FC2ブログ

ドミトリー・アリエフ、残念ながら総合5位。優勝はコリャダー ―フィンランディア杯2018

小FDo1yYFpVsAATQ1s
(フィンランディア杯2018 FSより)

先程、フィンランディア杯2018の男子の演技が終了しました。結果です。
F総合順位Screenshot

ジーマはFSでジャンプが崩れ、総合5位となりました。優勝はSPの1位を守ったコリャダー。そして、ジュンファン、モリス、と続きます。
どうも今週は先日のロシアカップといい、今回のフィンランディアといい、推しの調子がイマイチで、ちょっとキーボードを打つ手も重いんですが(笑)
まあ、まだシーズン序盤、選手によっては調整の意味合いもあるでしょうし、これから更にプログラムを練ってくるでしょうから、楽しみが増えるんだ、と自分に言い聞かせておきます。

では、こちらがジーマの演技です。上の写真でもお分かりのように、ロンバルディア杯とは衣装を変えてきました。うーん。私としては、練習着と言われようと、ロンバルディアの方が好みだったなぁ。でも、これも素敵だと思います。淡い彩雲のような色合いで。
ジーマのFSのプログラムは、“希望に向かって疾駆する青年”を表現しているのだそうで、その青年の苦悩や悲しみ、喜びといったいろいろな感情が織り込まれているのでしょう、様々な色合いのつづれ織りのようなこのトップスもそういう意味合いをもっているのか、と思うと納得がいきます。

ドミトリー・アリエフ フィンランディア杯2018 FS

こちらがプロトコルです。
FジーマFSScreenshot_2018-10-07 CSFIN2018_Men_FS_Scores pdf - CSFIN2018_Men_FS_Scores pdf
うーん。優勝を争う順位でクワド、そして3Aが入らない、コンボ券も使いきれず、というのはいかにも辛い・・・・
SP後のFlutz.Ruの記事によれば、ジーマはロンバルディア杯の3日後、4Tの練習をしていて転倒し、一週間ほど氷に乗れなかったそうです。もちろん、既に回復し、今はもうなんともない、とも言っていましたが、それからトウループの調子が悪く、調整が必要だ、とも述べていました。ショート、フリー通じて、4Tが一本も跳べていなかった、というのはそういうことだったのですね。
理由がわかり安堵した、というか怪我は大丈夫なのか、とかいろいろなことを考えてしまいましたが、まあでも打ち身ですんで良かった、足首や膝をやってしまっていたら大変なことになるところでした。
また、ジーマはロンバルディア杯後のインタで、「この大会のすぐ後に、アベルブフさん(FSの振付師)とともにプログラムの調整を行う予定だ」ということを述べていましたが、この記事の中にアベさんの名前が無い所を見るとそれは出来ていなかったのでしょう。
もし氷に乗れなかった、という一週間が有効に使えていたら、かなり突っ込んだプログラム調整(ジャンプ構成の変更等も含む)が出来ていたろうと思うと、とても残念です。アベさんはこれからショーの仕事も忙しくなるし、時間を取っていただくのは難しいかな…?
まあ、ジーマのGPS出場大会はNHK杯とフランス杯ですから、時間的にはまだ余裕がありますので、しっかりとプログラムの練り直しをしてもらいたいな、と思います。このプログラムはジーマの良さが本当に出ている、リリカルでしなやかで伸びやかで・・・と、もうさすがアベさん、わかってらっしゃるなぁー、と私は思うので、もっともっと、と欲が出てしまいます。本当に、これが完成したら本当に名プロになるだろうな、と思うので、頑張れジーマ!是非とも完成形を見せてください。
けれども、このプログラムの使用曲は、いわゆる「曲が後押しをしてくれる」タイプのものではないので、前半でジャンプ失敗が続いてしまうとどうしても沈み込んだ感じになってしまって、盛り上がりに欠けてしまう気がします。アクセル忘れはあったものの、ほかに大きな失敗のなかったロンバルディア杯では、もっと動きも大きく伸びやかにできていたように思えるのです。
しかし、この構成表を見ると、ジーマは4T2本、4S1本のクワド3本、3A1本の構成で行くようですが、今のジーマならば、あえてクワドを増やさずとも、クワド2本、3A2本の構成でもいいような気がします。ルール変更によりジャンプの加点、減点の幅が増えたため、得意の3Aを減らしてしまうのはいかにももったいない気がするのですね。不出来な4Tなら出来のいい3Aのほうがいいんじゃないかな、とも思うのです。
そして、せっかくトウジャンプのエッジエラーなしで跳べるジーマですから、やっぱりトリプル全種は入れておきたいですし。
まあ、この辺はファンがグダグダ言うよりも、彼を誰よりも近くで見ているはずのコーチたちに判断を委ねたい、と思います。

Flutz.Ruの記事はこちら


そして、優勝したコリャダーの演技。

ミハイル・コリャダー フィンランディア杯2018 FS

プロトコルです。
FミーシャFSScreenshot_2018-10-07 CSFIN2018_Men_FS_Scores pdf - CSFIN2018_Men_FS_Scores pdf
動きの緩急の生きた、素敵なカルメンです。調子が上がってきたら、単独の3Lzは4Lzに、後半の3Tは4Tにしてくるのでしょうか。
王道クラシック、ということもあり、まさに王者のプログラムだなー、という感じです。是非ともこちらも完成形が見たい。


