セルゲイ・ヴォロノフ「趣味、読書。尊敬するアスリート、ランス・アームストロング」

ロードレース好きの友人から、ランス・アームストロングの去就を聞き、彼の引退を知りました。つい先日、彼の自伝を再読していたところだったので、なんか、感慨深いものがあります。そして、ランス、といえば思い出すのが先日のロシアンナショナルでのセリョージャ(セルゲイ・ヴォロノフ)のエキシビションでした。
Sergei VORONOV 2011 Russian Nationals Gala


衣装は相変わらず、というか、またも普段着に戻ってましたww

そして、そんな彼の左手首には黄色いリストバンド。

そう、まず私が登場してくる彼を見て気づいたのが、「イエローバンドしてる!」でした。

しかし、洒落っ気ないのはかまわんが、なんか大分着古してんじゃね?そのセーター?縮んでね?という感じが・・・(笑) まあ、彼らしいですが。
Sergei VORONOV 2011 Russian Nationals Gala.mp4_000299120
まちがいなく、ランス・アームストロングの、Livestrong(強く生きろ!)プロジェクトのものでしょう。国別に来日したときにもしてました。このプロジェクトは癌との壮絶な闘病に打ち勝ち、ツール・ド・フランス7連覇を為し遂げたランスが、癌と闘う人々を支援しよう、と立ち上げたものです。

「ランス・アームストロングが好きです。なぜなら、彼は強いアスリートだから。」

といっていたセリョージャ。
完治不能、とも言われたという古傷と戦いながら競技を続けているセリョージャには、ランスの生き方には格別の思い入れがあるのだと思います。
この、ランス・アームストロング、自転車競技のファンなら知らない人はいない、っていう有名人ですが、セリョージャの「尊敬するアスリート」の1人なんだそう。(他にはアレクセイ・ネモフ)
バイオによると、セリョージャの趣味は読書でこのランスの自伝も愛読書のひとつなんだそうです。
このランスの自伝、日本語版も出てます。
ただ、マイヨ・ジョーヌのためでなく
(スポーツ好き、ノンフィクション好きな方には絶対にお勧め)

セリョージャの読書好きは有名らしく、よくインタでも聞かれたり、また、最近読んだ本のことをしゃべったりしてます。特に、歴史やノンフィンクション系のものを好んで読むらしく、プログラムの作成の際も、アプローチの方法として音楽の背景となった人物や出来事に関するものについて、いろいろ読んだりしているようですね。2007年のFSに『パール・バーバー』を使ったときにも、『炉辺談話(ルーズベルトの演説集)』)を熱心に読みふけっていたそうです。
夏ごろ公式サイトにインタが発表されましたが、それの中でも、最近読んだ本について熱心に語っていました。

「最近印象的だった本はなんですか?」の質問に

「そうですね、『遠い道を行く』(ロシアのジャーナリストの書物らしい)かな。800ページ以上の長い本なんですが、一気に読んじゃいました。特に、後半に記されていたダイアナ妃を取材したジャーナリストについて書かれていた部分は本当に印象的でした。人生にとって本当に大事なものはなんなのか。それは、お金でも名誉でもないのだ、それらがあっても人間は満たされるものではないのだ、ということが本当によくわかりました。それから、最近読んだものではアンドレ・アガシ(元プロテニスプレーヤー)の自伝です。彼の生き方だけでなく、アスリートの社会活動、という面からもボクには非常に実りの多い本でした」
って感じで、非常にリキ入れて語っていました。また、同じインタでは今年プログラムに使っているラフマニノフの生涯についてちょろっと触れていたんで、やっぱそれ方面に関しての書物も読んでいたんでしょうねえ(笑)

その、ラフマニノフ第2番第3楽章。。2002年からずっと憧れていた曲なのだそうですが、実はこの年、まさにこの曲で滑っていたのがアレクサンドル・アブトでした。Jr.のころには同じコーチの下で一緒だったこともあるサーシャとセリョージャ。美しいクワドを引っさげて世界で戦うサーシャをおそらくセリョ-ジャは憧れの目で見つめていたに違いないのです。
サーシャの『ラフマニノフ』(欧州選手権)
そして、これが今年のセリョージャのロシアンナショナルFS
Sergei Voronov - 2010 / 2011 Russia National FS


まさに、「白いアブト」でした。そして、彼もクワドを入れたかったでしょう、サーシャのように。成長した自分の姿を見てもらいたい、と思っていたかもしれません。しかし、シーズンはじめの怪我で思うに任せず、本当に悔しかったでしょう。CoCでのFS途中棄権は本当に思い出すのもつらいです。
だからこそなのか、『今の』自分に出来る限りの最高の構成で臨んできました。
クワドありません、Lz,Fありません。でも、しっかりLvを取り、跳べる限りのジャンプを跳んだ。彼の健康なときの姿を知るファンにとっては、余裕過ぎる3T、2Aが哀しくすら思えます。
でも、確か、FSのTESはトップだったんじゃなかったでしょうか。これもひとつの道だと思います。


そして、このEXプロも実はアブトリスペクトなんです。
こちらがサーシャの「キャンドル・ライト」




ランスに憧れ、アスリートの社会活動にも深い関心を寄せている、というセリョージャ。いずれ、安藤さんや高橋君とかと、国を超えて若いスケーターや負傷に悩むスケーターへの援助基金、とか立ち上げてくれたら嬉しいなあ、などと思っていますが。マイケル・ワイスがアメリカの若手スケーターへの基金をやっていたり、トッド・エルドリッジが故郷の町に運動場を作り、スポーツをする子供たちを援助したりしている、というのは聞きます。

けれど、そういったことにとどまらず、国境を越えた、スケーターたちが若手を育てる基金、なんて出来たらいいですね。


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初めまして。ななと申します。
「セルゲイ・ヴォロノフ」という文字を見て飛んで参りました笑

ナショナルでのSPは驚きの順位でしたが、見事にFSで巻き返しましたよね。。言うまでもなく美しかったです(*^_^*)
ユーロ、ワールド出られなかったのは本当に残念です・・。特にユーロは、前回の悔しさがあるでしょうし。。

でも、怪我をしていてもクワドに挑戦するのはすごいですよね。中国杯ではほんとうに見ていて辛かったし、怪我が悪化したのか??とも思える着氷で、、痛そうでした;;
モロゾフコーチも「今はゆっくり怪我を治せ」と言っているらしいので、無理をせず怪我を治して欲しいです^^

今季のFSは綺麗で大好きなので、持ち越して、できればクワド入りで見たい・・!!ロシアカップでは成長も見られましたし、来季も楽しみです。
ではでは、長々と失礼しました;また来させていただきますので、よろしくお願いします。

ご訪問ありがとうございます

ななさん、こちらこそありがとうございます!ブログも拝見してきました。

ナショナルはねー、本当にSPの3Aのすっぽぬけさえなければ・・と、タラレバになってしまいますが。

でも、ユニバでもふっ切れた演技が出来ていたようでしたし、来季に向けてがんばってくれてる、と思います。

>今季のFSは綺麗で大好きなので、持ち越して、できればクワド入りで見たい・・

同感です。ここのところ不運な状態が続いたので、来季こそ元気な姿が見たいですね!
プロフィール

Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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