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気合の3Lz2本、根性の3Lo-1Lo-2Lo、もぎ取ったSB セルゲイ・ヴォロノフ国別対抗戦FS


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国別対抗戦は金・アメリカ、銀・ロシア、銅・日本で幕を閉じましたが、ここで私としてはぜひセルゲイ・ヴォロノフのFSを振り返っておきたいと思います。(タイトルでほとんどネタバレしているようなものですがw

まずは6分間練習から。

6分間練習では何度も3Tを確かめるように跳んでいました。SPの際は助走からでしたが今日はスリーターンから。しつこいくらい繰り返していました。
ただ、素人目にも昨日より入りもスムーズで綺麗に着氷も流れているのがわかりました。
そして、ルッツの入りを何度も確かめていました。といっても実際にジャンプをするのではなく、アウトエッジで入ってきて、トウを突いて軽く跳び上がり(空中で回転はしない)着氷してあとはツイズルのように回転。(無良くんが話していたクーリックにジャンプを教わっていた時に教えてもらった練習方法、というのがこれでしょうか?)
他の選手が高難度ジャンプガンガン跳んでその度に大きな歓声が上がる中、うつむきかげんで考え込むようにフォアランしてるのが目立ちました。これが彼の集中を高めていく方法なのかな。
そして、サルコウとループ跳んでみるも綺麗に決まって満足げ。次に助走から3Aを繰り返し。抜けもなく綺麗に決まり、着氷後の流れも良かった。
フォアランの時になんとなく体が重たげに見えたが、これか彼のいつものことなので心配はしませんでした。昨日盛んにしていたジャンプの軸(?)を気にしてコーチの方を振り返る様子がほとんどなかったのと、ひざをさする仕草が見えなかったので、昨日よりは状態はいいのかな、と推測。

そしてこれが演技です









今回のルッツ2本だけれど、クワド2本はきつい、しかし3Tでは上に行けない、ということで急遽4Tを3Lzにした気がします。もちろん来季を鑑みてのテスト、ということもあるのでしょうけれど。

もともとセリョージャはルッツにエラーがあったわけではなく、ジュニアの時の古傷(踝の疲労骨折で偽関節が出来てしまっており、完治不能、と言われていたそうです)のせいでLzを抜いていたわけで、問題なく3Lzを跳べるようになったのであれば鬼に金棒です。詳しくはこちら→還ってきたヴォロノフのトリプルルッツ

そしてスピンは安定のオールレベル4を加点つきでクリア。あまり知られてないけど彼はスピンが本当にうまいです。
「地味にうまい」と言ったらいいかな(派手にうまいのはランビ)
中心軸がブレず、回転スピードも自在、ポジションもしっかりしていて、彼の有力な得点源です。

今シーズン、彼が安定した成績を残したのも、ジャンプの安定とともに、このスピンでしっかりレベルと加点を取る、ということができていたのが大きいと思います。ただ、キャメルードーナツへの移行がもうちょっとスムーズになれば本当にいうことないなー、と思います。エッジを掴む際にどうしてもかかとが下がってしまい、お尻の片方が下がってしまうのですよね。ベテランのシニア男子でこの移行がうまいのはメンショフかなぁ。彼はキャメルの水平姿勢を保ったまま、すっとスムーズにエッジをつかみ、綺麗にそのままドーナツに移行します。

しかし、3Lzと3Aのどちらにもセカンド3Tがつけられなかった、ということはやはりまだ膝の故障が治りきっていなかったんだろうと思いました。
こちらが男子FSプロトコル

そんな中、3Lo-1Lo-2Loの三連を成功させたのは素晴らしい。まさに根性。
本当は3Lo-2Lo-2Loにしたかったんだろうと思いますが。。

実はセリョージャはループジャンプ、特に多くの男子が苦手とするセカンド以降のLoが得意で、オーバーターンした4Tや3Aにー2Lo付けちゃう、なんて芸当もやってのけます。
2014年のユーロ

解説の方がダンス出身の方だったのでこの4T-2Lo、「コンビネーションとしては認められます」とサラっと流してしまわれてますが、もうちょっと突っ込んで欲しかった。
そして、2Tザヤっクよけに行ったネーベルホルン杯の3Lo-2Lo-2Lo。(同プロです)
おそらく、これを予定していたんでしょう


ただ、今回は3Loの着氷があまり綺麗じゃなかったので、セカンドは1Loをつけるのが精一杯、でもなんとか立て直しサードに2Loを。
まさにここに“執念”といったものを感じました。

結果として、2本の3Lzを成功させ(これは多分公式試合では初めて)、2Tザヤックにも引っかからずしっかりコンボ面を使い切り、クワドもいれ、そしてなんといってもSBを更新して今シーズン最後の大会を終えたことが本当に素晴らしい!

そして、この1プロに3Lz2本を入れることもできる、ということは来季に向けてのプログラム作成の上で大きな布石となるでしょう。
故障持ちの彼としては、必ずしもクワド2本にこだわることなく、構成を組み替えることも可能になります。

まだ確かめていませんが「来季のプログラムを検討中」といったインタビューがでていたそうなので、本当に楽しみです。





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No title

ジャンプして無回転(あるいは半回転)で着氷後バックスクラッチというのは、多回転ジャンプを練習するときにやるものです(私もアクセル練習でやっています)。

跳び上がる感覚と、身体を巻き付ける感覚を個別にチェックするときにやるのかなと思います。

セリョージャのインタはブログに載せましたー。誰に振付してもらうんですかね~。

Re: No title

コメントありがとうございます!
セリョージャのインタのエントリー、拝見しました。振付師、誰を考えてるんですかね?すごく楽しみです。
以前、ユーリさんが載せてくださったモロトフさんのセリョージャ評からしても今の彼に不足してるのは西側的な要素(様々なジャンプの入り方やリンクを広く大きく使って行うエンタメ的な要素)だと思っていたので、この選択は正解だと思っています。(例え出来上がったのが変プロであったとしても支持しますw)


> ジャンプして無回転(あるいは半回転)で着氷後バックスクラッチというのは、多回転ジャンプを練習するときにやるものです(私もアクセル練習でやっています)。
>
> 跳び上がる感覚と、身体を巻き付ける感覚を個別にチェックするときにやるのかなと思います。

そういえば6分間練習や氷上に出てからのリーザが盛んに半回転→バックスクラッチ、を行っていました。特に6分間練習では何度もやってて、スペースがあくまで集中を高めていた感じでした。そしてSPの時、練習ではホントに綺麗に決めていたんですよ。本番では転倒してしまいましたけど。。。あれは回転不足とは無縁だわ、と思わせるダイナミックなジャンプでした。

これからもブログ楽しみにしています。そして、マスターズも頑張ってください!
プロフィール

Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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