そして、3位に入った、ジョージア(グルジア)のモーリス・クヴィテラシヴィリ。

モーリス・クヴィテラシヴィリ フィンランディア杯2018 FS

プロトコルです
FモリスFSScreenshot_2018-10-07 CSFIN2018_Men_FS_Scores pdf - CSFIN2018_Men_FS_Scores pdf
彼は本当にジョージアに国籍を変えて成功だった、という感じがします。選手寿命も延びるんじゃないかな?
一時期とは見違えるほどアクセルが安定してきました。とにかく、モリスがきれいに3Aを降りる日が来るなんて!(というほど彼はアクセルが苦手だった)
きゃー、アクセル綺麗に降りたー、と思っていたら後半に抜けが。でも、最低限のミスにまとめ、しっかりとプログラムを作ってきました。そして、流石エテリ組、スピン・ステップはしっかりとレベルをっとってきますね。加点幅が広がり、また、ジャンプの基礎点が下がったこととも相まって、レベル4のスピンで加点が大きく取れれば、簡単なトリプルジャンプ1本分にも値するので、そこはきっちりやってきていますね。

なんだかんだで、GPSの第一戦であるアメリカ杯もあと少しに迫りました。選手たちも、準備に余念がないことでしょう。

今シーズン、すべての選手たちが怪我なく、そして満足のいくシーズンであるよう祈りたいと思います。

ぽちよろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村

こちらも
blogram投票ボタン
スポンサーサイト



テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

ドミトリー・アリエフ、SP3位発進!1位はコリャダー ―フィンランディア杯2018

小FDovxv_hU4AAM1kB
(フィンランディア杯2018SPより)


さて、今週はスケオタデスマーチ第一のピーク、という感じですかね。フィンランディア杯、各地のブロック大会、ジャパンオープン、といろいろな試合が重なって、嬉しい悲鳴!?
自宅観戦でもさまざまなライストやリザルトを追うのが大変です。

というわけで、まずはフィンランディア杯男子。
新鋭、ベテラン、怪我から復帰してきた選手、と様々な人間模様が演技からも垣間見えて、非常に興味深い大会です。SP終了時点での結果は、といえばこのようになりました。

FDowBVj4UUAAtbOp.jpg

それでは、動画行きます。

まずは、3位発進となったジーマ。

ドミトリー・アリエフ フィンランディア杯2018 SP

こちらがプロトコルです。
FジーマSPScreenshot_2018-10-06 CSFIN2018_Men_SP_Scores pdf - CSFIN2018_Men_SP_Scores pdf
うーん、最初の4Sの回転不足の転倒が痛かったですね。あと、3T-3Tのコンボは本来は4T-3T予定で、SPクワド2本の構成なのでしょうが、今回は安全策を取ってトリプルできました。しかし、クワドを入れるつもりではいたのでしょうね、最初から安全策を取るのならコンボは3Lz-3Tだったでしょうから。
相変わらずのしなやかで柔らかい動きとシームレスなスケーティングは健在。それがリリカルな曲調にとてもあっていて、こういう表現はもう、ジーマのお手の物という感じです。ステップではこのスケーティングを活かしてステップレベル4をとりました。しかし、スピンが全部レベル3だったのが気になります。元々彼はスピンが得意な方ではないのですが、ジャンプの基礎点が下がった分、スピンステップの重要性が増してくるので、ここはしっかりレベルを取ってもらいたいところです。
そして、PCSを40点台にのせたのはジーマと1位のコリャダーのみ。これがFSでどのようなアドバンテージをもたらすか、にも注目です。

次に1位通過のミハイル・コリャダー。

ミハイル・コリャダー フィンランディア杯2018 SP

こちらがプロトコルです。
FミーシャSPScreenshot_2018-10-06 CSFIN2018_Men_SP_Scores pdf - CSFIN2018_Men_SP_Scores pdf
最初の4Tの転倒、そして3Aの着氷乱れ、とジャンプの調子はあまり良くなかったかな。しかし、得意のルッツジャンプの高さはさすが。しかし、本人的には不満足そうで、キスクラの顔が怖かったです。
けれども、スケーティングの旨さはさすが。やはり頭ひとつ抜けていますね。PCSを見てもそれがわかります。また、このSPはランビエールさん振り付け、ということですが、やはり、スピンの入り、出の部分の細かい腕使いや緩急のつけ方に、彼の影が伺えます。といってもコリャダーの個性が消えているわけではない、というところに2人の良さがミックスされていて、とてもいいプログラムなんじゃないかと思います。
これからの調整がうまくいけば、3Lzをクワドにして、4回転2本構成でくるんだと思いますが・・・
GPSを楽しみにしたいですね。

2位のジュンファン。

ジュンファン・チャ フィンランディア杯2018 SP

こちらがプロトコルです。
FジュンファンSPScreenshot_2018-10-06 CSFIN2018_Men_SP_Scores pdf - CSFIN2018_Men_SP_Scores pdf
上の2人に比べると、動きにちょっと物足りないところはあるかなー、と思いますが、足元の上手さ、そしてスピン、ステップオールレベル4を揃えてくるところがすごい。TESではトップです。
ジャンプは、4Sこそは回転不足を取られたものの、3Lz-3Loを成功させたことに注目したいと思います。セカンドループもしっかり回りきっていました(加点1.08)
これからはスピンステップレベル4を揃え、なおかつセカンドジャンプはトウループではダメ、という時代が来るのかもしれません。そんな未来を予感させる、楽しみな次世代スケーターです。

上位3人の次は、心に残ったスケーター達を順不同で。


まずは、山本草太。
長く足の怪我に泣かされ、大きな国際大会にやっと復帰、というところまで来ました。同期のアリエフやネイサン、といったスケーターたちが活躍しているのを横目で見ながらのリハビリの日々、辛かったと思いますが、よく帰ってきてくれました!

