お誕生日おめでとう!セルゲイ・ヴォロノフEX演技集 (1)

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さる10月3日はロシアの中堅、セルゲイ・ヴォロノフの誕生日でした。というわけで、1987年生まれの彼は27歳になったわけですね。
お誕生日おめでとう!
彼の人となりについては何度もここで書いてきましたが、これが一番わかりやすいでしょうか。
セルゲイ・ヴォロノフ「趣味、読書。尊敬するアスリート、ランス・アームストロング」
(ちなみにこのインタビュー記事はランスのドーピングが発覚する以前のものです)

読書家で、アスリートの社会活動にも深い興味を持ち、哲学と歴史が好きだ、という彼のインタビューは訳していて非常に面白く、時に重く、またはポエミーで笑わせてくれます。四文字熟語やことわざなどを自然に駆使して喋るさまは日本人スケーターで言うと町田樹くん、という感じでしょうか。

そんな彼ももはや中堅、というかベテランの年齢。意外に彼と同年代で残っている選手は少なくて(ロシアでは彼の年代は幼少期がソ連崩壊にぶつかってるんですね)、日本でも同学年の織田くんが引退しましたから、GPSメンバーで同期はいなくなったのかな。(上にはアボ、メンショフがいます)

そんな彼のEXの演技を集めてみました。数が多いので二回に分けます。今回はバンクーバー選考(2009—2010シーズン)まで。

ジュニアワールド(2位) 2005ー2006
この年優勝したのは小塚崇彦くんでした。


ジュニアワールド(3位) 2006ー2007
おそらく国際試合で初めてクワドを降りた(ただし評価はDG)年。セリョージャのクワドジャンパーとしての歴史が始まった年でもあります。


ロシア選手権 (優勝)2007-2008
ナショナル初優勝の年。彼は同じFSで2連覇してるのでどっちのものか悩んだんですが、アンコールがラフマニノフなので、初優勝の年のものだと思います。


欧州選手権 (4位) 2007-2008
欧州選手権に初出場、FSではスモールメダルも獲得して4位となりました。「ビートルズとスコーピオンズが好き」という彼はこの"Still Loving You"のプロがよっぽど気に入ったらしく、3年ぐらいこれでEXやってた気がします。そしてこの年、世界選手権にも出場して7位となり、1枠だったロシアの出場枠を2に増やしました。


GPS中国杯 (3位) 2009-2010
バンクーバーシーズン。この年のプロはSP,FS、EXとも、素晴らしく彼に似合っていたので、本当にこれで五輪に行って欲しかったです。当時、「ロミオに見えない、どう見てもマキューシオだ」と言われていたプロでもありました。


ロシア選手権 (2位) 2009-2010
バンクーバーに合わせて復帰してきたプルシェンコに敗れ、連覇は2で途絶えました。しかし2位。前々年枠を2つに増やし、前年にはアンドレイ・ルータイとともにその枠を守った彼ですから、晴れ舞台を踏ませてあげたかった、と思います。当時、セカンド3Tが安定しない、という批判も浴びていたので、これでは中国杯と構成を変えてイーグル少なめにして3T-3Tが入っています。


バンクーバー五輪後、いわゆる「4回転論争」が巻き起こりましたが、セリョージャは2回目のJr.ワールドで4Tを降りて以来、怪我であったり明らかな調整試合、と言えるもの以外はクワドを抜いたことはありません。シニアに上がってからは、SPにも必ずクワドを入れていました。これは、完治不能の古傷のためルッツが跳べない、という事情もあったわけなのですが、クワドと安定した3Aで、戦い抜いてきたのでした。バンクーバーシーズンからは五輪選考も鑑み、2Lzコンボを入れたり、3Fを入れたりしてプログラムのグレードも上げてきていました。当時、これだけクワドを入れ続けていたのはジュベールと彼くらいだったでしょう。しかし、そんな彼が何故勝てなかったのか。

当時の点数制がクワドジャンパーにあまりにも逆風だった、としか言いようがありません。
3Aの基礎点が男子には余りにも高すぎたのです。3Aといえば、男子はJr.のSPからでも必須のジャンプです。3Aを2本、トウジャンプを2本(うちそれぞれ1本を後半に)組んだほうが、GOEを考えれば点数が高かったのです。(当時はGOEの加点系数が2A以上、と未満に分かれていました(現在は回転数)。ですから、2Aでも4Sでも加点は同じだった)
4T-2Tを前半に跳ぶのと、3Lz-3Tを後半に跳ぶのでは、加点によって軽くひっくり返る点数制でした。マイケル・ワイスが、この2つのコンボを例に取って「クワドジャンパーに余りにも不利すぎる」とコメントを出していたこともあります。

2008年、セリョージャが7位となった世界選手権で優勝したのはクワドレスのバトル。

この大会でSP,FSともにクワドと3Aを成功させたのはセリョージャだけでしたが、彼はクワドレスのバトルが優勝したことについて聞かれ、
「バトルはルールに則って戦い、そして勝ったのだから、彼自身にはなんの落ち度もありません。確かにクワドはリスクを伴う技であるからもう少し価値を認めてくれてもいいと僕自身は思いますが、ジャッジたちは彼のスケーティング技術がクワドにも値する、と判断したのでしょう。僕は彼の滑りがとても好きです。」
といったようなことを述べていたのが忘れられません。

そして、彼は黙々とスケーティングとジャンプに磨きをかけ、バンクーバー五輪を目指したのですが、その結果は余りにも切ないものとなってしまいました・・・ 

こちらに続きます→お誕生日おめでとう!セルゲイ・ヴォロノフEX演技集 Ⅱ

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Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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