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アリョンカお疲れ!素晴らしかったよ!スモールメダルおめでとう!

昨日は女子のSP.まあ色々とありますが、私としてはアリョンカ(アリョーナ・レオノワ)とクシューシャ(クセニヤ・マカロワ)がいい演技をしてくれたんで大満足!

アリョンカに関しては、ろしあん女子には今年JPSデビューしたリーザことエリザヴェータ・タクタミシェワはじめ、Jr.っ娘たちに才能あふれる選手が多いせいか、彼女は内外から「ソチまでのつなぎ」的な言われ方をずってされてきて、いまいち私はそれが残念だったのですが・・

もっともっと評価されていい選手だと思うのですよ。

この大会でなんとかチャンスをつかんで台乗りしてもらいたいです。

確かにジャンプ構成に関しては、Jr.っ娘たちにはちょっと劣りますが、彼女自身きっちりそれは自覚していて、じゃあその上で勝っていくためにはどうすればよいか、を考えに考えてここまで来た子でもあります。昨年のナショナルの後のインタビューでしたか、

「彼女たち(後輩の女子たち)の方が高いTESを持っているのは解っているわ。でも、私は私のミニシアターを皆さんにお見せすることができたと思うの」
と言っていたことがありました。

彼女を評して友人が、
「キャンデロロの女版、って感じだね」
と言っていましたが、たしかにその通り。
プログラムの世界観を氷上に描き出すことのできる選手の一人だと思います。
今年のプロにしても、「安藤さんのお下がり」「キワモノ」的な言われ方をされてきましたが、このSPは、まさに彼女にしか演じられない、彼女の魅力が出たプロになっていると思います。

病床に付した海賊の首領である父に変わって荒くれ達を纏めあげるキュートな女海賊。女だてらに剣をとってまっ先に敵陣に切り込んでゆく勇気ある娘。ラストでは
「野郎ども、続けー!」
なんか、そんなストーリーが浮かんできませんか?
2012 Worlds Alena LEONOVA SP



そして、見事今回のワールドではこのプロでスモールメダルを獲得。

Jr.っ娘にばかり目がいきがちなロシアですが、1枠だったロシア女子枠を2つに、そして昨年はマカロワと共に3枠に増やした功労者でもあるのです。若手に道を拓いた存在でもある、と言っていいでしょう。ろしあん女子の3枠は、2006年以来だったと思います。

特に、一人で出場した2009年ワールドではジュニアとの掛け持ち。Jr.ワールドで優勝し、そのままシニアに出場。疲労やプレッシャーもすごかったと思いますが、そんな中総合7位での翌年の五輪2枠、ワールド2枠を獲得。もっともっと、評価されて欲しい。

Alena Leonova 2009 Worlds FS



このままの調子を維持して、FSでも頑張ってもらいたいです。

そして、もっとゴージャスなレディーになったアリョンカをソチで見たい。

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セルゲイ・ヴォロノフ無事予選通過! インタ2つほど

いやー、もうハラハラして「おかん」状態でオンリザ観戦してましたが、なんとか無事に予選通過できて何よりです。
一安心したところでセリョージャのインタを2つばかり。

こちらはISUのサイトに載っていたもの。

『Pagliacci』のヴォロノフのプログラムは、2つの3A、4つのトリプルジャンプ、2つのレベル4のスピンが見どころだったが、彼は3Fをダブルにしてしまった。ナショナル銅メダリストの獲得ポイントは128.47だった。
「私は、この大会に向けて良いスタートを切ることが出来ました。この氷上で挑戦し、そして自分のスケートを楽しんで滑ることができました。まずはっきりと伝えたいと思ったのは、私を今まで支えてくれた他者のために、そして第一に観衆のみなさんのために、ということです。だって観衆の中には、モナコの王子様さえいらしたのですから!」と24歳の青年は言った。
コスチュームを変えたことについて尋ねられると、
「実は、これはSPの為のものなんです。私のガールフレンドがデザインに携わってくれました。本番で身につける前に、着心地を試したかったんです」と、説明した。


++++++++++

こちらはロシアのスポーツサイトから。

セルゲイ・ヴォロノフは世界選手権予選において、クワドを回避した。
ニースに渡航してから、古傷の再発防止のために4回転の練習を避けてきたが、結局回避することを決定し、ニコライ・モロゾフはフリップジャンプとアクセルジャンプにおいていくつかの変更を行なった。
そしてヴォロノフは128.47点を獲得し、本戦に出場する権利を得た。