山本草太 フィンランディア杯2018 SP

ジャンプは3Aまで。でもコンビネーションに失敗はありましたが、とにかく、おかえりなさい、です。


そして、ニコラス・ナドゥー。彼も怪我からの復帰組です。昨期も試合に出てはいましたが、まだ怪我か治りきっていないのか、もどかしそうに滑る姿が目に焼き付いていただけに、今回の完全復帰は嬉しい。

ニコラス・ナドゥー フィンランディア杯2018 SP

紳士服モデルのような体型から繰り出す小洒落た雰囲気。これは彼独特ですね。北米っぽいツルツル滑るスケーティングと、それに溶け揉む動きの数々。怪我、という足かせから解き放たれ、自由に滑れることの楽しさを謳歌しているような演技でした。


そして、昨期のフル回転の出場を持って、“すべてのスケオタの弟”的な存在となったマッテオ・リッツォ。

マッテオ・リッツォ フィンランディア杯2018 SP

本当に見るたびに上手くなっていくようで、思わす応援したくなってしまう選手です。エレメンツを1つ1つ丁寧に、大事にこなしてゆくさまに非常に好感が持てます。

本当は全部の選手をご紹介したいくらいなんですが(それほど“濃い”メンバーぞろいでした!)このへんで。

今日はフリーが行われますが、全ての選手が怪我なく、満足のいく演技ができますように!

ぽちよろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村

こちらも
blogram投票ボタン

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

エッジで奏(うた)うロシアン  ドミトリー・アリエフ


339860-78e19-100069340-m750x740-u4ba45.jpg


なんだかんだでジーマ(ドミトリー・アリエフ)に関する記事がだいぶ溜まってきたので今回の世界ジュニア銀メダルを機に、彼のエントリーを独立させました。コースチャ(メンショフ)、セリョージャ(ヴォロノフ)に続いて3人目となります。
写真はジーマが一番美形に見える(と私は思っている)角度のものを。
今回の銀メダル獲得で彼を知った方も多いかもしれません。そんな方にもジーマがどんな少年で、どんなスケーターなのかを知っていただけたら嬉しいです。
こうして読み返してみると、まだ最初のは「これから期待してるゾー」って感じなんですが、ロングインタ訳したところで、私の中での彼への距離感がぐっと縮まったように感じます。インタ訳してると性格がわかるなー、ってかんじるんですけれど、繊細で、内省的で、それでいて責任感が強く、クラスメートとケンカして相手の鼻を潰し、歯を折ったことをドヤ顔で話すようなやんちゃな面もあり、コーチを父のように慕い、そしてシニアのスケーター達にも深いリスペクトを注ぐ。
「スポーツの世界では最強のものこそが愛されるのです」と言い、幼い頃からヤグディンが好きで彼のものまねをしてチェストを倒したり、距離スキーをやっていた頃はペッテル・ノールトゥグに憧れ、そしてフィギュアスケーターとしてはシニアのトップのハビエル・フェルナンデスや羽生結弦について熱く語ってやまない。

そんな彼がとても好きです。

+++++++++

・飛び道具もつ司祭 ドミトリー・アリエフ ―JGPS第二戦
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-227.html

・「司祭は陰陽師に追いすがる」 ドミトリー・アリエフ ロングインタビュー
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-244.html

・「スケーター同士の“殺し合い”」 ―翻訳の楽しみ、そして
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-245.html

・ドミトリー・アリエフ、ジュニアワールドSP1位発進!
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-249.html

・親友同士を分けた明暗 アリエフとサモヒン ―世界ジュニア選手権男子
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-251.html

・リアル少年ジャンプの世界!?アリエフとそのライバルたち ― 世界ジュニア選手権2016
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-253.html

・ドミトリー・アリエフ:スポーツの場においては最強の者こそが愛される ―スパルタキアーダを終えてのインタビュー
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-256.html

・ドミトリー・アリエフ:僕にとってコーチは第二の父であるという結論に達しました。
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-277.html

・ドミトリー・アリエフ、彼は何故この曲を選んだのか
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-284.html

・ドミトリー・アリエフ、SPトップで折り返し!―JGPスロベニア大会男子SP
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-285.html

・E・ルカヴィツィン:アリエフはJGFの前に自らの失敗を修正しなくてはならない
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-287.html

・ドミトリー・アリエフ:「僕はファイナルへの扉を最後に閉めて、それを最初に開いた」(1) ―ジュニアグランプリファイナル男子シングル
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-293.html

ドミトリー・アリエフ:「僕はファイナルへの扉を最後に閉めて、それを最初に開いた」(2) ―ジュニアグランプリファイナル男子シングル
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-302.html

