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メンショフ、2014-15シーズンに向けて準備は順調

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http://instagram.com/p/pLbE4vB0Jp/

7月1日の2014-15年スケートシーズン開始に向けて様々なニュースが飛び込んできています。カップル競技の組み替えやコーチの変更、プログラムの進行状況、あちらこちらで行われるアイスショーやイベント、はたまた休暇を謳歌するスケーターたちの様子etc.

今回は30歳過ぎていまだ衰えを知らないクワドジャンパー、メンショフの現況をインタも混じえて。(写真は彼のインスタより。ニース滞在中のもののようです)


彼はレギュラーシーズン終了後、4月いっぱいは他のロシアンスケーターとともに国内をショーで周り、5月にはニューヨークに渡って様々な北米のショーを見て回る反面、ミニキャンプを張ってプログラムの作成に勤しんだようです。この北米行きは本来なら前回の国別対抗後に予定されていたらしく、それが彼の怪我でキャンセルとなり、1年遅れで実現した模様です。
インタビューによれば、まず取り掛かったのがSPの作成で、おおよその組立は滞米中にできた、とのこと。
ジャンプ構成は昨年とは変え、4T-3Tのコンボから入り4S、3Aのクワド2本構成で行くようです。
また、彼の恋人であるマリア・アルテミエワのプログラムの振り付けも行うようで、こちらも楽しみです。彼自身、本格的なコンペプロの振り付けは初めて(グループのジュニアっ子たちの発表会クラスのものはあるらしい)ということで、これはマーシャの強い要望から実現したらしいです。

「ショーで様々なスケーターと一緒に滑っている中で、様々な閃きがあり、それを表現したいと思っていた。そこに彼女が是非に、と言ってきたんだ」と彼は述べていますが、現在マーシャはナショナルメンバーのサブの位置にあり、テストスケートやシーズン初頭のロシアンカップの結果が良ければカレンダーコンペはもちろん、ロステレコム杯の地元枠推薦を勝ち取れるかもしれない位置にいます。(昨年はニース杯で優勝)
マーシャについてはこちら→私はチャンピオンとして名を残したい ―マリア・アルテミエワ

そんな、沢山の閃きを得た、というショーでのメンショフの演技を。
これは新プロですね。EX用でしょうか。「マスク・オブ・ゾロ」



そしておなじみ「Shape of my heart」
この衣装で見るのは初めてかな。一昨年のSP衣装です。彼はシャツ衣装が似合うのでこれもとてもいい。シンプルな作りですがボタンと台襟の裏側、そして袖ロールアップの紐部分の黒がいいアクセントになってます。




そして、ニューヨークから帰国して2週間ほどのバカンス期間をはさみ、ニース、サンクト、ラトビア、そしてスウェーデン(これはおそらくルカヴィツィンコーチがウルマノフとも関係が深いため、一緒にマヨロフSr.の下で毎年行ってる合宿と思います。)サンクトにいた頃のセリョージャやレオノワもこれには同行していました。
今年ルカヴィツィングループに移ってきたレオノワが、
「コースチャやマーシャとは馴染みが深いし気持ち的には楽」
といったようなことを述べていたのはこのような経緯があるからなんですね。


そして、メンショフは怪我の状態を聞かれ、
「悪化していないのが一番の収穫。テーピングは必ずしている。動かしすぎてしまうからね。古傷はもちろん邪魔になるけれど仲良く付き合っていく感じかな。今のところはいい状態だよ。」

そして、体の状態も含め、プログラムの作成もスムーズにいっていて、満足のいく状況であること。振り付けや選曲は例年通りグリンカ女史と行っているが、SPにはちょっとした工夫を凝らしてあるそうです。←なんかこれすごく楽しみなんですけどw
FSに関してはまだ曲が決定したのみで白紙に近い状態のようですが、
来シーズンの目標としては、ユーロ、ワールド代表入り、特にユーロでは今年より上の成績を目指したい、と強く語っていました。

インタビューはこちら→http://rsport.ru/interview/20140523/747851375.html

GPSの台乗りができれば彼自身初となるばかりでなく、GPS男子最年長記録の更新ともなるでしょう。
是非とも頑張ってもらいたいものです。

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大切なのは曲に負けない存在感 ― ボーカル曲の認可


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ISUの今年から大きなルールの変化に、ボーカル曲認可がある。しかしこれってある意味すごいチャレンジだと思う。