「予選を通過することが何よりも大きな問題なのです。だからこそ、僕はクワドを行わなかったんです。確かに、この世界選手権の準備中、足に関してはさほど重要でない問題は起こりましたよ。あと他に2つのプロが作れる位ね」
とヴォロノフは冗談交じりにレポーターに言った。(↑すみません、このへんちょっと自信なし)

「クワドを実行することなく、かつプログラムの程度を上げねばなりませんでした。ですから、3Aの3連のコンビネーションを後半にもっていったのです。今回の場合、原則として(1つのエレメンツの)点数が大事なのではない。だから僕はそうした(クワドを抜いた)んです。
もちろん我々には、程度の高いスケートをしかもミスなく行うことが求められます。しかし、今の僕にとって重大な問題だったのは、予選で高得点を上げることではなく、本戦に出場することが全てだったのです。予選を突破出来ることがが決定して、僕が次に行うべきことが見えた気がしました。」

ヴォロノフは、会場を訪問したモナコのアルブレヒトⅡ世の皇太子に感謝の言葉を述べた。そして、
「僕たちを支えてくれた観衆のみなさんの気持ちが本当に嬉しかった。そして僕は殿下がアリーナにお入りになるのも見ました。殿下が我々の競技に興味を持って下さっている、というのはとても喜ばしいことです。ロシアでは、まだこういったケースは見られませんから。」

   ――― 中略 ――― 

欧州選手権のあと、SPを変えることが決定された、とヴォロノフは言う。

「僕はSPをサッカーをテーマに作っていたんだけれど、どうもこれは合わないように思ったんです。そういうわけで、僕はプロを変えることを決意してコーチに相談しました。新プロの開発は欧州選手権の直後に始まりました。SPでは・・」

ヴォロノフは述べる。

「4回転ジャンプを跳びたい。僕は、最大にして最高の選択をしたい、そしてそれに挑みたい。」

「そして、僕はその全てが達成されることを心から望んでいます」

と、ヴォロノフは結論づけた。世界選手権男子SPは金曜日に開催される。

― 本文 ―

今年はガチンスキーの陰に隠れてはいますが、2008年はユーロ4位、同年のワールドではFS4位となってワールドひと桁、の経験もあるセリョージャ。病気やケガなど不運も重なりましたが、なんとかここで復活してもらいたいものです。

セルゲイ・ヴォロノフ 2008年 世界選手権 FS



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「審判とも戦っている」―マウンドの精密機械と銀盤のダンディー

ワールドを控えて、テクニカルが発表され何か不穏な空気ですね。これは以前に書いたものですが・・



一流のアスリートは、誰であれ、自らの技術にプライドを持っています。しかし、それが必ずしも常に審判に本人の思うように評価される、とは限りません。ひらたくいえばジャッジも人間ですから、誤審もあれば癖もある。しかし、それをひっくるめて戦ってゆくのがアスリートというものだ、と私は思っています。

分野は全く違いますが、そんな、思い出深いアスリートを2人。

まずは、「20世紀最後の200勝投手」であり、カープの黄金時代に先発の一角を担っていた北別府学。
北別府学

彼のボールコントロールは「針の穴をも通す」といわれ、『マウンドの精密機械』と称されていました。ホームベースの三角形部分に置いた空き缶を3球で倒した(もちろんマウンドから投げて、です!)とか、コーチ時代にTV番組『筋肉番付』のストラックアウトでパーフェクトを達成したとか、制球力に関する話題は列挙に暇がありません。
この達川光男氏のブログに詳しい→野球殿堂入り 北別府 学投手の思い出

そんな彼が、いつだったか解説で
「最近のピッチャーはおとなしいですよね。僕らのころは審判とも戦っていましたよ」
といっていたことがあります。そう、抜群の制球力を誇り、それで勝負していた彼は、球審の判断の揺らぎ、にはものすごく厳しかった。厳しいコースへの判定に不服があると、平然ともう一度同じコースに投げ、審判を試すことすらしました。そして、判定にブレがあると、遠慮会釈なく判定にクレームをつけていました。当時のセ・リーグの審判部長を務めていらした田中俊幸さんが「他の投手が先発した試合の倍は疲れた」とインタビューでおっしゃっていたことがあります。
そしてこの北別府のものすごいところは、審判それぞれの癖を研究し、知り抜き、いざ、というときの勝負球にそこを使うことすらした、ということです。
あるシーズン後のTVインタビュー、印象に残った打席、という感じである強打者との対戦場面がリプレイされました。2ストライク後、北別府の放った球は膝元に食い込む変化球。センターカメラから見た球道は、どうみてもボールに見えました。しかし、一瞬の間をおいて球審の手が上がり、
「ストラックバッターアウト、チェンジ!」
呆然とする打者、それを一顧だにせずにスタスタとマウンドを降りる北別府。本当に印象的な場面でした。