・ドミトリー・アリエフ ジュニアチャンプへの扉は開くか ―ロシア選手権男子総括(2)
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-297.html

・ドミトリー・アリエフ 故郷ウフタの距離スキー大会で3位!
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-299.html

・ドミトリー・アリエフ 故郷ウフタ市から表彰を受ける!
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-301.html

・スキーヤー一家のスケーター ドミトリー・アリエフ (1) 羽生の宇宙に向かって
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-304.html

・シニアへの旅立ち― ドミトリー・アリエフ 世界ジュニア選手権総括
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-309.html

・ヤグヲの本領発揮!ドミトリー・アリエフのEXは「仮面の男」!!
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-312.html

・ドミトリー・アリエフ:「自らのジュニア時代に良い終止符を打てた」
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-311.html

・ドミトリー・アリエフ:「人生はジェットコースターのように曲がりくねっている」 世界ジュニア選手権後インタビュー
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-313.html

・アリエフはオリンピックシーズンの(2つの)プログラムに6つの4回転ジャンプを入れる
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-319.html

・アリエフはモスクワで治療を受けると同時にCSKA(ツェスカ)のリンクで練習している
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-331.html

・ドミトリー・アリエフ シニア初戦はほろ苦デビュー ロステレコム杯2017
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-333.html

・ドミトリー・アリエフ、タリン杯優勝!
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-345.html

・ドミトリー・アリエフ、初出場の欧州選手権でスモールメダル(銀)獲得!
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-360.html

・ドミトリー・アリエフ、初出場で銀メダル、フェルナンデスは6連覇 ―欧州選手権男子
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-361.html

・ドミトリー・アリエフ、平昌五輪派遣決定!そしてロシアの五輪派遣選手は?
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-362.html

・ドミトリー・アリエフ、ロンバルディア杯準優勝!優勝は宇野昌磨
http://svoro.blog38.fc2.com/blog-entry-365.html


+++++++++++++
翻訳記事の場合、それぞれのエントリーから原文に飛べるようになっています

↓ポチよろしくお願いします、更新のモチベになります。
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

ドミトリー・アリエフ、ロンバルディア杯準優勝!優勝は宇野昌磨


小 ロンバルディア杯DnNIdAjVsAEPm3w
(ロンバルディア杯表彰式より)

2018-9シーズンも始まり、チャレンジャーシリーズも行われている、というのになかなか新シーズンに向けての頭になりません。だってー、ついこの間ワールド終わったばかりじゃないー。とか思ってしまうのですね。月日の経つのは本当に早い。
さて、シーズンの始まりの鐘が鳴るよー、という形で先日、イタリアのベルガモで第11回ロンバルディア・トロフィーが行われました。結果は既に皆さんご存知のとおり、宇野昌磨くんの優勝、そして2位、3位とロシア勢が占めました(上の写真)。
ロンバルディア杯DnI41W7VsAISvsH

ジーマは準優勝、満足したような笑顔ですね。
3位はアンドレイ・ラズーキン。彼はミーシン組で、教授仕込みの安定したジャンプをはじめしっかりとした技術と、王子様的風貌を持ったこれからが楽しみなロシアンの1人です。実は彼は、あのリーザの恋人(?)とも言われていて、GPSヘルシンキ大会にも出場しますので、ぜひチェックしてくださいね。

そして、こちらがロンバルディア杯リザルトページです⇒リザルト

では、演技動画行きます。まずは、ジーマのSPから。

ドミトリー・アリエフ SP (3位)

振り付けは、あの「仮面舞踏会」と同じ、オリガ・グリンカさんとワレンチン・モロトフさんです。
いやー、もうこの2人はジーマをいかに美しく見せるか、を知り尽くしている感じがしますね。練習動画とかを見ますとグリンカさんが主な構成を作り上げ、そこにモロトフさんがステップや細かいつなぎを入れていく、という感じで作っているようですが2人の息がぴったりあって、本当に素晴らしいプログラムに仕上がっています。ただ、ジャンプにミスがあったせいか、ちょっとまだ荒い(彼比で)気がするので、滑り込んだあかつきにはどういう完成形を見せてくれるのか、非常に楽しみです。
そして、弦楽器の物悲しい旋律がジーマのシームレスなボディムーブメントと重厚で深いスケーティングを包み込むように流れてゆきます。このような哀愁を帯びた曲調の表現はジーマの十八番、といってもよいでしょう。そして、静かに余韻を残す終わり方。この若さで、こういった表現ができる、ということではジーマの右に出るものはいないんじゃないか、と思います(贔屓目入ってます)
そして、ジーマのスケーティングは本当に素晴らしいのですが、いわゆる“ツルスケ”とは違う、深いエッジの醸し出す重厚さと静謐さが相まって、なんと言いますか、ああ、ロシアだなぁー、という感じがするのですね。
そして、ジーマの属するルカヴィツィン組は、プログラムの中での感情表現を非常に大切にしていて、スケーターがそれをしやすいように、プログラムの中にストーリーを組み込むことが多いのです。彼はこのプログラムの中で、どのような物語を紡ぎ出してくれるのでしょうか。

そしてこちらが男子SPの通し動画です。15人のスケーターそれぞれの個性を見つめることができます。

男子SP通し動画


ただ、著作権の関係か所々ミュートかかっている部分があります。(1:21分くらいから宇野君です。)

