町田の優勝は日本男子スケーターの高い競争原理によるものだ ― E・ルカヴィツィン

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ルカヴィツィン氏については何度かこのブログで触れました。メンショフさんやマカロワちゃんのコーチです。ロシアのコーチたちがヒステリックに批判をしたニースワールドの判定に、「チャンの優勝は正当だった」と言ってのけた人でもあります。
「P・チャンは世界王者にふさわしかった」ロシア人コーチ、エフゲニー・ルカヴィツィン、世界選手権総括

彼がスケートアメリカについて述べていたインタがありましたので、一部ですが訳してみました。(かなり意訳してます)


++++++

Q:昨年の全日本でけして上位ではなかったタツキ・マチダが優勝しましたね?


R:そうですね、マチダはデトロイトの隙間から飛び出してきたようです。私は昨シーズン、彼にあったことがありますが、何度かクワドを試みていましたが私の記憶にある限り、成功させたことはありませんでした。
マチダは全日本選手権で崩れ9位となり、ソチへの道は閉ざされたように見えました。

現在、彼は全く違った位置にいるように感じます。

そして、我々は日本のように、どんどん選手に競争をさせる、という方法に注目したいと思います。特定のアスリートを定めず、その選手のみにプレッシャーを与えることをしないようにするのです。いわば、同じような状況を多くのアスリートに提供するのです。

そうすれば、競争原理によって次々と彼のような新星が出てくるはずなのです。

今回の場合、それがマチダだったのです。


<中略>

SPのコンビネーションで、彼は4-3を決めました。
何かを掴むこと見事に成功したのです。
私が昨年見たこのマチダのストラヴィンスキーの「火の鳥」は音楽に合わせて単にエレメンツを行っているだけでした。
しかし、今年の彼はそれを超えた。

これは非常に印象的なプログラムです。ただ単に滑って、跳んで、氷に乗っているだけではない。

(ルカヴィツィンべた褒めだった町田くんの「火の鳥」)


<中略>

そして、2,3、ダイスケ・タカハシのことについて付け加えておきましょう。我々がまず彼のプログラムについて話すとき強調するのは、柔らかく氷に乗って、ひと蹴りでスピードが上がってゆくことです。まるで氷が閃くかのようです・・それは見ていて非常に心地よい。特にフリースケーティングのステップシークエンスには心惹かれます。
けれども、技術的な問題にはまだ結論を出すことは出来ません。


Q:どんな結論を出すにも早いと?


R:私の考えでは早いと思います。私が思うに、彼ら(日本サイド)にとっては、タカハシはワールドチャンピオンであり、最も経験豊かなアスリートです。そして、このシーズンが彼のゴールとなる。オリンピックチームを盛り上げるには大きな要素となるでしょう。
今回の不振は、けして悲観することではなく、彼にとっては自分には何が足りないのか、を理解した可能性があると思っています。

私は4月の国別対抗戦で日本をおとづれた時、じっくりと彼を観察しました。

トレーニングにおいて、またオフタイムにおいて、アスリートのすることは様々です。しかし、彼には経験という「保険」があります。これは若手には歯噛みしても手に入れることのできないものです。
挑戦者たちには、大きな脅威となるでしょう。

私はぜひ、オリンピックで彼に会いたいものです。


====インタビュー記事本文====
+++++++++

日本男子について書かれているのはここまでです。あと、アーロンくんについては今までのアメリカンスケーターとはタイプが違う、というようなことを言ってました。ワイリー、デイヴィス、トッド、アボット、といったツルスケ&基礎重視のタイプとは異なり、パワー一直線、というところからでしょうか。
あと、インタビュアーがリッポンのことを「クワドルッツを持ったジョニー」と表現していたのも興味深かったです。



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Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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