「あれはボールだったでしょう・・」といいたげなインタビュアーに、
「いえ、あの球審のあのコースはストライクなんです。」と、平然と言ってのけた彼。
「じゃあ、それを知っていて、あの時あのコースを使ったんですか?」
「はい」

まさに、『マウンドの精密機械』の面目躍如でした。

ルールも、審判も、最初から選手の味方なわけではありません。それを研究し、対処方法を考え抜き、その技術を身に着けた者に対して初めて味方となるものです。ルールを研究し、それに沿っていかに自らに有利な戦略を練るか。勝負についてこれは本当に欠かせないことなのですが、日本人的な感覚だと、「ずるい」とか、「卑怯」とかいう人もいるのですね。
しかし、そんな努力を怠って、
「このルールは、審判はおかしい」
などといっても、それは負け惜しみに過ぎません。



そしてもう一人、「銀盤のダンディー」という言葉が彼以上に似合う人も少ないでしょう、いかに歳を経ても、彼こそが「永遠の王子」という人は多いと思います。「貴公子」と呼ばれだしたのは彼が最初ではなかったでしょうか、ヴィクトール・ペトレンコ。

そんな彼の忘れられない言葉があります。

「選手ならば誰しも、納得のいかない判定、というのは経験している。だからこそ、こんどこそは自らを認めさせよう、と必死に努力する。このスポーツは、そういうものだ」

これは雑誌のインタビューでの言葉だそうですが、おそらくこう述べた彼の脳裏には1990~1991年と、連続2位だったワールドがよぎっていたのではないでしょうか。
とくに1991年のワールド。当時カート・ブラウニングの大ファンだった私ですが、正直、「あ、負けたな」と思いました。それだけペトの演技はすばらしかった。
Viktor Petrenko (URS) - 1991 World Figure Skating Championships, Men's Free Skate


すばらしい盛り上がりと歓声、会場を一体化させるオーラ・・・
本当にすばらしかった。ペトの表情からも、演技への満足、勝利への確信がうかがえます。
実際、翌日のEXでは、解説の杉田さんが「私もペトレンコの優勝だ、と放送の中で言ってしまうくらいすばらしかったですね」と述べておられます。
PETRENKO.V 1991EX

ちなみに同じEXのアンコールつきの方

こちらは優勝したカートの演技。
Kurt Browning (CAN) - 1991 World Figure Skating Championships, Men's Free Skate


冒頭に2人のプロフィールが入っているのも興味深いですが・・・

しいて言うなら、3Aのセカンドにトリプルをつけたカートに対しダブルだったペト、そして3Loが2フットになってしまったこと、それがわずかの差でのカートの優勝となったのだろう、と思います。確かにジャンプ構成からいけば、カートの方が上だったかもしれません。確かにカートの演技もすばらしい。

でも、やっぱりあのときの演技後の私の印象は
「うん、ペトの初優勝だな」でした。
しかし、改めて見比べると、本当にどちらが勝っていてもおかしくなかった。

カートのインタビューと表彰式です
Kurt Browning Interview + Medals Ceremony 1991 World Figure
http://www.youtube.com/watch?v=kdIxMTpoCUA&feature=related


表彰台で惜しみなく勝者であるカートを讃えるペトが印象的です。

「勝者を称えることのできない敗者はその時点で2度目の敗北を喫しているのだ」

という言葉がありますが、この表彰台上のペトレンコは、順位こそは2位でしたが、勝者でもあったのだ、と思わずにはいられません。当時の若手(!)であったトッドを迎える姿もひとつをとってもです。

そして翌年、ペトはアルベールヴィル五輪とワールドの2冠を達成します。ソ連崩壊で足元の揺らぐ中、「旧ソ連統一チーム」「独立国家共同体」代表としての出場でした。

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プロフィール

Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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