そしてFS。
まずジーマです。

ドミトリー・アリエフ FS (2位、総合2位)

まず思ったのが、このプログラムには4分は短すぎるなぁー、と。ちょっとエレメンツが詰め込まれすぎていて、忙しすぎる感じです。もうちょっと余韻が欲しい。
希望や夢、といった目標となるものに向かって疾駆する青年、そんな彼の心象風景を描いたものなのかなあ、と私は受け止めました。苦悩や喜び、様々な感情の入り交じる中、駆け続ける青年。その青年の中にはどんな想いがあるのか。それを表現していきたいのではないかなあ。
振り付けはロシアの大御所コーチであるアベルブフさん。そして選曲にはタラソワさんが加わっていた、ということで、ジーマにかかる期待の大きさが伺えます。
物悲しく、かつ単調な旋律の繰り返し、そして弦楽器とピアノのシンプルな構成。例え4分間といえ、この曲を飽きさせずに滑りきる、というのは相当な力量がいると思います。ジーマのスケーティングの重みが曲の流れをしっかりと受け止め、それを氷上で奏でて観客に語りかけるプログラムとして成立しています。
とにかく、ジーマは「背中で語れる」スケーターになりました。これは他に類を見ません。腰から背中にかけての柔らかく美しい曲線を生かしきっています。

そして、このプロトコルを見て下さればわかるように、ジーマはアクセルジャンプを1つも跳んでいません。
ロンバルディア杯FSDnI8j3NV4AI52bf
フリースケーティングには、必ずアクセルジャンプを1つ以上入れなければならない、という規定があり、これに違反した場合は、最後のジャンプボックス(コンビネーションならそれら全部)が無効となります。この場合、ジーマは3Lz-2Tがまるまる無効になっています。テストスケートの際は、8番目のエレメントである3Loのところで、3Aを跳んでいたのですが、現在、様々なパターンの構成を試している、ということなのでごっちゃになってしまったのかな。
現地の方によると、ルカヴィツィンコーチが「アクセルー!」と叫んでいた、ということなので、コーチは気づいていたのですね。4Lzを入れるか否か、も含めてこれからも様々な構成を試してゆく、ということなので、技術的な面でも非常にこれからが楽しみなプログラムではあります。


そして優勝した宇野君。

宇野昌磨 FS(1位、総合1位)

この時期にこれだけ出来上がっていていいの、と関心するとともにちょっと不安にもなるような。
そして、彼のトレードマークともなっているクリムキンイーグルが今回は入っていませんでした。意図して抜いたのか、それとも4分という時間短縮による体力消耗を鑑みてのことなのか、それはわかりません。ただ、ジーマもそうでしたが、宇野君も、演技終えての様子を見る限りかなりキツそうです。この時間短縮がどういう結果をもたらすか、このシーズンじっくり見ていきたいと思いますが、私はここまで見ていて、元に戻したほうが(時間、ジャンプ数とも)良いのではないか、という気がしています。


3位のラズーキン。

アンドレイ・ラズーキン FS (SP2位、FS3位、総合3位)

ラフマニノフの『鐘』です。これは実際に作曲者のラフマニノフが弾いている音源なのだそうですが、重い、そしてどちらかというと暗い曲調に負けない、強い意志と気迫を感じました。最初の方のジャンプの着氷が乱れて減点されたのがいくつかあって、それがSPの順位(2位)を守れなかった原因となったかな。もう少し滑り込んだら、もっと味が出てきそうな気もします。楽しみですね。

それでは、表彰式です。

地方大会ならではのゆるーい雰囲気がとても良いです。ツッコミどころ満載といいますか。皆様いろいろツイートされていましたが、1位の台が高すぎて宇野君が登るのに苦労していたとか、国歌斉唱後、「UNO」バナーを持たされて写真撮影、優勝の盾や賞品と一緒に持つのを四苦八苦してたら両脇からジーマとラズーキンが手を差し伸べてバナーを広げて持ってくれたとか、台上の3人の醸し出す雰囲気がとても爽やかで微笑ましいです。


以降、ちょっと気になったスケーター達を上げます。

5位の友野一希くん。
友野一希 FS (FS5位、総合5位)

友野くんがリバーダンス!?これはもう楽しみしかないじゃない、と思ってワクワクしながら見ていたのですが、期待にたがわず、素晴らしいプログラムになりそうです。とにかく4分間動きっぱなし。それでいて忙しなさはあまり感じさせず、曲の持つ情熱を友野くん自身のパッションで表現しきった感じです。クワドサルコウが2本とも入らなかったのはちょっと残念。ただ、まだ曲に振り回されている感じがあるかな。それがなくなるともっともっと素敵になりそう。ただ、やっぱきつそうですね…。


そして4位のマッテオ・リッツォ。
去年はジュニア、シニア掛け持ちで、JGPS、JGPF,そしてジュニアとシニアの選手権、そして五輪、と出ずっぱりで、何度彼の演技を見たことか。しかし、常に安定感抜群で見るたびにぐんぐん良くなっていき、「これは応援せずにはいられないじゃない!」って感じで「全スケヲタの弟」的なポジションを獲得した彼ですが、今年もまた安定度は健在。そしてさらに一皮むけた様相を見せてくれています。

まずSP。(4位)

