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セルゲイ・ヴォロノフ ベテランへの試練 ―ロシア選手権男子総括(1)


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(ライブストリーミングより)


さて、今回からは私個人の推しに焦点を当てて振り返ってゆきます。
まずはセリョージャ。
今回は、セリョージャ、アリョンカ、リーザと、男女ともにベテランには厳しい大会となりました。
特に今年のセリョージャは、インタ等読んでも公私等充実しているのが感じられ、GPSではロシア男子唯一の台乗りを果たし(CoC3位)、海外の解説者からも「やっと彼は自分の居場所を見つけた気がするね」とその充実ぶりを評価されていただけに…。
本当に、なんというか今年のセリョージャは「やってくれる感」が半端なくて(ファンの欲目かもしれませんが)台乗りは間違いないだろう、と思っていたのです。が・・・

ただ、セリョージャにとってナショナルの鍵はSPの3AとFSの2本目のクワドだろう、と思っていました。なぜなら、今までセリョージャはSPの3Aが抜けた年(2010-11シーズン、昨シーズン)、表彰台を逃しているからです。

しかしまさかこういう結果が待っているとは。まあでもそれがセリョージャだよなぁ、と長年応援してきたファンとしては思います(苦笑
でも、そんなジェットコースターみたいなアスリート人生送ってるセリョージャが、そんな中を生き抜いている彼が、好きで好きでたまらなくて、ここまで来たのですから。

まずSP。ロシア語解説で。
 4T-3T / 3A 3Lo

あまりジャンプの調子が良くなかったようですが、それでもしっかりと降り、ベテランらしくまとめてきました。終了時点でコリャダー、サマリンについで3位。
このSPプロ、私は正直すごく好きなのです。
けれども、なぜか何かが、そううまく言い表せないのですが、最後の1ピースが足りない、というか上手くはまっていない気がして…。それがはまれば本当にドカーンと人々を落とし込むような凄みのあるプログラムになっていたと思うのですが―。なんとも歯がゆい感じが最後までぬけませんでした。
セリョージャは、自分との戦いだったから、出来については満足している、ただ3Aに入るときは去年のこと(抜けてしまったことだと思います)を思い出してしまった、とコメントしていました。そして、GPSよりもナショナルの方がハードだ、とも述べていました。
確かにそれはわかります。GPSの方がはるかに強敵は多いでしょうが、失うものはあまりない。とにかく挑戦者としていけるでしょうが、ナショナルはISU選手権への道がかかっています。それを失う、ということは自らの将来にも直結してきます。ベテランであるが故に、それは重い。
セリョージャはそれを痛いほどわかっていたはずです。

そしてFS。4T 3A 4T<+REP 1A / 2Lz 3S 3Lo-2T-2Lo 2A-2T

4Tにセカンドをつけなかったのを見て、正直不吉な予感がしました。セカンドをつけられる質のクワドを2本目で跳べるだろうか・・・?
案の定、転倒。
体の痛みか、次のコレオシークエンスもなんとなくキレがいつもよりないように思われました。そして焦りが出たのか、アクセルはシングルに・・・・
もう私はこの時点で見ていられず顔を覆ってしまいました。そして次に画面を見た時には、「全く何をやってるんだ俺は」と言わんばかりに乾いた笑いを残してリンクをはけるセリョージャでした―
クワド1本にして、しっかり演技を固めてゆく、という道はなかったのかとも思われそうですが、ベテランに厳しい状況を知っているセリョージャとしては何としてでも2位を目指したかったでしょうし、3位となれば若手優先、となっていただろうことも否定できません。
そして彼は昨年の国内大会でサマリンに敗れていますから、サマリンの安定した強さをかなり意識していたでしょう。セリョージャとしてはクワド1本、というのは最初から選択肢に入っていなかったと思います。
そして彼はそれを選び、そして敗れ去った。
何度も繰り返し動画を見ていますが、致命傷となったのはクワドの転倒ではなく、それに続く3つのジャンプミスです。まさに「ヌケはコケより…」になってしまいました。そしてサルコウの得意な彼がそれでミスる、ということは相当な動揺、というか葛藤があったのだろうと思います。
クワドの転倒から、焦りを振り切って、萎える気力と必死に闘っているような彼の演技を見ると、涙なしではいられません。
残念ながら、後半はほとんど自分との戦い、という感じで、音楽に気を向ける余裕もなかったのでしょう、PCSの低さがそれを表しているような気もしました。

そして、セリョージャの13年連続のロシア選手権は今までの最低の成績(これまでは初出場、2回目の6位)となる7位という結果に終わりました。が、これだけ長くナショナルに連続して出場してきて、2桁順位が一度もない、というのもすごいことです。ちなみに今大会の最年少であるスキルダくんは13歳、セリョージャは彼が生まれたばかりの頃からずっとナショナルで戦い結果を残し続けている、ということなのですから。

今はとにかく、心身を休めて欲しいと思います。どん底に落ちたらそれは自分でしか這い上がれない、ということは彼が一番よく知っているでしょう。

来期、いや、できることなら2月のロシアンカップファイナルで彼の元気な姿を見たい・・・・。心からそれを願います。


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テーマ : フィギュアスケート
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俺はまだ終わらねえ

こんにちは。今回も素晴らしいブログを書いてくださりありがとうございます。それにしても日本といいロシアといいナショナルの結果はベテランひとっては厳しいものとなりましたねv-292今季の彼はネペラ杯で優勝し、スケートアメリカでは4位、中国杯では3位で最年長の彼がロシア男子唯一の台乗りでグランプリファイナル補欠と好調だったので私も「ナショナルでも台乗りしてユーロや世界選手権でみれるのでは?」と期待し、私自身Coc翌日に捻挫してそれが元でこのコメントを書いた日まで薬を飲むという災難にみまわれましたが「これもセリョージャがナショナルで良い結果を出してくれるためなのだから頑張ろう」(あきれてかまいません)と思いつつ日々生きてきたほど期待していたのです…spは着地は乱れていたもののきっちりまとめ、さあスケアメ超えをとわくわくしていたfpでしたがかれは2クワドに挑戦して失敗しましたが私は彼のトライを称えたいです。また3Aが1Aになったりミスしても諦めない彼の姿やフィニッシュの表情に私は感動を通り越した何か深いものを感じました。結果は残念でしょうが、私は彼がまだ辞める訳ないと確信しています!それどころか、来年のナショナルで最善の結果を出して三度目の正直で五輪代表に選ばれていると信じていますwwぜひエクソジェネシスは持ち越しで!私は彼が再び輝く姿をみれるのを待ってますe-281そして涙もそれまでにとっておきます。がんばれ!セリョージャ!
プロフィール

Dora Quadski

Author:Dora Quadski
確かにフィギュアはジャンプだけじゃないですが・・・でも、やっぱりジャンパー・タイプのスケーターが好きです。
最近応援しているのは、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフと、2009年に国別で来日した際に惚れ込んだコンスタンチン・メンショフです。
日本では小塚崇彦君、町田樹君を絶賛応援中!
 
他に、 『スター・トレック』(特にTOS 、TNG)も大好きです。
中でも、P・スチュワート扮するピカード艦長の大ファンです。もちろん、P・スチュワート自身も!
ただ、性格的にはヴァルカンに憧れるクリンゴンって感じかな(笑)ウォーフとサレックに惚れてますw。

そうです、わたしはトレッキー&シャーロッキアンなのです(笑)

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