それこそ手を挙げるくらいでリンク全体を支配するくらいのオーラと表現力がないと完璧に曲に負けてBGM化する。

ショーならそれでまあご愛嬌、なのだけれど、表現力のあるなしがほんとあからさまになる。
そして、コンペなのだから、ミスをした場合にどうカバーするか(例えば曲に遅れないようにエレメンツを1つ抜いて別の箇所に移動させるとか)、といった工夫もきっちりしておかないと、曲とプログラムがバラバラになってしまってるのが素人目にもわかってしまう。

エンターテインメント性を高める、という意味でのボーカル認可なのかもしれないが、「言葉の怖さ」を分かっていないと、1つのミスでプログラムの世界観がガタガタになる。

昔、プロスケーターの選手権が行われていたが、その中では小道具やボーカル曲も認可されていた。その中からいくつかあげてみたい。(なるべくショーではなくコンペでのものを選びました)

まずはブライアン・ボイタノ 「誰も寝てはならぬ」
元々この人の滑りは男性の肉声に合うのだけれど、これはパヴァロッティに負けてないところがすごい。
Brian Boitano (USA) - 1991 World Challenge of Champions, Men's Event


ポール・ワイリー 「カルミナ・ブラーナ」
スケールの大きな滑りと細かい足さばきが素晴らしい。


デビ・トーマス「Oh! Darling!」(写真)
背中の線が美しいのでイーグルが栄えますね。そして、高いジャンプは健在です。


ヴィクトール・ペトレンコ「マラゲーニャ」
中盤のジャンプミスがもったいないですが、曲の世界はそのまま。

こちらはノーミスバージョン↓
Viktor Petrenko 1994 Challenge of Champions (佐野さんうるさい(笑)

ちょっと古いのが続いたので、(これも古いが)アマチュアのものを。今までもラテン語のような古語やスキャットは認可されていたのでこれです。
トッド・エルドリッジ「コンクエストオブパラダイス」


そして、歌、と音楽、と滑り、が一体化したエンターティメントといえばやっぱりこれは外せないでしょう。
カート・ブラウニング「雨に唄えば」
これは2012年のもの。当時彼は46歳。
Singing in the Rain - Kurt Browning - Medal Winners Open 2012


今回は動画集のようになりましたが・・。みなさんのお気に召すものが1つでもあれば幸いです。

そして、来シーズンも素晴らしい演技を沢山見ることができますように!

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父とスポーツ ―武士道の名残

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今回はちょっと趣向を変えて、父の思い出など。

私がここまでスポーツ好きになったのは何といっても父の影響。考え方、受け止め方も父の影響が色濃いです。はい、ファザコンですw

父はプロ野球・高校野球や大相撲はもちろん、フィギュアスケートをはじめ、スピスケ、ノルディックスキーといったウインタースポーツ。マラソン、駅伝をはじめとする陸上競技。そして世界選手権や五輪で報道されるあらゆる種目を見ていました。ネットが普及するはるか前ですから、新聞、ラジオ、TVのそれも地上波が主です。
私のスポーツ観戦の原点は、NHKのスポーツ報道(昔の!)とそれに付随する父の解説です。

今から思えば、
「なんであんなに詳しく知っていたんだろう?」と思うほど、マイナースポーツにも詳しく、7時のニュースでほんの何行か、結果だけしか出ないような種目でも尋ねれば即、どんな種目でどんな選手が強いのか、といった返事が返ってくるのでした。
例えば
「フィギュアスケートのペアとダンスの違いって何?」といえば
「見て分かるのはダンスの方が男女の体格差が少ない。そして密着度が高いんだ。で、女性の衣装を見てごらん、スカートが長いし装飾が多いだろ?ペアと違って回転するジャンプとかないからね。その代わり足さばきがキチッと揃って優雅じゃなくちゃいけない。元々が舞踏会とかのダンスなんだよ。だから日本にはダンスには宮様杯があるんだ」
ノルディックスキーの種目。札幌五輪当時、報道で「純ジャンプ」という書き方が多かったことについて尋ねると、
「ジャンプだけのものとは別に「複合」という種目が存在し、それはジャンプ+クロスカントリースキーで争われること。クロカンは地味だし、日本人は耐久力がないせいもあっていまいち強くない種目だから、ほとんど報道されない」
などと教えてくれました。他の種目も同様。