透明感のある旋律によくあったプログラム。衣装が王子様感を醸し出しています。SPは3Aまでで確実に加点を取る構成できました。エレメンツによる加点・減点の大きい現行ルールに合わせてきたかな、という印象です。

そしてFS(4位、総合4位)

昨年はビートルズメドレーでしたが、今年はローリングストーンズメドレーできました。うーん、曲のつなぎがいかにもユーロです。4T転倒でしたがナイストライ!SPとはうってかわってライダースーツ風の衣装。本当に彼は楽しそうに滑るので、こちらも見ていてワクワクします。2、3年たったら、彼も「イタリアの王子様」と言われるようになるのかな。その時がとても楽しみです。


こちらがロンバルディア杯のライストサイトですが、⇒ロンバルディア杯
こちらにほぼ全選手のSP、FS動画が上がってきているようです。振り返りにどうぞ。


それでは、最後にジーマとコーチの最高の笑顔を上げておしまいにしましょう。こういった選手とコーチの笑顔が今年もたくさん見られますように。
ロンバルディア杯DnJaI9aX0AA4Yl7
(Golden SkateさんのTwitterより)

ぽちよろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村

こちらも
blogram投票ボタン

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

ドミトリー・アリエフ、平昌五輪派遣決定!そしてロシアの五輪派遣選手は?


小DUDdquvVAAA0AXm
(アリエフとコリャダー、男子表彰式後)


欧州選手権も終わり、ロシアの五輪派遣選手が決定されました。
男子は銀メダルのジーマ、銅メダルのコリャダーです。6位入賞のサマリンは補欠として登録されました。
今回のロシア男子の五輪選考は、国内チャンプのコリャダーと、欧州選手権ロシア男子最上位となったジーマ、ということでスムーズに、かつ説得力のある選考となったと思います。(私からすれば、バンクーバー、ソチがあまりにもひどすぎました)
シーズン前半のGPSなどを鑑みれば、様々な意見が出るかと思いますが、GPSやCSの評価は国それぞれですから、「ナショナルに重きを置く」というのを貫いたロシアとしては、ブレのない選考だったと思います。

ジーマEX

昨年に続いて、今年もロシア語ヴォーカルのEXです。昨年、今年のFS、そしてこのEX、とジーマといえば切なさ、というか哀愁漂うリリカルなプログラムが定番になりつつあり、またそれがすごく似合うのですが、来期にはもっと別な分野にも挑戦してもらいたいな、と思います。
実際、こういった表現はジーマはものすごく巧みで(柔らかい背中の動き、よくしなる腕がそれをとても助けています)、本当に表現者としてみると10代離れしているのですが、だからこそこういった分野に特化してしまうのは非常にもったいない、と感じます。昨年途中で変えてしまった「仮面の男」が大好きだった私としては、余計にああいったダイナミックで男らしいプログラムにもまた挑戦してもらいたいです。

コリャダーEX

お馴染みの「バーバヤーガ」ではなく、今回は白シャツに黒ボトムでしっとりと。
難しいエレメンツを入れなくても、スケーティング巧者である彼ですから、氷上で動いているだけ、それだけで見ごたえのあるプログラムとなっています。
ジーマとコリャダーはタイプは違えど今まで新採点となってからロシアではあまりいなかったオールラウンダー、この2人が五輪で活躍することによって、ロシア男子の印象、そしてひいては未来が変わっていくのではないか、という期待すら抱かせます。

ただ、昨日IOCからペア女子のクセニア・ストルボワと、アイスダンス男子のイワン・ブキンの理由を明らかにしないメンバー除外が発表されました。このままですと、フィギュアスケートでは、ペアのストルボワ/クリモフ組、アイスダンスのステパノワ/ブキン組が出られないことになります。となると、団体戦におけるカップル競技の負担増が予想されます(ダンスは代表枠が2組なので、ボブロワ/ソロヴィヨフ組しかいなくなっていまいます)

ロシアがIOCに提出した五輪選手名簿500人余りのうち、ソチ五輪経験者を中心に、100人以上が削られているようです。特に、国名を出して争う形となる団体戦のある種目が狙い撃ちされている印象を受けます。出場者が団体戦のメンバー数を満たすことができずに参加不可能となったバイアスロンやスピードスケート、複数の除外者が出てチーム力が落ちてしまったアイスホッケー、そして団体戦のカップル競技に負担増となったフィギュアスケート・・・・
アンチドーピング機構関係者の発言によれば、「まだロシアの出場人数は多過ぎる」とのこと、また先日の共同通信社の記事によると、ロシアからの派遣選手は200人程度になるのではないか、ということですので、まだまだ除外される選手が増えるのではないかと思うと、暗澹たる気持ちになります。

平昌五輪は、北朝鮮・韓国の南北合同チームとしての参加といい、このドーピング問題を発端としたロシアの参加問題といい、どうも政治色の漂う五輪となってしまいました。

そろそろ、「スポーツと平和の祭典」としての近代五輪にも限界が来ているのかもしれません。残念なことです。



ぽちよろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

ドミトリー・アリエフ、初出場で銀メダル、フェルナンデスは6連覇 ―欧州選手権男子


小DT-QoXsXUAA0gJi
(男子表彰台メンバー)


