スケーターズ・ファイナルファンタジー ―クジャとセフィロス

スケーターの演技に全く違う曲をかぶせる、というのはもともとあまり好きではないんですが・・・
でも、これはちょっと面白い!と思うものを見つけたので。
日本の誇るコンピューターゲームから。そう、『ファイナルファンタジー』、いってみましょう!

まずは、SPは『破滅への使者』でクジャの登場。。
いやー。これが手の動きまでぴったり合ってて。ほんとにこれで滑ったんじゃないの?って感じ。

2009年ユーロのセルゲイ・ヴォロノフです。このときは敗血症の再発とストレス性疾患を抱えてて、練習の際はダブルジャンプも満足に跳べなかった、というセリョージャですが、本番でしっかりクワドコンボを決めてくるところはさすが。Loのお手つきがもったいなかったですが、まあ、これでいっぱいいっぱいだったのでしょう。ストリーミングで見ていて、アップになった時の真っ白な顔色とパンダみたいなでっかい目の周りの隈には驚愕しました。




そして、FSはセフィロス。

ステップ2つの合い方が半端ないですww
高橋の大ちゃんで。
今となっては懐かしいプロですねー、元プロは『オペラ座の怪人』




全く個性の違う2人が同じ世界を演じる、というのもまた楽しい。
この2人、全く個性が違うのに、コンペプロの選曲もけっこう被っていて、見比べてみるのもまた楽しいです。

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花は何処へ行った byアレクセイ・ミーシン

 アレクセイ・ウルマノフを、アレクセイ・ヤグディンを、エフゲニー・プルシェンコを、そしてアルツゥール・ガチンスキーを育てたミーシン教授。
彼が新採点システムについてどう考えているのか。ちょっと古いインタですが引っ張り出してみました。(意訳入ってます。間違い等ございましたらご指摘ください)

:::::::

 かつてフィギュアスケーターは、図形を描くことで競い合っていた。それは花や、風景などだった。しかしこのような試合は長くは存在しなかった。

 審判にとって、バラとチューリップとではどちらが優れているのかを判定するのは非常に難しかったからだ。

 そこでスケーターたちは、チューリップとバラの代わりに円形に変更することになった。円を2つ、円を3つ…
全員がまったく同じことをやるのだ。それによって、審判は各選手の技術を引き比べて評価したり、勝者を決定しやすくなった。しかし、この試合形式も時とともに変わっていくだろう。見ていて退屈で、面白くないからだ。


 新採点システムで各選手が目指すのは、面白いものや美しいものではなく、レベル4を取れるスピンやステップやスパイラルだ。高いレベルを得ることへの要求はとても厳しい。
その結果、どのプログラムを見ても非常に似通った(言い換えれば高いレベルをとりやすい)エレメンツ構成になっている。

 しかも、こうして審判が各々の技術を比較しやすくなる方向へとし向けている。
だから今では、本当の花を見ることはとても困難になった。 
 
バラやチューリップは稀になってしまった。
そしてその周囲には、同じ白で、同じ品質の花びらを持つカモミールがたくさん群生している。

スケーターとコーチたちを、チューリップやバラを創り出すことではなく、選手自身の技術を同じような手段でデモンストレーションするように誘発しているのが現行ルールなのだ。
 そのため審判側には、フィギュアスケーターの技術を最大限に公正に比較し、評価できる(実際にはそうなっていないことも多いが)可能性が出てくる。

 確かに見方を変えれば、スピンは今では全体としてより多様になったし、単純でスピードのあるステップが幅を利かせていたステップは、より複雑かつ多彩になった。


後略)

++++++++

『オールスポーツ』(2009年1月17日付)

<原文>
http://www.allsport.ru/index.php?id=22877

続きも訳して載せよう、と思ったのですが、リンクが切れてしまっていまして途中までになりました。とりあえず当時のURLを載せておきます。


現在のいわゆる「点取りプロ」に関しては、ロシアに限らず、古くからの指導者にはいまいち納得できないものであることは確かなようです。ミーシンは別のところで
「エレメンツを数値化することは選手の個性、ひいては技術の進化を削ぐ」
といったことも述べています。
実際、「点にならないから」といって試みられなくなってしまったエレメンツは本当に多い。
イーグルなどのMIF,バレエジャンプ、ジャンプシークエンス(これなどはルール違反になるケースも)、オープンアクセル、ウォーレイといった小技、そしてファデーエフが得意にしていたダブルアクセルシットスピン・・・

