私見・高橋大輔の功績


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高橋大輔引退報道狂想曲も一息ついたところで・・・。彼に関する思い出などを。

なぜか高橋くんとセリョージャは全くと言っていいいほどスケーターとして似ていないのに、曲かぶりが多かったのですね。ラフマニノフ2番、オペラ座、ロクサーヌのタンゴ、道化師、ピアソラ(ブエノスアイレスの秋、など)・・・そういう意味で非常に興味深く見ていたのです。

一番印象に残っているのは復帰戦となった2009年のフィンランディア杯ですね。(写真はその表彰式)
ここでFSの「道」を国際大会で初披露、そしてこれが文字通りバンクーバー五輪銅、世界選手権金への「道」となったといっていいと思います。

高橋大輔 フィンランディア杯 2009 FS


まだスタミナが戻っていなかったのか、フリーではミスがちょっと出て2位、それでもSPのリードを守りきっての総合優勝。見事に復帰戦を飾りました。
この時フリーではトップだったセリョージャが、
「逆転はできなかったけれど、フリーでワールドメダリストであるタカハシを抜いてトップに立てたことは非常に嬉しいし名誉なことだ」
というような事を言っていて、選手にとっては「ワールドメダリスト」という称号は本当に(我々が思うよりはるかに)重いのだなあ、と思ったのでした。


そして、ここからは全くの私見になります。高橋大輔ファンの方、怒らないでくださいませね。

私が思うに、「高橋大輔」というスケーターの一番の功績は、「一般の日本の若者像」と、「男子フィギュアスケーター」の距離をものすごく狭めたことだと思うのです。

フィギュアスケーター、といえばヒラヒラのフリルやレースの付いた衣装をまとって王子様のような美形でスタイルのいい選手がやるもの、みたいなイメージは強かったと思います。もしくは、お嬢さんお坊ちゃんの習い事(日本舞踊や茶道、華道みたいな)。
それまでにも本田武史、田村岳斗といった世界に出て行った男子選手はいましたが、2人とも日本人としては手足が長くスタイルは良い方でしたし、田村は演技前に「ヤマト、結婚してー!」という声が飛ぶくらいの今でいうイケメン。
本田もキリっとしたいかにもアスリートらしい風貌でした。
そんな中、背は低くあまり足は長くなくさほど小顔でもない(ファンの方ごめんなさい)高橋が活躍し始めた。
髪型なども本当にそこいらの若者と変わらず、当時「チャラい」などと言われていたことを思い出します。

高橋の出現で、
「ホントにフツーの日本人の選手もいるんだ・・・・」
「日本人の男でも氷上でかっこよくなれるんだ・・・」

と改めて思った人は多かったのではないでしょうか。
私の知人などは高橋くんがマスコミに登場するようになって初めて(オロナミンCのCMのころ?)、日本人の男子フィギュアスケート選手がいる、ということを知った、と言っていたくらいです(笑)

上戸彩&高橋大輔 オロナミンC


そしてそれによって「フィギュアスケートやってみたい」と思う子供も増えたでしょうし、今までだったら「無理よ顔やスタイル・・・・」と却下してた親御さんが「やらせてみようかしら・・・」と思うようになったかもしれません。

なんかすごくボロクソ書いてるみたいだな、悪気は無いんですよ(笑)

トリノ五輪からしばらくして、ロシアチャンピオンのグリャーツェフが指導者に対してこういったことがあります。

「現在の我が国のジャンプ、ジャンプという方針には疑問だ。我々がしなければならないのはタカハシなどがしているような、プログラムの中にジャンプが溶け込むようなスケートであって、高い難度のジャンプにばかりこだわるとジャンプの前にストレスが溜まってスケーティングが硬化してしまう。それは間違った道ではないかと思う」←すみません、ソースをなくしてしまったので全体はうろ覚えですが、大文字の部分は確かです。

最後に、メンショフやレオノワのコーチでもあるエフゲニー・ルカヴィツィン氏の日本男子評の中から、高橋くんの技術的な部分を指したところを上げてみましょう。

「ダイスケ・タカハシのことについて付け加えておきましょう。我々がまず彼のプログラムについて話すとき強調するのは、柔らかく氷に乗って、ひと蹴りでスピードが上がってゆくことです。まるで氷が閃くかのようです・・それは見ていて非常に心地よい。特にフリースケーティングのステップシークエンスには心惹かれます。」
町田の優勝は日本男子スケーターの高い競争原理によるものだ ― E・ルカヴィツィン

これからショースケーターとしてまた違った意味で我々を楽しませてくれるのか、また、指導者としてヤマトやタケシがしているように第2、第3の高橋を育ててくれるのか・・
期待はつきません。

けれども、まずはじっくり体も心も休めて、行く末を考えて欲しいと思います。1つステージの上がった高橋大輔の出現をファンは楽しみにしているはずです。
長いこと、トップを走り続けてくれて本当にお疲れ様でした。




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Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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