欧州選手権も昨日の女子とダンスが終わり、あとは本日のEXを残すのみとなりました。結果から行けばフェルナンデスの6連覇となったわけですが、目立った若手の台頭、中堅の充実からして、来期はさらに混戦となるな、と思わせる大会でした。また、複数種クワド持ちのウクライナのパニオット、イスラエルのサモヒンのSP落ち、などもあり、技術的には高いものを持っていても、安定性に欠ける選手の怖さ脆さを認識させられたこともあります。また、FS出場ラインもかなり上がってきており、ユーロ男子も底上げが着々と進んでいるな、という印象も受けました。また、今大会を引退試合とする、としていたらしいドイツのペーターの怪我での棄権はいかにも残念でした・・・。
総合リザルトです。(FS進出選手のみ)
Screenshot-2018-1-20 ISU European Figure Skating Championships 2018 - Men(2)
こうして見るとジーマはじめ、ラトビアのデニス・ヴァシリエフス、イタリアのマテオ・リッツォ、ロシアのアレクサンドル・サマリンと、10代の若手の活躍が目立ちます。まだまだ伸び代の多い選手たちです。ユーロの未来は明るい!
男子表彰式の模様です。


こちらがFSリザルト。
Screenshot-2018-1-20 ISU European Figure Skating Championships 2018 - Men(1)

そしてジーマは、といえば・・・・。FSでスタミナ切れしてまとめられないんじゃないか、という懸念をひっくり返して、しっかりとまとめてきました。クワドルッツを抜き、4T二本、3A二本、という構成でしたが、それが成功しました。とにかく自分のジャンプの質に自信を持っていたからこそできたことでしょう。
そして、今までSP、FSなかなか揃えられない、特にFSで失速する、という印象が強かったのを、難度は下げているとは言え(それでも複数クワドです!)FSもしっかりまとめ、両方ともSBを出した、ということは、これからのジーマにとってとても大きな財産となると思います。それも、自国の五輪選考のかかった欧州選手権、という大きな舞台で!
では、動画行きます。


ナショナルから、また衣装を変えてきました。昨年のFSとちょっと似た色合いですね。シンプルですが上着にドレープが本当に綺麗に入っていて、腰のところの飾りが本当に素敵なアクセントになっています。最初の衣装は素敵だけどちょっと重そうかな、という印象だったので、軽く、シンプルに、と変えてきたのかな、と思いました。
あと、朝の練習にジーマがいなかった、というのを現地の方から聞いていたので、最終グループの登場まで本当にハラハラしていました。したらば、ホテルに靴を忘れて(オフィシャルホテルからメガスポルトまでは結構距離があるそうです)練習に参加できなかった、というオチw(もうー、心配して損したww)。
SPの前には靴ひもが切れる、FSの当日練習には参加できない、というアクシデントが重なったにも関わらず、両方ともSBを出す演技をしてしまうって、実はジーマ、大物?
こちらがジャッジスコアです。
ECFSジャッジスコアDT-AmHTUQAAmq2i
目立ったミス、といえば終盤の3Fがダブルになったことと、最後のスピンがレベル取れなかったことでしょうか。でも、エレメンツにはすべて加点がつき、PCSもハビについで2位。本当に綺麗なジャッジスコアです。
ただ、残念なのは今年からあのくるくる3Fを封印してしまってること。あれは彼独自のものなので、単独3Fを入れるのならどうか復活させて欲しい、と思います。このFSの曲調とも合うと思うんだけどなぁー。
この大会での演技を見ていると、足に心配はないんだな、というのが伺えて、ほっとするとともに、とても嬉しく思います。
ロシアのオリンピックメンバーは21日に発表されるそうですが、多分ユーロ最上位のジーマ、国内チャンプのコリャダーで決まりかな、と思います(というか、これが一番説得力のあるメンバー構成ではないかな)。

そして、6連覇を果たしたハビエル・フェルナンデス。

後半ちょっと乱れて、細かいミスもいくつかありましたが、もうまさにユーロは彼の庭、という感じですね。しっかり仕上げてきました。新衣装もシンプルで素敵。

そして30歳のベテラン、イスラエルのビチェンコ。クワド2本をしっかり決め、若手の台頭の中、ベテラン健在、を見せてくれました。
演技後の激しいガッツポーズが印象的です。


また、男子シングルからは、1~3位までのフェルナンデス、ジーマ、コリャダーと、ラトビアのデニス、イタリアのリッツォ、チェコのブレジナが今日のEXに推薦されました。6人とも、どんな演技を見せてくれるのでしょう?楽しみですね!



ぽちよろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村

ドミトリー・アリエフ、初出場の欧州選手権でスモールメダル(銀)獲得!