フリースケーティングがちっともフリーじゃない、ただSPの時間が長くなっただけ、っていう気もしないでもないです。

そういう意味で懐かしく思い出す演技を2つ。

ファデーエフのダブルアクセルシットスピン。他にも、繋ぎの濃さやスピードはさすがに新採点に移行する際SSの「優れている」という指標にされた、というだけあります。
これは1985年の代々木ワールド
Aleksandr Fadeev (URS) - 1985 World Figure Skating Championships, Men's Long Program


画質がちょっと悪いんですが・・同プロの佐野稔さん解説版


そして、ブライアン・オーサーの1987年のワールド優勝演技。確か、この年初めて男子で3A2本のチャンピオンが誕生したのだった、と思います。後半のエアリーなバレエジャンプ、リズムに乗ったジャンプシークエンスが素晴らしい。
Brian Orser (CAN) - 1987 World Figure Skating Championships, Men's Long Program



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それでも私はリンクに上がる ―選手たちの執念

体調管理も実力のうち・・とよくいわれますが、人間、一年のうち体調も万全、怪我、病気まったくなし、精神的にも高揚している・・・という日が何日あるものでしょうか?まず、数えるほどしかないことでしょう。
そして、決して動かすことの出来ない試合の日・・・。
となれば、少々体調が悪くても、怪我があっても、選手たちはリンクに向かいます。
それまで培ってきたものすべてを出すために。

1995年全日本選手権の井上怜奈さん。演技終了後、無良コーチに抱きかかえられるようにして担架に乗せられ、その上で泣き崩れる彼女が痛々しい。けれども、解説の小川さんの台詞
「かわいそうですけれど・・試合は待ってくれませんからねぇ・・・」
残酷なようですが、これもまた真実です。
Rena Inoue 1995 Japan Nationals LP



長野五輪のアレクセイ・ヤグディン。まだ、“精悍な芋”といった感じの17歳。
当時、選手村で蔓延していたインフルエンザ(現在だったら大パニックになっていたろうと思いますが)に罹患し、高熱を押しての演技でした。クワドの転倒もそうですが、当時のヤグにしては、かなりジャンプが不安定ですよね。
Alexei Yagudin 1998 Nagano Olympics LP 'Troika'



2009年の欧州選手権のセルゲイ・ヴォロノフ。蒼白な顔色と目の周りの隈で、なんか逆に表情に凄みが出てますが(笑)
当時、慢性的な倦怠、悪心にずっと悩まされていた彼。公式練習ではダブルジャンプも満足に飛べなかった、という状況で、シーズン前の手術の際に併発した敗血症の再発が疑われて、大会が終わると即刻入院、病理検査、だったのでした。
Sergei VORONOV FS ECC 2009



そして、ソルトレイク五輪のエフゲニー・プルシェンコ。インフルエンザの発熱の中五輪を迎えた彼。
今にして思えば彼らしからぬSPのコンボでの転倒は、すでにかなり症状が重かった、ということなのでしょう。当時の採点システムでは、ヤグを抜くことは絶望的という状況、そして、熱の下がらぬまま迎えたフリー。『やけくそカルメン』の異名がついてますね。
エフゲニー・プルシェンコ ソルトレイク五輪 FS 2002年



たとえ、体調不良や怪我があっても、選手たちは“動けるならば”“滑れるならば”リンクに上がって行こうとします。

なぜならば。。彼らはその日のために努力をし、研鑽を積んできたからです。
そんな選手たちの演技について、傍からいろいろ言うのはたやすい。
特に井上さんの試合は、当時テレビで見ていて、うわ、もういいよ、もうやめて、、と叫んでしまいそうになりました。本当に見ているだけでつらかったです。咳き込む様子がテレビでもわかりましたし、演技中は涙をぬぐうことすらできない。つらかったろうな、と思います。
けれども、確かこのとき、体調管理もできずに無様な姿さらして・・的な論評もあったような気がします。

しかし、万全の体調で臨めず思ったような演技が出来なくて、一番悔しく、悲しいのは選手自身でしょう。
そして、彼ら、彼女らは、リンクに上る以上、いかなる批判も一身に受ける覚悟をしているでしょう。。そして、どのような結果が出ようとそれを受け止める決心もしているはずです。

それを考えると、決して軽々しい批判はできないと思うのです。



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プロフィール

Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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