彼の滑り自体から伝わってきて、ファンが増えたのもそういったところがあるのかなぁ、と。
それがすごくよく現れていたと思う国別のEX




本当に今期は特にNHK杯を境に日本でも彼の認知度、好感度が上がった気がして嬉しい限りなんですが、きっと彼のスケートするのが楽しい、強いライバルたちと一緒に競えるのが嬉しくてたまらない、勝敗なんて二の次さ、って感じのところが、潔いしカッコいい、素敵、と思わせる所以なんじゃないかな、と思いました。それが特によく現れていたのがこれ。
fgr14112921130018-p1.jpg

動画がこちら。そう、NHK杯の表彰式です。



来期も現状にとどまらず新しいモノに挑戦していく意欲満載みたいで楽しみでたまりません。
とにかく古傷とは仲良くお付き合いして大事な時に暴れださないようになだめておいてもらいたいものです。

頑張れ、セリョージャ、Stay healthy!



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Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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