学生時代からやっていた、という陸上短距離は地方レベルですが審判の資格を持ち、結婚するまでは大会の運営の手伝いなどもしていたらしいです。
そんな父がくり返し言っていたのが、

「勝者に尊敬をはらうことはもちろんだが、それ以上に敗者に対する労りと敬意を忘れちゃいけないよ。」
「スポーツは結果が全てだから勝敗について云々言うのはナンセンスだけど、それに向けて努力した選手の努力の経過は決して軽んじられてはならないんだ。」
「選手が何よりも知らなくちゃならないのは、自分に何ができて何ができないか、だよ。これは監督も同じ。出来もしないことを無理やりやろうとするのは挑戦どころか無謀だよ。」


ということでした。それはおそらく、自らも選手であり、そして年を経て「審判」という立場で若い選手たちを判定する側になったことからきていたのでしょう。

昔(今もか)は世界選手権や五輪、といった大きな国際大会に出場する選手は過剰とも言える期待をかけられ、メダルが取れないとそれこそ罪人のような扱いをされていたこともありました。しかし父は、メダルを確実視されていた選手が初戦であっさり負けたりすることがあっても、

「いつもいつも同じ成績が出せたら人間苦労しない、だったら大会やる意味なんてないじゃないか。4年に一度にきっちりあわせて来れて実力が発揮できる、それが本当に強い選手なんだ」
と口癖のように行っていました。

そして、どんな競技にも根本となる信念があって、それと選手の安全を守るためや、技術の向上の狭間で揺れながらルールは定められている。一見個々人の選手に有利、不利なルール変更が行われたとしても、長い目で見ればそれは競技全体の技術の底上げと選手の安全性を重要視しているからだ。
強い奴はどんな状況下に置かれたって強いし、実力を発揮できるものだ。でなきゃそれは本当に強いってことじゃない
、というのが持論でもありました。


スポーツ全般、そしてそれに取り組むアスリートたちをこよなく愛した父。そんな父がやっぱり一番好きだったのが自らの原点となった陸上競技でした。それもトラック競技、短距離。
ベルリン五輪のジェシー・オーエンス(写真)に憧れた、と言っていましたから、本当に好きだったのでしょう。
遺品を整理していたとき、東京五輪の100メートル予選のチケットの半券が出てきたのは忘れられません。本当に、三つ子の魂百まで・・とはこのことか、と思いました(笑)

父がなくなったのはバルセロナ五輪の終わってしばらくしてのことでした。そう、日本男子トラック種目であのロス五輪100mの吉岡隆徳さん以来60年ぶりに、高野進さんが400mでファイナリストとなった大会です。


さぞかし興奮してみていたのだろうなぁ、と思います。吸いかけのハイライトの箱とともに、五輪の陸上関係の記事を片っ端から集めて棺に入れたのを思い出します。

生前の父に
「もし日本が陸上短距離でメダルが取れるとしたらなんだと思う?」
と聞いたとき、
「うーん、4継(100×4リレー)か、400mハードルだろうな。100、200はやっぱり人種的に日本人選手は敵わないよ。ただ、4継ならバトンパスと曲走路を走る選手の技術、4パーはハードリングの技術でなんとかなるかもしれない。同じハードルでも110パーはやっぱりスピードとパワーがいるしな、別もんだからな。」
その父の予測通り、4継はアテネ五輪4位、北京五輪で銅、という結果を出し、4パーは山崎一彦、苅部俊二、といったファイナリストを排出し、五輪メダルには手が届いていませんが、為末大が2度にわたって世界選手権のメダルを手にしたのでした。

北京オリンピック 陸上男子 4継 決勝


多分この4人の中で一番好みだったのは3走のスリムで技巧派なスプリンター、高平慎士だったろうと思います。
高平慎士「素顔のアスリート」
http://sports.fujitsu.com/trackfield/real_athlete/tf_06_vol07.html




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プロフィール

Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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