小DTwEVfDU0AAfN8Z
(欧州選手権SPより)


さて、新年のご挨拶もしないまま、欧州選手権が始まってしまいました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。m(_ _)m

欧州選手権は、昨日男子SPから始まりました。こちらがリザルトです。(FS進出者)
DTv9Qr1U0AAQFJZ.jpg
目立ったところでは、フィンランドのクワドを跳ぶドクター、ヴェルタネンさん(SPではクワド回避)のFS進出、そして2種以上のクワド持ちであるイスラエルのダニエル・サモヒン、ウクライナのヤロスラフ・パニオットのSP落ち、というところでしょうか。
また、今回はクワドジャンパーに災難な大会だった、というか、難度が低くてもきっちりまとめ、またジャンプ以外のエレメンツでもしっかりレベルを取り加点をもらった選手が上位に来た、という感じです。ビチェンコさん、モーリス、シャフィク、サマリン、といったクワドジャンパーたちが尽く最終グループ落ちしたのにもそれが現れているかもしれません。

そしてロシアンずは、といいますと・・・・

クワドルッツが明暗を分けた、とも言えるかもしれません。競技中にクワドルッツをトリプルに変更し、その他はミスなく終えたジーマが2位、なんとか着氷するも次の4Tコンボが2Tに抜けてしまったコリャダーが4位、4Lz転倒、そして次の4Tも転倒、とコンボぬけになってしまったサマリンが9位。やはりクワドルッツは失敗した時のダメージが大きいのかなぁ、諸刃の剣だなあ、と思わせる大会でもありました。

そして、なんといっても私が嬉しかったのは、ジーマのSP2位発進、スモールメダル獲得です!
ロシア選手権でユーロ進出最後の一枠をセリョージャと争い、僅差でユーロに来たジーマ。もちろん彼が好きだから、というのもありますが、セリョージャを破ったのだからなんとかいい成績を収めてくれ、というのが私の本心でした。(といっても、まさかスモールメダルに手が届くとは!)いや、やっぱり2人とも大好きなのですけれどもね、10年あまりの歳月は重いです。男子SPを見ながら、ああ、ここにセリョージャがいてくれたら…とついつい思ってしまっていました。吹っ切らないといけません。

では、こちらがジーマのSP動画です。



色合いといい、デザインといい、この衣装は本当にジーマに、そしてプログラムにもあっていますね!
演技順はフェルナンデスの次だったのですが、彼に見劣りしない(贔屓目入ってます)スケーティングはまさに若手離れしています。今シーズンずっと悩まされてきた、という足首の痛みもだいぶ良くなってきているようで、伸び伸びと、そして気迫に満ちて演技しているように見受けられました。
最初のコンビネーションジャンプは、本人いわく、跳び上がった瞬間に合ってない、と感じてクワドルッツをトリプルルッツに変更したそうです。そして、次の瞬間、何としてでもセカンドトリプルをつけなければ、と思ったといいます。コンボのファーストが「あれ?ちょっと回転が、降り方が不自然?」と思ったのはそういった葛藤があったからなのですね。
そして、4Tを降りて小さくガッツポーズ。よっぽど3Aには自信を持っていたと見えます。そして魅惑的なステップシークエンス、一生懸命回ってます、のスピン。でも、スピン本当に上手くなりました。特にフライングエントランスからのキャメルスピン。ジュニアの頃はキャメル姿勢を決めてから回りだすまで本当にハラハラしてみていたものですが・・・。なんと、スピンはオールレベル4!

こちらがジャッジスコアです。
ECSPジャッジスコアDTzGIrjU8AAZClM
いやー、ジーマがスピンレベル4をこんな大きい試合で揃えてくるとは!(涙
小塚さんも、「スピンは回ったもん勝ち」、とにかく練習、ということをおっしゃっていましたが、足首の怪我でジャンプが思うようにならない間、他のエレメンツを本当に一生懸命練習していたのでしょうね。ジャンプを含むすべてのエレメンツに加点がつき、自身初めての90点超えのパーソナルベストです!
演技後のジーマのコメント、そしてルカヴィツィンコーチのコメントからすると、足首はもうほとんど心配ないようです。ジーマは、今回は、他に気をそらすことなく、自分のするべきことのみに集中できた、と言っていました。シーズン序盤のGPSの試合では常に悩まされた脚の悩みがなくなった事を喜び、また準備も万全にできていて、気力も充実していた、良い状況で臨めた、と述べていました。

特に、「足が僕を裏切らなかった」という言葉が印象的でした。


そして、ジーマの他にも、ユーロ男子若手の活躍が目立った大会でもありました。
まずは、SP3位だったラトビアのデニス・ヴァシリエフスくん。ステファン・ランビエールコーチの存在に負けていないオーラを放っているのが流石です。


そして、SP6位のイタリアのマッテオ・リッツォくん。ベテランのリギーニさんを破ってこの大会に駒を進めてきました。今シーズンは本当にジャンプが安定していて、氷上に吸い付くように降りてきます。プログラムは「帰れソレントへ」。現在ペアで活躍しているヴァレンティナ・マルケイさんのシングルとしてのラストシーズンのプロでもありましたね。


五輪が終われば、選手もだいぶ入れ替わり(寂しいことではありますが)、彼らの時代が来るのかもしれません。いや、コリャダー、サマリン、といったロシアンずもまだまだ若いんですがね!

そして、明日19日には男子のFSが行われます。なんと、ラスボスはジーマ!なかなかSP,FSと二本揃えることができないジーマですが、本人もコーチも口を揃えて怪我は問題ない、と言っているので、あのはメンタルのみ!SPの時と同じ気持ちで、気迫を込めたスケートをしてください!笑顔で終わることができますように!

みんな怪我なく神演技!でお願いしたいです!




ぽちよろしく、更新のモチベになります
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
にほんブログ村

こちらも
blogram投票ボタン
プロフィール

Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

カレンダー
09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
294位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ウィンタースポーツ
21位
アクセスランキングを見る>>
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

拘りと屁理屈
検索フォーム
カテゴリ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR