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メンショフの素晴らしいクワド、そして我が友ガチンスキー セルゲイ・ヴォロノフRCFインタビュー


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先日のロシアンカップファイナルで、コンスタンチン・メンショフについで2位となったセルゲイ・ヴォロノフ(写真左)のインタビューがやっと訳し終わったのであげたいと思います。

大会結果についてはこちら→メンショフ3年連続優勝― ロシアンカップファイナル男子


++++++++++++

         R-スポーツ記者のマリヤ・ヴォロヴィエヴァ女史のインタビューです。

「国別対抗戦まで何が起こるかわからない、ということを忘れてはいけない」 セルゲイ・ヴォロノフ


Q>セルゲイ、あなたは勝ちを意識して動揺してしまったのでしょうか?


V>ええ、多分。ただ、それは表彰台を意識したアスリートには誰でも起こることでしょう。
今、僕は言い訳をしたくはないのですが、あえていうなら、このロシアンカップファイナルの前に欧州選手権に出場して、精一杯の力を出し尽くし消耗してしまっていたんです。けれども、現在の僕のできるだけのことをして、素晴らしい演技を行おうとしました。

しかし、コースチャはホントにスゴいプログラムを滑りましたよ!
彼はこの大会に備えて、きっちり調整をしてきて、彼のできることすべてを結果として残してみせました。これは本当に賞賛に値することです。
僕には残念ながらそこまでのことはできませんでした。


Q>コンスタンチンはショートプログラムで4-4のコンビネーションを入れるつもりだった、と言っていましたね。


V>コースチャならやるでしょう。彼のクワドラプルはとってもに凄いですよ。もうヤバイくらい。僕が思うに、クワドは彼の十八番(おはこ)のジャンプなんでしょう!


Q>(もし行われていたら)多分トヴェリでセンセーションを巻き起こしたでしょうね。


V>トヴェリどころじゃありませんよ、ロシア中から大歓声ですよ!


Q>今でも続けられている世界選手権の選考についてはどのように考えていますか?(訳注


V>これはあくまでも僕の考えですが・・ 
もう既にワールド代表はコフトンで決定していると思います。はっきりとね。
彼はユーロであれだけのプレッシャーを背負いながら、しっかりとやり遂げ、成績を残しました。
まさに戦士ですよ!

無礼な言い方かもしれませんが、僕は、ここでどれだけの成績を上げても、その決定が覆ることはないだろう、と知っていました。ですから、それを知りつつテンションを保ち、調子を上げてくるのはとてもしんどかったです。


Q>あなたにとってこのシーズンはもう終わり、となるのでしょうか?


V>ええと・・まだ出場者が決まっていない国別対抗戦について、どういうことが起きるかわかりません。気持ちを引き締めておくことが重要だと思っています。今日、明日と世界は変わってゆきます、ほかの誰かが選出されるかもしれない。休んでいるわけにはいきません。


Q>あなたはこのロシアンカップファイナルの演技を、今シーズンベストのものであるということができますか?


V>いいえ、まあ上手くは行ったほうですけど、そうですね、動きがぎこちなくなってしまって、イマイチかな。気持ちが空回りしてしまってミスが出てしまったところをなんとか今までの経験でまとめた、という感じでしょうか。それはリザルトを見ていただければ明らかだと思います。

僕の友であるアルトゥール・ガチンスキーは、残念ながらまだこのシーズンは自分自身を見つけ出すことができていないように思います、そう、なにかドツボにはまっちゃってるような感じで。
けれども、若い子達はぐんぐん伸びてきている感じで、間違いなくいいですね。今日見てて、すごく楽しみだと思いました。


Q>上層部がマキシム・コフトンをロシアンカップファイナルに参加しなくても良い、と決断したことについてはどのように考えていますか?


V>もし僕が彼の立場であったなら、欧州選手権で既に(ロシア1位という)結果を出しているのですから、スキップすることは悪くはない、と思いますよ。彼の出した成績はそれだけの価値を認められて良いものです。

連盟は誰を派遣するかを決定する義務があります。僕たちが連盟に向けてすることはなんなのか?
僕たちはここで(ワールド派遣という条件に)ふさわしく、クリーンで優れた演技ができるということを証明する必要があるんです。
そして、もう一つ忘れてはならない大切なことは、怪我などをして脱落しないこと。
実績を積んでいけば、ユーロやワールドだけじゃなく、様々な試合に派遣してもらって経験を積んでゆくことができる。
僕は決してこの大会を軽んじているわけではないけれど、トヴェリはザグレブではないし、ザグレブはトヴェリではない。色々な試合があって、それぞれ評価を高め実績を積んでステップアップしてゆくべきなんじゃないかと思う。
多くの経験がなかったらって?そうそう直ぐに誰もがオリンピックに出られるわけじゃない、残念ながらね。

そう、もちろん究極のゴールはオリンピックだけれども、そこに辿りつくには、様々な段階を踏んでそれぞれ全てにおいて全力を尽くさなければ、と思うんです。


Q>このロシアンカップファイナルのあと、少しはお休みがあるんでしょうか?


V>ですね、だといいですけど(笑)



訳注)この時点ではまだワールド代表は正式発表されていません



======本文======


+++++++++++++++++++++


いつも真摯にインタビューに向かってくれる彼を見てるとホントに性格が出ているなー、と思います。そして、決して他選手を貶めることをしない。
自分が彼らの立場なら~というのをまず考えて話している感じがしますね。
今彼はモスクワにいますけれども、話に出てきたメンショフとガチンスキーはサンクト時代に一緒で、特にメンショフとは双方のコーチがつながりが深い、という関係もあって、よく一緒に練習したりもしていたでしょうから、気性とかもよくわかってるんだろうと思いますね。
あと、自分もバンクーバー選考後かなりメンタル的に落ち込んだこともあったようなので、今のガチンスキーの状態を自分のことのように心配している気がします。

メンショフにしても、セリョージャにしても、とにかく前をむいて頑張っているんだな、ということが伺えて、とても嬉しいインタビューでした。




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おたおメンショフさん 鋼の三十路クワドジャンパー

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昨日、2月23日はコンスタンチン・アレッサンドロヴィッチ・メンショフさんの30歳の誕生日でした!

ハッピー・バースデー!そして、ようこそ三十路へ!

しかし、このロシアンカップファイナル、毎年2月の第3週か4週に行われるので、メンショフさんの誕生日とかぶるんですね。そしてこの大会の彼の成績は3年連続6回目の優勝!非常に縁起のいい大会ではあります。

それでは動画が残っている分だけでもご紹介しましょう。
まず2011年、28歳にして初のナショナルチャンピオンとなった年です。
連盟の記事がこちら→Константин Меньшов выиграл Финал Кубка России 2011 (Видео)
(Видеоの青い文字をクリックすると動画に飛びます。)

覚えていらっしゃる方も多いでしょう、ユーロ初出場で逆襲のマイコーを演じ、14位→7位をジャンプアップした年です。あの時はナショナルでは下だったガチンスキーが僅差で5位、とユーロでは上位を占めたため、ワールドの派遣はガチンスキーとなりました(その年、ロシアはワールド1枠でした)
その時のRCFがこちら。たしかこの年は会期中に誕生日だったかと。


この演技でこのシーズンの国別対抗戦出場を勝ち取ったにもかかわらず、震災のため国別が中止となってしまったのでした。
この頃はSP、FSともクワドを入れてはいますがセカンドはダブル、ただ前年までLoだったSPの単発ジャンプをLzに上げていました。が、FSの3Aは1本でした。


そして翌年の2012年。
やはりロシアンカップファイナルの会期中で、自ら4T-3Tの花火をぶち上げて優勝を飾ったのですが→おたおメンショフさん 自ら29歳のお祝い特別花火4Tー3T炸裂!

この年は2Tが若干ではありますが基礎点が下がったこともあり、SPのセカンドをトリプルにと上げてきています。そしてスケーティングにもかなりの旨さが出てきて、ガッツンガッツン、という感じだったコンボが綺麗に流れるようになりました。

そしてNHK杯に来日して、素晴らしい出来のSPを披露してくれ、「イカの人」として一躍有名になったのでした。

RCFでも、SPなんと87点でダントツトップ、もちろんジャンプはオールクリア!細かいつなぎも工夫されてきてエッジワークがすごくスムースで綺麗!



そして今年。様々な雑音もありましたが、
こちらがリザルト→http://fsrussia.ru/upl/results/1213/crfinal/index.htm

ショート、フリーともに揃えて優勝。

SP


FS


この(27歳~29歳)の3年間見ても、プロの難度を上げてきているのがわかるのに、「未来がない」と言われたらそりゃ怒るだろうなあ、と思います。

ほんとうに、彼にはこれからも頑張ってもらって、アスリートの能力は年齢のみで測れるものではないのだ、と示してもらいたいと思います。
結局、ワールド派遣はコフトンで決定しましたが、連盟からはメンショフとヴォロノフを国別の第一候補と考えてゆく、というコメントが出ました。ぜひ、代々木に来てください。

そして、昨日、ナショナルチャンピオン経験者でもあるのに、冷遇されすぎではないか、との記事も出ました。

Menshov Snubbed for World Figure Skating Champs

ただ、こういった記事に関して、「メンショフさん可愛そう、連盟ひどい」という反応ではなく、彼自身が述べているように、
「自分のすべきことには責任をもって全力を尽くす。しかし、自分には決定権がないこともある。それには粛々と従う。」

という姿勢を見守りたいと思います。

こちらインタビュー→私の限界を他人に決めつけられたくはない ― コンスタンチン・メンショフRCFインタビュー

このテグス糸のような細身ながら芯の強いところは、トッド・エルドリッジを想起させます。プレースタイルは全く違いますが。彼もまた、選手寿命の長い選手でした。ラスト五輪となったソルトレイクは31歳。メンショフさんが出場できたとしたら、同い年となりますね。

まずは、国別で彼の姿が見られることを心から待ちたいと思います。



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世界選手権ロシア代表はコフトンで決定

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いろいろもめていたロシアの男子シングルワールド代表はマキシム・コフトンで決定しました。

決定を報ずる記事

連盟の公式見解としては、JGPFで優勝していること、2種のクワドを持っていること、ユーロでしかるべき成績(ロシア最上位)をあげたこと、今伸び盛りであり10位以内に入る可能性が他のスケーターより高いことから判断した、とのこと。メンショフとヴォロノフは国別の第一候補として考えている、とのことです。

ロシアンカップファイナルについてはこちらで触れました
メンショフ3年連続優勝― ロシアンカップファイナル男子

ただ、ひとつの危惧としては、彼が今年ずっとジュニアカテゴリーでやってきた選手であって、国際戦でシニアプロを滑ったのが昨季の国別対抗戦と先日のユーロだけだ、ということです。ユーロはあのプレッシャーの中、本当によくやった、と思いますが、やはり30秒長いシニアプロ、後半はかなりバテていました。

ユーロのコフトンのFS


ジュニアワールドをすっとばしてのいきなりシニアワールド、それもたった一人の代表、ということでプレッシャーはより増大すると思いますが、なんとか乗り切ってもらいたいと思います。このある意味異例、とも言える大抜擢(ユーロ派遣も含め)はタラソワやブイアノワ、といった大御所コーチの強い後押しがあった、ということもありますが、彼がそれなりに答えて結果を出してきた、ということもあります。
ユーロ派遣決定前後のタラソワのコメント
ドヤ感がすごいですがw、このとき確か「うちの子は17歳、だけどもう1人は29歳で伸びしろがないのよ!そしてクワド2種持ちだし!」と言い放ったんでした。

それがまあ、メンショフの「年齢によって私の限界を設定している人々にそれは早計である、と証明してみせます」というファイナル後のコメントにつながるわけです(苦笑)。

飛び抜けた選手がいない、ならば若手に賭けてみよう、という期待感もわからなくはないのですが、今までが今までだけに、ちょっと不安もあります。

あれだけ期待して押しまくったバンクーバーシーズンのボロデュリン、男子ならクワド、というロシアの風潮を曲げてまでナショナル上位だったセリョージャを押しのけて出場させた挙句、調子が落ちたらポイ、状態。
そしてセリョージャも精神的に疲弊して・・というのはここに何度も書いています。
バンクーバーでの演技が鮮やかだっただけに、ボロデュリンについてはもう少し長い目で見てあげて欲しかった。

バンクーバーでのボロデュリン


コフトンがジュニアワールドにエントリーせず、またファイナルにも出場しない、とこういう流れからして、ユーロで最上位となった時点で連盟の腹はコフトンで決定、となっていたと思いますが、それでもなおかつモチベーションを落とすことなくファイナルで全力を尽くした選手たちには心から拍手を送りたいと思います。
ヴォロノフやメンショフにとってはこれからは国別が目標となるでしょうし、FSにクワドを入れて(残念ながらステップアウトでしたが)3位となったセズガノフもおそらくガルデナスプリングトロフィーあたりに派遣されるでしょう。
選手たちには、とにかくこれからも前を見て、未来を信じて頑張ってほしい、と思います。


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プロフィール

Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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