怪我と戦いながら -- メンショフさん新シーズン始動

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国別対抗の際、神SPで3位につけながらFSでは3Aで転倒、肩を脱臼して棄権、という結果になってしまったメンショフさんですが、今シーズン本格的始動のインタビューが入ってきました。
現在、ルカヴィツィン組は、ラトビアで合宿中のようです。

先日、ツイでも呟きましたが、これは同じインタの長尺版のようです。

+++++++

正直言って、怪我後のジャンプはとても怖かった 
コンスタンチン・メンショフ

2011年のフィギュアスケートロシアチャンピオンであるメンショフは、ラトビアでトレーニングキャンプ中である。昨日、彼は4月中旬の国別対抗戦でのFSの肩の怪我以来、初めて4回転ジャンプを行った。新シーズンに入る準備に関して、インタビューを行った。

「手にはまだ少し痛みが残っている」コンスタンチン・メンショフは言った。

M>動かすとき、まだ時々痛む気がします。ですから、完全に腕を後ろに持っていくことができないんです。


Q>あなたは以前同じような怪我をなさっていますが、その経験から言って、痛みが完全に消えるということはあるでしょうか?


M>ちょっと不可能じゃないかなあ、と危惧しています。4年前起こった最初の怪我の時は、1年間痛みが引きませんでしたから。けれども今、少しづつではありますが、日に日によくなってきているように感じられます。
振り付けのレッスンやトレーニングも、治癒のための良い助けになっているように思われます。
とはいえ、完全にこの(痛みの記憶を)忘れ去ることはできないでしょう。私には忘れ去ることができません、これは。(微笑)


Q>どこであなたは練習を行っていますか?


M>6月27日に我々はラトビアのキャンプに到着しました。しかし、私は途中で風邪をひいて、最初の4日間を休みました。氷に乗れたのは6月30日だけでした。


Q>あなたがラトビアのトレーニング・キャンプで取り組む重要なことはなんですか?


M>最も主要なことは、ジャンプエレメンツの技術を取り戻すことです。そう、原理原則に則った正しいジャンプ、通常どおりのね。
昨日、転倒して以来初めて4回転ジャンプを跳びました。
けれど、あのような怪我の後のジャンプは非常に怖かった、ということを認めねばなりません。
あれから2ヶ月、私は氷にさえ乗っていなかったのですから!
しかし、昨日は不安を克服して、予定されていた全ての練習計画をこなしました。また、ラトビアでは新しい靴を試しています。かなり硬いもので、締め付けが石のようですよ。
そして、もちろんSPの作成にも取り掛かっています。音楽が決定しですぐ、本格的に始動しました。


Q>プログラムについて聞かせてもらえますか?


M>FSは変えないことに決定しました。このプログラムは、みんなが気に入ってくれているし、このままで行きます。
新しいSPのための曲は、私も本当に好きだったものなので、これが計画通り行けば、素晴らしいプログラムが出来上がりそうです!


Q>このSPの作成に携わるのは誰ですか?


M>オルガ・グリンカ、コーチのルカヴィツイン、そして私です。そしておそらくほかにも何人か手伝ってもらうことになると思います。たとえば、ヴァレンティン・モロトフはステップシークエンスの指導をしてくれます。

(訳注1)こちらが一昨年の練習風景、ソバージュの女性がグリンカさん、リンク内でメンショフさんに振り写しをしているのがモロトフさん(2009-2010シーズンまでロシアの現役アイスダンサー)



Q>いつまであなた達はラトビアにとどまる予定ですか?


M>我々は7月14日までラトビアで練習を行い、一旦サンクトペテルブルグに戻ります。それからスウェーデン北部のルレアで毎年行っている合同合宿を行います。(訳注2)
アレキサンドル・マヨロフもこれに参加します。

====本文====

(訳注2)これは、以前からウルマノフ、ルカヴィツィンなどサンクト拠点の若手コーチたちが、スウェーデンのマヨロフSr.と共に毎年行っているトレーニングキャンプ。サンクト時代のセリョージャやアリョンカも参加していた。


+++++++++

風邪をひいた、ということ以外は何事もなく順調に進んでいるようでなによりです。まだ痛みがある、ということ、練習の出だしがちょっと遅れた、というのも心配ではありますが、クワドが戻ってきた、というのはなによりです。
今のところGPSのエントリーが1試合、というのは残念ですが、またあの安定しまくりのシャープで大きいクワドを見せてもらいたいものです。

Go! Quad! Konstantin Menshov


Good Luck! Go For It!


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安藤美姫さんの前途はどうなるのか

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美姫、特別扱いなく五輪条件クリア危機

この記事を読む限り、日本スケ連が一枚岩でないこと、また五輪選手選考のために危機感もまったく抱いていないこと、ISUの意向も汲み取れていないことがよく分かって、正直、組織として大丈夫なのかよ、と思うわけですが。

正直私が思うに、安藤さん義理堅すぎです。。。というか世渡りベタ?

昨年GPS(グランプリシリーズ)を辞退した際に、彼女は強化選手も辞退しました。これは強制ではなかったと聞いています。また、トヨタ自動車を退社したのも、会社自体は「ソチまで援助を続ける」という意向だったのに、中途半端な立場では・・という彼女の真っ正直さ、義理堅さからの選択でした。
(これは当時彼女がコメントとして出しています)

今季は休む、ということで強化選手の立場を確保しておくこともできたはず。実際、海外の選手でそのようにしている選手は珍しくありません。また、日本の他種目の選手でもいます。
しかし、立場と義務を返上した以上、権利だけ享受する、というのは彼女の良心が許さなかったのでしょう。結果としてそれが現在の状況を招いてしまったわけですが。

実際、海外では何シーズンか休みを取る選手は珍しくありません。バンクーバー五輪金のライサチェクやプルシェンコ(彼はトリノ五輪からバンクーバーまでほぼ3シーズン休んでました)やランビエールなど。

そして、この記事にある「特別扱い」というのにもちょっと語弊があります。

彼女は何も、ブロック大会をスキップしていきなり全日本から出せ、と言ってるわけではありません。実際東日本ブロック大会からの出場が決まっています。
昨年GPSと全日本を休んだ時点で、全日本のシード権がなくなり、ブロック大会から勝ち上がらなければならなくなったことは彼女が誰よりも承知していたはず。
実際、同様な立場の先達として、村主章枝さんがブロック大会から全日本を目指しています。
このように五輪に何度も出場し、ワールドのメダルも持っている選手ですら特別扱いはされていません。

ただ、ここで安藤さんが言っているのは、全日本出場のことではないのです。

ISU主催の選手権大会(4大陸選手権、欧州選手権、世界選手権)と、オリンピックに出るためには昨シーズン、もしくは今シーズン(7月から)中に、ISUの定める最低点(ミニマムスコア、といいます)をクリアしていなければなりません。これは予選がなくなったことで、選手権の格を保つために定められたものです。(陸上競技で言う参加標準記録、と考えていただくとわかりやすいです)

ただ、それを取るためにはISU公認の大会に出場しなければいけません。

そして、これはグランプリシリーズに限りません。
勿論安藤選手はGPSの出場条件をクリアしていますが(過去10季で世界選手権ないし五輪の表彰台に上がった選手はISUとしては出場可能)、日本スケ連はGPSに安藤さんを派遣しませんでした。

確かに安藤さんは「でられるものなら出たいが」とはいっていますが、GPSになんとしても出せ、と要求しているわけではありません。ミニマムスコアはISU公認の大会であれば承認されますので、他の大会に出て取ることもできるわけですから。
昨年、キム・ヨナ選手がドイツのNRW杯で優勝し、ミニマムスコアをクリアして世界選手権出場の足がかりにしたことは記憶に新しいところです。

現在の安藤選手への扱いと対照的なのがアメリカのライサチェクに対する態度です。

ライサチェクはバンクーバー五輪後アマチュアのコンペに出場しておらず、選手活動は殆ど行っていませんが、アメリカはミニマムクリアのチャンスとしてスケートアメリカの自国枠をライサに与えています。
そしてそこでミニマムをクリアし、(できなければ他のカレンダーコンペでも可能)全米で勝ち上がれば彼は五輪の出場権が得られるわけです。いわば
「機会は与えた、結果を出すのは君次第だ」
という態度なわけですね。


けれども、日本スケ連は「強化選手ではないから国際試合に派遣しない」とミニマムをクリアする道を閉ざしているわけです。

ISUの公認大会、といえばこれだけあります
http://deep-edge.net/event.php?from=2013&to=2013&NAT=&ic=on&other=on&m=search

これらの大会には日本からも毎年かなり多くの選手が出場していて、昨シーズンは強化選手以外の選手も何人か派遣されていた、と記憶しています。


全日本の前で、尚且つブロック大会などにも日程がかぶらない大会、となると限られますが、かなりの選択肢があります。

強化費を出すことが云々、というのなら、「その気があるなら自費で行きなさい、連盟としてエントリーはするから」と言ってくれれば、ファンは大喜びでその費用を出すでしょう。

そして与えられた機会でスコアをクリアできるかどうかは彼女の頑張りいかんです。

また、今回は五輪選手派遣決定の条件として、全日本選手権参加が必須となっていて、その直前に怪我などをしてしまった、などという場合、それが五輪までに間に合うような軽いものであっても、実績を考慮、などという救済措置が取られていません。
このようなリスキーな決定事項を決めたからには、実力ある候補者は多ければ多いほどいいはずですし、選手側の負担も軽減されます。

ただ、ブロック大会の成績いかんでは強化指定の復活もありうる、ということなので、動向を見守ってゆきたい、と思います。

権利のあるもの、可能性のあるものに道を閉ざすのはけしていいこととは思えません。


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Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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