白鳥は戦い続ける ―セルゲイ・ヴォロノフ、欧州選手権SP


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欧州選手権のSPが終了して、男子はフェルナンデス、セリョージャ、ミハル、という順位となりました。

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それぞれ個性の違ったイケメン同士で・・。目の保養です。しかし相変わらずせリョージャはいつものセーターで(ナショナルジャージ着なさい、こんな時くらいww)

男子SPリザルト
男子SPプロトコル


演技後のインタビューでは、

「私はとてもこの「死の舞踏」という曲が好きです。今まで聴いた世界のクラシックの中でも最も高い位置にあると思います。
私はこれを滑り始めるときにはいつも、2分40秒という時間を凝縮した人生に見立てて入り込みます。。それは一羽の白鳥の物語です。その中で彼は生きるために戦うんです。私たちが日々、試合で戦い続けているように。」

と述べていました。
====本文====

SP演技



3Aがダブルになってしまったのが残念でしたが、練習の際もアクセルの軸を気にしていたので、正直すっぽ抜けなくてよかったなと。セリョージャのアクセルは本当に高くて幅もあって美しいんですが、たまにスポーンと抜けるので。
コンボとアクセルさえなんとかなれば、彼のループは鉄板なのですから。
ここまで彼が勝ち抜いてこれたのは、地味ですがエッジジャンプ無双な所にあると思ってます。特に、後半の3S、3Loでミスが少ないこと、多くの男子が苦手とするセカンド、サードの2Loをきっちり跳べるところです。
ナショナルでは、3連コンボを3Lo-2Lo-2Loにしてきていました。

2A以外はマイナスのない綺麗なプロトコル。怪我や病気を重ね、彼の得た教訓は
「出来る時に、出来ることをしっかりとやってのける」
ということなんだろうと思っています。

そして、インタを聞いて、白鳥なのに何故衣装は黒?(確かに「死」ということで黒なんだろう、と今までは思っていたのですが)という疑問が湧いたのです。
上衣の金のアクセントはああ、確かに羽っぽい、と納得したのですが。

そういえば昔、アレクサンドル・ファデーエフが同じ作曲者のサン・サーンスの「白鳥」を演じた時、黒に金(正確には上衣は紫紺)の衣装でした。


アレクサンドル・ファデーエフ "The Swan" 



SPの曲を決める際、サン・サーンスをかなり聴いた、と言っていましたから、ひょっとしたらこの演技と衣装が頭にあったのかもしれません。

FSでもぜひ納得のできる演技ができて、GPFやNHK杯の時のような笑顔を見せてもらえたら本当にいいなぁ、と思います。

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「気分はジェフリー・バトル」 ―セリョージャの昔のインタから


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MWOでのジェフリー・バトルの活躍で、セリョージャの古いインタビューを思い出したので引っ張り出してきました。2008-2009シーズンのものです。
ただ、PCがクラッシュしてしまって当時のURLソースがなくなってしまっているのと、記憶がおぼろな部分があるのをお許しください。
セリョージャは当時から「バトルのスケーティングが好き」と公言していて、2008年イエテボリワールドの際も、帰国してからクワドレスのバトルが優勝したことについて聞かれ、
「バトルはルールに従い、その上で勝ったのだから、何も責められるべきではないと思います。ルールは同じように選手に適用されています。確かに、クワドはリスクを伴いますからもう少し評価を上げて欲しいとは思いますが、そういったことは我々が言うべきことではないし、僕は彼のスケーティングが大好きです」
と述べていたのでした。

では、件のインタビュー。おそらく、ロステレコム杯とナショナルの間くらいのものかと思われます。セリョージャの独特のニヤリ笑いは当時からも彼のトレードマークだったらしく、まずはそれについての質問。

+++++++++++

Q:演技前、音楽を待っているとき独特の微笑を浮かべているよね。いつもどんなことを考えているんだい?秘密じゃなければ教えてくれないか?

Vorovov:秘密(笑)。
ボクにもわからない・・いつも違うことを考えているし。
でも、微笑に関しては、そう、いつも、ジェフリー・バトルのようにありたい、と思っていた。彼は、お祭りにいくように朗らかに氷上に向かっていくんです。そして、いつも前向きな姿勢を見せて、観客にも、ジャッジにも明るく気持ちよいオーラを送るように微笑んでいた。そして、まるで1つ1つの音符を拾うような、音楽と一体となったスムーズなスケーティングをする。僕もああなりたい。
(訳注

そして、このあとSPを変えた理由や、プログラムにLzを入れないのか、ということについて聞かれていますが、プロを変えたことは自分の中でこのプロがピンと来ていなかったこと、そしてあるジャッジから
「このプログラムからは君の表見したいことが上手く伝わってこない」
というアドバイスを受けて変更したようです。
変更した曲は「ゴッドファーザー」。原作映画もしっかり見ている様子で、
「男のプライドと強さと哀しみを表現したい」と言っていました。

また、ルッツジャンプについては、Jr,の頃からの古傷となった疲労骨折がまだ痛むため、ここ2年は練習でも入れていない、いうことでした。

それでは、変更前のSP. ファンのからは今までとイメージが違っていいじゃないか、という声もあったのですが、彼の中では消化しきれなかったのか、納得できなかったのか。

GPS第1戦となったスケートカナダです


そしてこれから変えたのが「ゴッドファーザー」欧州選手権です。当時彼はストレス性の疾患にかかっていて、悪心、嘔吐に悩まされ、練習中はダブルジャンプも満足に跳べなかったそうですが、本番ではなんとか決めてくるところはさすが。
衣装は間に合わなかったのかそのままですね。


新衣装となったワールド。国別対抗で来日した時にもこれを着ていましたね。


訳注)彼は'07-'08、'08-09の2シーズン続けてFSでタンゴをやりましたが、そのきっかけ、というのが’07の代々木ワールドでバトルとサンデュのタンゴの演技を見たことがきっかけだそうです。彼らのように滑りたい、彼らのように踊りたい、と。
そして当時コーチだったウルマノフは「早すぎる」と大反対し、それでも頑として自説を曲げなかったセリョージャに、ウルマノフはタンゴとしては異端、踊るタンゴじゃない、とも言われるピアソラにすることで妥協したと聞いています。

こちらがセリョーじゃが憧れた、というバトルの代々木ワールド「アディオス・ノニーノ」




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プロフィール

Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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